phなんて気にしない!?


ゴールデン・ゲルモゲニーを、私が純淡水で飼育しているのを見て驚いている方がいらっしゃるようですが・・・
私にはそんな大層なことでもないんですが・・・。
だってショップではソイル水槽の中でエンゼルフィッシュと混泳していたのですもの。
といっても、クリスタルレッドをサンゴ砂水槽に入れておきながらブラックピートぶち込んでるような、何がしたいねん!ってショップもあるので、ショップの水槽見ただけで判断すること出来ないですけどね。

もともと私ってphをあまり気にしないんですが、と言うより計ったこと無いような・・・
この辺の考え方について一発書いときましょう!
でもでもこれは私が勝手に考えてるたわ言なので、賛否両論あるでしょうなあ。
まあえっか。

では行きまっせ!

普通海水魚は淡水で、淡水魚は海水で生きていけませんよね?
なぜか知ってます?
これは魚がもつ浸透圧調節機能の違いによるものなんですねえ。
浸透圧調節機能って何じゃ?
ぼちぼち説明しましょうか。

まず、浸透圧ね。
半透膜で隔てられた濃度が異なる2種の液体は、濃度の薄いほうから濃いほうへ半透膜を通過して行きます。 なんじゃそりゃ? ははは!
半透膜って???
半透膜とは、ある成分だけを選択的に通過させる膜です。(細胞膜は半透膜です)
このような現象を浸透現象って言いますね。
浸透する液体が半透膜に与える圧力が浸透圧!

わかるかな? ちょびっと難しい?

ではでは簡単に説明しましょう!

淡水魚の場合・・・
お魚の体液は水槽の水より濃度が濃いですね。
浸透現象は濃度が薄いほうから濃いほうへですから、この場合・・・・・
水がどんどんお魚の体に染み込んでくるんですねえ。 ぶよぶよ! ははは!
浸透現象によって体に染み込んできた水分をどう処理するんでしょうか!?

まず、ぶよぶよにならないために、淡水魚は一切お水を飲みません。
で、体に染み込んできた水分をどんどん尿として排出するんです。
淡水魚の腎機能はこの機能に特化されています。
だから、すごく薄い尿を大量に体外に排出する構造になっているんですねえ。
アンモニアなどの排泄物はエラから体外に排出します。

一方海水魚君は・・・
お魚の体液より海水のほうが濃度濃いんです。
浸透現象は濃度が薄いほうから濃いほうへですから、この場合、・・・・・
魚の体液がどんどん海水中に吸い取られていってしまいます。
だから海水魚は海水を飲んで水分補給します。
でも、濃度の濃い海水をがぶがぶ飲んでたら体に悪いでしょ?(塩分取り過ぎ!)
だから、海水魚はめっちゃ濃い尿をほんの少量するんですねえ。(体から水分を極力出さない)

以上のように、淡水魚と海水魚の浸透圧調節機能はぜんぜん違いますから、お互いが淡水や海水では生活できません。
ちなみに・・・・
淡水魚が海水に入ると・・・・体中の体液が海水中に吸い取られ、水中にいながら体が干からびてしまうっていうような、なんとも不思議なことになってしまうんですねえ。

では気水魚は????
一応浸透圧調整機能が高性能のようなのですが、これがようわからん! ははは!
汽水魚の浸透圧調節機能について書いてる本に出会ったことないんですなあ。
と言うことで、ここからは私の空想の世界です。

汽水魚って言っても、もともと海水魚的な体の構造してるのが汽水域に来たのか、はたまたその逆なのか?
両方の場合があるように思うんですよね。
そもそも安定している生態系が出来るまでは、そりゃあいろんな遷移の過程を経てきたと思います。
(遷移の意味については・・・・・ここでは省きます)
そこで、こんな考えできんやろか?
生態系が安定し、それぞれの構成員が自分の生活圏に馴染むまでの道のりには二種類ある。
自分にとって大変居心地が良いからそこにいる場合と、いややけけど仕方なくそこに追いやられてしまって馴染まざるを得なかった場合。

ほんまは淡水がお好みなんやけど、遷移の過程での競争で追いやられ、仕方なく汽水域に住まざるを得なくなった。
またこの逆も考えられますよね?
もしそんな魚がいれば、今は汽水域で生活してるけど、淡水にすぐ馴染み、もっと言うなら淡水の方が元気100倍!
汽水域の魚って結構そんなんばっかりやったりしねて。 ははは! これはちょっと飛躍しすぎかな?

余談ですが・・・って全部余談みたいなもんやな。
メダカによく似たカダヤシいるでしょ?
カダヤシは浸透圧調節機能が発達してるようで、ゆっくりと慣らしていけば、海水魚と混泳できるそうですよ! お〜〜〜!
グッピーと言うと塩水ってイメージ強いですが、カタヤシ科のお魚はもともと塩水のほうがお好みなのかもね。。

もう一発余談ですが・・・・
白点などの寄生虫系の病気のときに塩入れるでしょ?
あれは浸透圧を利用してるんですねえ。
魚は耐えれるけど、寄生虫は浸透圧調整できずにやられてしまうんですよ!

またまた余談!
ハイポニカ栽培って知ってます?
一株のトマトが巨大化して木になり、数万個の実をつけるってやつね。
植物は土があるから育つって既成概念持ってますが、ハイポニカを考案した人は、まったく逆の発想で、
そもそも植物の成長には土が邪魔になっとるんや〜〜〜〜!と考え、栄養分のコントロールと、根っこへの酸素補給というやり方で、完全な水耕栽培でそんなトマトの巨木が誕生したんですねえ。
トマトの〜〜びのび楽々!

最近Q&Aで一年草について話題になってましたが、あれもおもろいね。
同じ植物でも気候によって一年草になったり何年も元気に育ったり。
ある程度季節に変化がある土地で育った有茎類ってほとんど陸上では一年草でしょうね。でも水槽ではどんどん子株や新芽が出てきて延々と枯れませんね。

かなり話はそれてきましたが・・・・
生き物はその生息していた場所と同じ環境を作ってやるのが失敗しにくい! これは紛れもない事実です。
でも、それ以外の環境でもめっちゃ元気に生活できる場合もいっぱいあります。
クリスタルレッドなんかもその典型ちゃうやろか?
弱酸性がいい!っていって爆殖させてる人がいれば、うちのように弱アルカリで増やしてる人もいますね。 どっちやねん!
そもそもビーの故郷の香港って水質どんなん?

phショックって良く言われていますが、これっていったい何がショックなん?
実はこのphショックって、浸透圧調整できずにショック受けるんですよ!
phによって浸透圧が変わるんですねえ。

ゆっくりゆっくり水合わせすると、うまく浸透圧調整できて、その水に馴染むこと出来るんですね。
水合わせしてるとき・・・・・
そろそろ浸透圧調整できたかな〜?などと思い描きながらお魚を観察するのもおもろいかもね。

私があまりph気にしないのは・・・・って言うよりph計ったことないんですが・・・・
うちの水槽はみんな微妙にアルカリ向きの中性。
日本の水道水がだいたいph7.0〜7.4ぐらいで、phにあまり影響与えない底砂を使っていたらそうなる水槽多いんじゃないかな?

アジアブリードの魚ってだいたい中性付近でブリードされてるんです。
ということは、そんな魚って生まれ育った環境が中性なんです。
もともとの生息域は弱酸性の魚がいても、中性で生まれ育った魚ってすでに中性が故郷になってるんですよ。
私が買う魚ってアジアブリードがほとんどやから、中性で大丈夫大丈夫って感じかな?

ワイルドものなんかはやっぱり生息域に似た水質作ってやらないと厳しいですがね。

また、それぞれの魚の体のつくりにより、浸透圧調整機能が発達していて水質に馴染みやすいのとか、絶対こんな水質しかいやじゃ〜〜〜〜!って魚も一杯いるでしょうから、一概にこうだ〜〜!って言いきるのは難しいですけどね。
これは、先人諸氏の経験に学ばせていただいたり、自分で経験していくしかないですな。
ちなみに、Do itさんちのアフリカンは中性で元気に子作りに励んでますぞ! お〜〜〜〜!


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