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北村高圧株式会社(会社案内)
   
 
瓦屋根標準施工 耐震・耐風工法(ガイドライン工法)
 
   
 

 瓦屋根はわが国の建築、特に木造住宅において欠かせない屋根講法であり、また長い歴史と伝統を持つ世界に誇れる講法でもあります。しかし、強風や地震という自然の力に対して脆弱な講法であったことも否めません。地震についていえば、思いつくところだけでも1995年の阪神淡路大震災、近くには2004年10月の新潟県中越地震、2007年3月の能登半島沖地震、2007年7月の新潟中越沖地震などにより、多くの住宅の瓦屋根が被害を受けたことは枚挙にいとまがないです。もちろん、このような自然の脅威に対して、関係者は安呑としていたわけではなく、先達による様々な工夫や改良が施され今日に至っているのですが、未だその効果は不十分と言わざるを得ない状況と思われます。
 このような瓦屋根の風や地震に対する脆弱性を改善するために、科学的技術データに基づいた瓦屋根の設計、施工の方法「ガイドライン」として、2002年に「ガイドライン工法」が施行されました。瓦屋根に限らず、伝統と歴史ある建築様式や講法の良さを残していくということは大変重要なことであり、そのためには、先端的科学技術の光を当て、それらの性能を評価するとともに、それらの弱点を改善していくという手法が、新しい世紀には是非ともとられるべきであります。瓦屋根にあっても、今後とも科学技術的アプローチを続け、より信頼性の高い講法を確立していくという気概であります。

 
   
 
屋根ふき材(瓦)に関する関連法令告示
 
   
 
外装材等に関係する法令の条文及び告示の概説
 
   
 
■建築基準法
・法第20条(構造耐力)
 
 
 この条文では、すべての建築物について、安全な構造でなければならないこと、および一定規模以上の建築物については、構造計算で安全な構造であることを確認しなければならないと規定している。
 
     
 
■建築基準法施工令
・令第36条(構造方法に関する技術的基準)
 
 
 建築物の荷重、外力に対する安全上必要な構造方法を定めている。小規模な建築物の場合には、仕様規定に従う構造方法でもよいと規定されている。
 
   
 
・令第39条(屋根ふき材等の緊結)
 
 
 この条文では、屋根ふき材について、風圧力や地震等の震動によって脱落しないように規定している。これが、いわゆる仕様規定を定めた政令である。
 その構造方法については、昭46告示第109号で具体的に定めている。
 
   
 
■建設省告示
・昭46告示第109号(屋根ふき材、外装材及び屋外に面する帳壁の基準を定める件)
 
 
 屋根ふき材は、荷重、外力に対し脱落、浮き上がりを生じないように、たるき、梁、けた、野地板、その他これらに類する構造部材に取り付けること。また、屋根ふき材や緊結金物等について、腐食や腐朽するおそれのある場合は、有効なさび止めや防腐のための措置をとること。さらに屋根瓦について軒やけらばから二枚通りまでを一枚ごとに、その他の部分のうち棟については一枚ごとに、銅線、鉄線、くぎ等で下地に緊結し、またはこれと同等以上の効果を有する方法ではがれ落ちないように葺くことを定めている。
 
   
 
仕様規定
 
 
 令第39条が基となる規定で、それには外装材等は、風圧や地震などの震動や衝撃によって脱落しないようにしなければならないと規定されている。
 この具体的な技術基準は、昭46告示第109号で規定されており、その内容は、対象により多少のニュアンスの違いはあるが、大略次のようになっている。
 外装材等は、荷重または外力によって脱落しないようにしなければならない。そのために野地板等の構造部材に緊結しなければならないと規定している。なお具体的な荷重、外力の大きさ、構造部材の強度などは規定されていない。
 
   
 
工法点検マニュアル
 
   
 
2階建て住宅を想定した場合の長野県においての仕様を紹介する。
 
   
 
ルーフィング施工方法
 
ルーフィング施工方法

●ヨコの合わせは200mm以上重ねること
●タテの合わせは100mm以上重ねること

 
●立ち上がりは300mm以上とする。
アスファルトルーフィング940以上の製品を使用。
タッカーによる穴あけに注意。
J形平瓦施工方法
 
F形平瓦施工方法
 

●雪止瓦は全数桟木にステンレス釘及びビスで留め付けること。
●最上部半桟瓦は全数留め付けること。

 

●全数留め
●雪止瓦は全数桟木にステンレス釘及びビスで留め付 けること。
●桟瓦は全数留め、ステンレス釘・ステンレスビスで瓦桟木に緊結すること。
●最上部半桟瓦は全数留め付けること。

S形瓦施工方法    
   

●雪止瓦は全数桟木にステンレス釘及びビスで留め付けること。
●最上部半桟瓦は全数留め付けること。

   
 
   
 
軒部施工マニュアル
 
   
 
J形軒瓦1
   
1.上端重ね部(尻部)2カ所をステンレスビス、またはステンレス釘にて留め付ける。
軒先部はセブン釘にて留め付ける。
 
   
 
J形軒瓦2
   
2.上端重ね部(尻部)2カ所をステンレスビス、またはステンレス釘にて留め付ける。
軒先部は桟頭にパッキン付ステンレスビスにて留め付ける。
 
     
 
F形軒瓦
   
 
●上端重ね部(尻部)2カ所をステンレスビス、ステンレス釘にて留め付ける。
軒先部はセブン釘にて留め付ける。
 
     
 
S形軒瓦
   
 
●上端重ね部(尻部)2カ所をステンレスビス、ステンレス釘にて留め付ける。
軒先部はセブン釘にて留め付ける。
上記J形軒瓦2の様に桟瓦パッキン付ステンレスビスに留め付けても良い。
 
   
 
袖瓦施工方法
 
   
 
J形袖瓦(ステンレスビス留め付け)
   
 
●上端重ね部(尻部)2カ所をステンレスビス、ステンレス釘にて留め付ける。
桟頭はパッキン付ビスにて留め付ける。
※左袖瓦も同様
 
   
 
J形袖瓦(銅線・ステンレス線留め付け)
   
 
●上端重ね部(尻部)2カ所をステンレスビス、ステンレス釘にて留め付ける。
袖垂れ側を銅線またはステンレス線にて留め付ける。
※左袖瓦も同様
 
   
 

F形袖瓦

   
 
●上端、袖垂れ側を3点パッキン付ステンレスビスにて留め付ける。
 
   
 
S形袖瓦
   
 
●上端、袖垂れ側を3点パッキン付ステンレスビスにて留め付ける。
 
   
 
棟瓦施工方法
 
   
 
のし瓦積み(強力棟)
   
 
●棟補助金物を棟木または棟下地材に所定の間隔(910mm以内)で固定する。補助金物はのし積の高さにより寸法を変える。
補助金物に、棟補強用芯材を取り付け、冠瓦を芯材にパッキン付ビスにて留め付ける。
※棟補強用芯材は木材でも良い。
 
   
 
のし瓦積み(鉄筋工法)
   
 
●タテの鉄筋を棟木に所定の間隔(910mm以内)で固定する。棟の高さに応じてヨコ鉄筋をタテ鉄筋に緊結。
ヨコ鉄筋より銅線ステンレス線にて冠瓦を留め付ける。
※のし瓦の左右を緊結用線にて緊結する。
 
   
 
F形棟積み
   
 
●棟補助金物を棟木または棟下地材に所定の間隔(910mm以内)で固定する。
冠瓦はパッキン付ビスにて棟芯材に留め付ける。
 
   
 
S形棟積み7寸丸
   
 
●棟補助金物を棟木または棟下地材に所定の間隔(910mm以内)で固定する。
冠瓦はパッキン付ビスにて棟芯材に留め付ける。
 
   
 
J形例示工法 基準風速(m/s)30
 
     
 
ポイント:   基準風速30mは建設省告示で定められた基準風速9段階のうち、もっとも低い風速レベルの地域。おもに本州の東北地方や中部・北陸地方、長野県、中国地方など広い範囲をカバーする。唯一、ちどり緊結による施工が例示された地域。
 
     
 
〔ガイドラインの例示工法〕ちどり緊結工法
 
   
 
 基準風速30m/sの地域のみで採用が可能とされたのが、ちどり緊結工法。瓦一枚おきに互い違いに緊結していく。ガイドラインに収録された実験データでは、609N/平方メートルの繰り返し引き上げ加力に合格しているが、地表面粗度区分V、基準風速30m/s、平部の条件で見ると、この数値は屋根の平均高さ5mに満たない数値。これに関してガイドライン編集関係者は、「この地域では、本来の基準風速が30m/sに満たない地域も多く、耐風圧力を割り増しして考えた」としている。最大引き上げ荷重は990N/平方メートル。
 
   
 
瓦屋根の耐震実験
 
   
 
実験:2004年10月25日
場所:株式会社間組 技術研究所 茨城県つくば市苅間515-1 TEL029-858-8812
 阪神・淡路大震災、東海大地震の本震(1/1の加振)では、水平方向で2000cm/s2(ガル)を越える応答加速度が観測されています。
ガイドライン工法は震度7の大地震にも耐えられます。
 
     
     
 
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