電球型蛍光灯照度調査


アクアで良く使用されている蛍光灯、皆さんもいろいろな製品をお使いと思いますが、点灯方式で分類すると次の三種類に分類されます。

グロースタート式
グロー放電管の放電時に蛍光管のフィラメント(電極)に通電して熱を発生させ放電しやすくし、グロー管の放電がON/OFFする時に安定器(チョークコイル)に大きな起電力(電圧)を発生させ、蛍光管の点灯を開始させる最も一般的で安価な方式。
ラピッドスタート式
安定器(チョークトランス)の巻き線を工夫し、フィラメントの加熱と点灯時の高電圧発生を同時に行なわせる点灯方式。(消耗品である点灯管不要の為、オフィスや学校などで多く利用されるが、蛍光管が専用になり、安定器も大きく高価になる。)
インバータ式
点灯管と安定器の働きをすべて電子回路に置き換えた駆動方式。
駆動周波数を商用電源の50or60Hzから50〜100KHzへと1000倍以上にアップさせているのでチラツキが無く、蛍光管が消えている時間も無いので他の方式と比べると同電力なら20%明るさが増し、同輝度なら20%省電力となり発熱も少なくなる。
巻き線型の安定器が無く、小型の高周波コイルだけで済むので銅損が少なく効率も良くなるため発熱も少なくなり、機器自体も軽くなる。
この★かつワル★ではかつさんがインバータへの改造を行なって紹介していますが、ここでは改造しなくてもインバータ式が手軽に使える、小型水槽向けの電球型蛍光灯について明るさを調べてみましたので報告致します。

<調査対象>

今回、ねじまき鳥さんが購入されたクールボールレフという輸入物の電球型蛍光灯をお借りする事ができましたので、私の使用しているパルックボールと比較して照度を測定してまとめてみました。

クールボールレフ:(CB−1490FC)

高効率インバータ回路を内蔵し、省電力で高性能とホームページで説明されておりました。省電力、長寿命を主目的にしておりますので、いわゆる100Wタイプが無く、光束自体は小さいのが残念ですが電球自体がレフタイプの為、ランプシェードが要らないメリットが有ります。

※クールボールは株式会社熱研が日本総代理店なので、検索かけてみて下さい。

パルックボール:(EFD22ED


一般的に売られているパルックボールの100Wタイプ(電力22W)で、U字管むき出しの高光量、長寿命タイプです。

なんと言っても容易に手に入り、安価なのが最大のメリットでしょう。




これら2点の仕様比較をしてみました。
項目:型名 クールボールレフ /パルックボール
(CB−1490FC) /(EFD22ED)
電球相当W数 190/100(正面輝度:W)
外形寸法(mm) 95x154/ 50x130
口金 E26 / E26
消費電力(W) 14 / 22
全光束 (lm) 900 / 1370
定格寿命(h) 10,000 / 8,000
重量 (g) 165 / 90
効率 (lm/W) 64.29 / 62.27
色温度 (K) 5,000 / 6,700
演色係数(Ra) 不明 / 88


やはり、効率はクールボールが上、明るさはパルックボールに軍配と言うところです。
クールボールレフに22Wタイプが有ればパルックボールを凌駕するでしょうね。
次に実測結果を示します。
クリップライトに両方のランプを取り付け、点灯30分後に測定しています。
測定器:TOPCON製デジタル照度計 IM−3
測定距離:30cm


パルックボールはその形状からわかるように、正面より側面方向に多くの光を出します。
そのため、裸状態の正面では14Wのクールボールレフより暗くなります。
しかし、反射シェードを追加してやるとデータからもわかるように裸状態の2.3倍、クールボールレフと比較しても2倍の明るさになります。反射シェードの追加がいかに効果的であるかが、良くわかると思います。



アルミ箔反射シェードは厚紙に両面テープでアルミ箔をしっかりと貼りつけて扇状に切り、巻いてクリップライトに追加したもので、側面から見てパルックボールがはみ出さず側面光を正面方向に反射させるようにしたものです。