コケの種類
コケ植物は、蘚類(セン類)、苔類(タイ類)、角苔類(ツノゴケ類)の3種類にわかれます。
植物学的にこれら3種の違いをこの場で説明するのはあまり意味をなさないと思いますので、園芸的な観点として、外形の違いを解説するにとどめます。これら3種類を外形から判断すると、次のようになります。「セン類」セン類は全て茎と葉がはっきりと区別できる形状を持つ。
このような形状を“茎葉体”と言います。「ツノゴケ類」ツノゴケ類は全て茎と葉の区別がなく、全体が平べったい葉のような形状を持つ。
このような形状を“葉状体”と言います。「タイ類」タイ類は一般的には茎葉体を持つものが多いが、葉状体を持つものもあるので、外見で見分けるのは困難です。ガーデニング(園芸)で栽培されるコケは、その目的から美観を必要とされますが、そういう意味で、セン類が用いられます。
葉状体を持つツノゴケ類やタイ類は結構グロテスクな形が多いので、ガーデニングで使うには少々難しいです。一口にセン類と言っても、その種類は膨大な数に上ります。
この膨大な種類のコケを厳密に見分けていくとなると、肉眼や虫眼鏡程度では歯が立たず、顕微鏡の世界での分類になってしまいます。
ただし、高山などに生育している種類は低地での育成が不可能なので、低地での育成が可能、比較的丈夫、空気の悪い環境下でも育成可能というように条件を絞り込んで行くと、ガーデニングに使用出来るコケ類は大変少数になりますので、植物学者を目差そうという方以外は、コケの分類にあまり神経質にならない方がよいでしょう。
〜 戻る 〜