その 「アクアリスト誕生物語(前編)」


8月某日、ピーカンに晴れた暑い日に、家族サービスとして子供を連れてザリガニ釣りに行くことに・・・。
東京都内のとある場所へ向けて車で出発。
私が子供のころには1本20円の“モンジロウイカ”を駄菓子屋で買って、まわりの味のついた部分を舐めながらザリガニ釣りに行ったものですが、今はそんな駄菓子屋も無い為、コンビニでおつまみ用の“イカげそ”300円を買っていざ目的の場所へ。
そこは、水深15cmぐらいの田んぼのような所の周りにある、幅1.5m、水深30cm程度の水路状の場所です。
ザリガニがいるわいるわ、底一面に絨毯状態になっているのでは?と思えるぐらいの入れ食い状態です。
1時間もやっていると、洗車用バケツに半分ぐらい釣れてしまいます。
はじめは息子にやらせていたのですが、ゆっくりと糸を手繰り寄せることが出来ない為(年齢のせい?それとも性格のせい?) パパに貸してみ、と道具を取り上げて、パパがいつのまにか一生懸命がんばっていました。
釣ったザリガニを6匹ばかり、子供の情操教育の為という理屈を作り、本当はパパが飼いたいという本音をうまく隠しながら家路につこうとしたところ、すぐそばにある小さな池のほうでも何か採っている人がいたので見に行くと、なななんと小さな魚がオタマジャクシ軍団と仲良く泳いでいるではないですか。
これを放っておく手はないと、またまたパパの出番です。
息子の網を奪い取り、大奮闘してメダカ8匹、ドジョウ3匹、ヨシノボリ4匹、スジエビ3匹というバラエティに富んだ水中生物達をつかまえることが出来ました。
これがホントに東京都内での出来事なんですから、わからないもんですね。
あと、その池には水草が爆繁殖していたので、水草も5〜6本ちょうだいしました。
(後でわかったのですが、水草の正体はカボンバでした)
戦利品を、子供がダンゴ虫を入れる為に買い与えた小さなプラケースに入れて持ちかえろうと決意し、家路についたのは良いが、何で飼おうかとふと思案。
そこで、帰りに近所のアクアショップに立ち寄り、たかがメダカということでテトラのメダカセットという小さなプラケース程度の水槽?と大磯を購入し、ザリガニへはこれまた近所のスーパーで、赤札の付いた押入れ収納BOXを購入しました。
さあ帰宅。 
いよいよ購入した飼育器具(と言えるような物ではないですね)をセッティングしようと採ってきた生き物を見ると、なななんと半数が死亡している!!
夏の高温時に、クーラーがかかっているとはいえ車中は小さな生き物達にとっては耐えがたいものだったのか。
急いでメダカセットと大磯を洗ってセットし、水合わせも知らない当時の私は採ってきた生き物達をいきなりとぽんとぽんと入れていく。
しばらくすると魚の体表に白い膜のような物ができ、またもや1匹また1匹と死亡。
本当になにも知らなかった当時の私は、死亡原因が池の水と水道水(コントラコロラインは使用してました)と違うのだから仕方が無いと思いこんでいました。
結局、メダカ3匹とドジョウ3匹が生き残ったのみでした。
知らないとはいえ大変可愛そうなことをしてしまいました。

〜 後編へつづく 〜