こんな時にはこの一冊

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竜馬がゆく  司馬遼太郎 文春文庫(文庫) 全8冊
「こんな時にはこの一冊」の記念すべき1冊目にはやはりこの本を紹介させていただきたいです。
この本は、私が本を読み始めたきっかけになったものなので、個人的に大変思い入れがあります。

時は幕末、長く続いた鎖国体制の日本に、世界の強国があまりにも強力な兵力を持つ“黒船”で押し寄せてきて、開国をせまる。
その時、徳川幕府には、日本をまとめ上げ、外国に立ち向かうだけの力がすでに失われていた。
そういう時代に、薩摩藩、長州藩と並び有力藩の3本の指に数えられる土佐藩の下級武士として生を受けた坂本竜馬が、武士意外は人間扱いされないような当時、自分の思う通りに生きたいと土佐藩という大きな看板を捨て、どこの組織にも属さない全くの一匹狼である“浪人“となり、自由奔放で既成概念や伝統に全くとらわれることなく、自分のやり方で近代日本への扉を開く。

坂本竜馬が、日本という国を救う為の自分のやりたい事、やるべきことを見出し、日本を救った最大の功労者であるにもかかわらず、非業の死を遂げてしまうまでのあまりにも短く、しかしながら太く生きた激動の生涯を描く、天才司馬遼太郎の代表作といえる一冊です。

この本を読むと、まさに命を掛けて、自分たちの命と引き換えに、日本に夜明けをもたらしてくれた先人諸氏への感謝の念を覚えずにはいられません。

一人の人間が、組織という看板に頼らず、自分のやり方で、自分のやりたいようにやり、大きな仕事を成功させてしまうという内容が、視野を広げてみたい時、既成概念にとらわれがちで、行き詰まりを感じている時に、頭を切りかえる為のヒントを与えてくれるのでは?

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書名

著者

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霊感・霊能の心理学  中村希明 朝日新聞社(文庫) 全1巻
・車のヘッドライトに映し出される白い女の幽霊の正体は?
・旅先のホテルや旅館に出る、その部屋にとりついた幽霊の正体は?
・墓場を歩いているときに、急に霊にとりつかれる憑依現象とは?
・川の向こうに花畑が見えたなどという臨死体験とは?
・体がだるく、無気力状態が続くが、病院では何も無いと診断されたので霊媒師に相談に行ったら悪い霊がとりついていると言われたといった霊視とは?

これらのような心霊現象、怪奇現象などといわれる不可解な現象を、精神科医という立場の著者が、「ヒステリー性人格乖離」、「間隔遮断性幻覚」、「暗示」、「睡眠」など、心理学的観点より鋭く解剖します。

この一冊を読むと、今まで怖くてしようがなかった幽霊が全く恐るるに足りないものであると実感でき、人生変わるのでは?。

いかがわしい宗教のマインドコントロールテクニックや、霊感商売のテクニックにも言及しているので、こういったものに騙されやすい人にも一見の価値ありです。

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兎の眼  灰谷健次郎 角川文庫(文庫) 全1巻
小学校の横に塵芥(じんかい)処理所がある。 昭和初期に立てられて以来改良されず、なにかと問題が多い、そんな処理所内の長屋に住む「鉄三」。
一言も口を聞かず、表情も変えないで、決して心を開こうとしない。

新任美人教師の小谷先生は、鉄三の理解できない行動に、一時は教師をやめようと思い悩むも、鉄三の心に秘めた“たからもの”に触れることにより、本当の教育の意味を知る。

忙しい日常に追われ、遠く忘れ去っていた、子供の世界、子供の視線を取り戻させてくれ、心のふれあいの大切さ、本当の教育の意味を考えさせられます。

17年間の教師生活にピリオドを打ち、沖縄、アジアを放浪した後に田舎で自給自作生活をおくる著者の代表作と呼べる一冊です。
この一冊を読むと、灰谷健次郎ワールドのとりこになりますよ。

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たった一人の生還  佐野三治 新潮文庫(文庫) 全1巻
国際外洋ヨットレースで、日本からグアムまで憧れのヨットマンと航海するという夢がかなった著者。

悪天候の中、大きな崩れ波に呑み込まれた「たか号」は、自然界のあまりにも圧倒的な力により、一瞬にして転覆する。
そこで生き残った6人は、一つの救命用ゴムボートに乗り移ったのだが・・・・・。

食料も水も何も無い極限状態の中で、一人、また一人と命のともし火を消していく。

そんな中、たった一人生きて還ってきた男の壮絶な27日間の闘いを綴ったノンフィクション作品。

この一冊を読むと、小さいことに悩んでいた自分に腹立たしささえ覚えてしまいます。

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冊数

環境保護運動はどこが間違っているのか? 槌田敦 宝島社文庫(文庫) 全1巻
○牛乳パックはリサイクルすべきだ。
○再生紙や発泡スチロールトレーのリサイクルは地球にやさしい。
○分別収集運動でゴミ問題は解決できる。
○自然食運動で「安全」と「健康」が手に入る。
○炭酸ガスが増えると地球は温暖化する。
○科学技術でエネルギー問題は解決できる。
この中で一つでも信じていたものがあれば、あなたは世の中の嘘に躍らされていたことになります。
政治や企業の思惑から、大衆が騙され、煽られ、地球を?な方向に導こうとしています。
環境問題をテーマに、世の中の大嘘をわかりやすく説いている興味深い1冊です。
あなたは大丈夫?

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ワイルド・スワン ユン・チアン 講談社文庫(文庫) 全3巻
ある15歳の少女が当時勢力を持っていた軍閥将軍の妾となる。
時は1924年、この少女は著者の祖母である。

その後、日本人の支配する満州国の成立、戦後の国民党と共産党の勢力争いなど、世の中がめまぐるしく変わっていく。
そんな中、著者は誕生する。

共産党が全土を鎮圧し、主導者の毛沢東が独裁的な地位を得、共産党員の過去を徹底的に探っていく。
少しでも国民党とのつながりがあるような可能性がある者にたいしては、それが事実かどうかにかかわらず、罪人の烙印が押され、人として生きていくことが出来なくなる。
しかし、著者の母は嫌疑を掛けられてしまい、今までエリートとして恵まれた地位にいた家族が
一転地獄の生活を強いられることに。

大躍進政策をはじめとし、その政策がことごとく失敗し、自分の地位に危惧を覚えた毛沢東は、「文化大革命」の名のもと、従来の文化を徹底的に破壊し、自分の地位を安定させるような文化の創造を図る。

はたして著者が羽ばたくことが出来る日は来るのであろうか?

自分以外は誰も信じることが出来ないような環境の中で、祖母、母、自分と女3代に渡って味わった、想像を絶する壮絶な生き様を綴ったノンフィクション作品!
近代中国の、誰も口を閉ざして語らない現実を目の当りにし、世界中の人々が衝撃を受けた800万部を超えるベストセラー!

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「四億年の目撃者」
シーラカンスを追って
サマンサ・ワインバーグ
戸根由紀恵 訳
文春文庫(文庫) 全1巻
1938年12月、アフリカ大陸の南端、イーストロンドンで、今までに見た事もないような綺麗な魚がトロール船で捕獲されました。
その魚は、今から7000年も前に絶滅したとされていたシーラカンスだったのです。
四億年以上も前からその姿を変えることなく、悠久の時間を経て、今もなお生き続けていたのです。
世界中でこの大発見に衝撃が走りました。

その後、現在までの60年あまりにわたって、生きた化石シーラカンスに魅せられた人々が繰り広げる人間模様。
人間の飽くなき欲望に翻弄され、その個体数を減少させるシーラカンスの将来は!?
人間の欲望の愚かさと、一つのものを追い続ける人間のすばらしさを描いた作品です!

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