その8 「物差し」
人は、自分の物差しを基準にして情報を収集、分析、判断し、言動を決定付けます。
これは、生きていく上であらゆる場面に共通します。人は誰しも1本ではなく、数え切れないほどの本数の物差しを持っています。物差しの長さ及びその伸長速度については、人によってそれぞれ違いがあるようです。
ただし、その決定要因については私にはわかりません。また、物差しの本数及びその種類にも個人差があるようです。ある事象に対面した時、人はまず、自分の持つ数多くの物差しの中からその事象に対応する上で最も適した物差しを選択します。そして、選び出した物差しで、対面した事象の尺度を計り、次の言動を決定付けます。それでは、ある事象に対して対応し得る種類の物差しを持ちあわせていなかった時、または、自分の持つある事象に対応する種類の物差しが、その事象に対応し得る長さに足りなかった場合、対応を誤らない為にはどうすればよいのでしょうか?それには、自分がその事象に対応し得る種類の物差しを持ち合わせていないこと、あるいは、自分の持つその事象に対応し得る物差しが、その事象の尺度を図るには長さが足りないということを認識することではないかと思います。