2006年10月5日【旧暦八月十四日】 (木) 天候:雨
■台風の北上にともない朝から雨です。風は北よりで冷たく、激しいものではありませんが、ゆっくりと渦をまくような不気味さが感じられます。
みなさまの地方はいかがですか。
お変わりはありませんか。
■今日も、トマトの保存食作りをしながらウチ仕事をしています。
キーボードをたたく両手はトマトの匂いでいっぱいです。
■昨日4日、レモングラスを堀りあげました。
もうすぐ旧暦の十五夜(秋分点後はじめての満月…中国の中秋節・西洋のハーベストムーン)ですが、お月様に団子と一緒に供えるススキの葉にそっくり。
でも、レモンの香りがします。
インドや東南アジア料理には欠かせない熱帯・亜熱帯を代表するハーブ。
一時は畑にいっぱい作っていたのですが、冬の防寒の手間がたいへんで、いまではほどほど…越冬させるのはこの一鉢にして…栽培しています。
レモングラスというと、息子が幼稚園の頃一番仲のよかった同級生のことを思い出します。
お母さんはタイから日本にお嫁に来た方で、レモングラスの大株をプレゼントしたら、懐かしがってとても喜んで下さいました。
そのお母さんがうちの女房に、「どうして日本人のお母さんたちは私を避けるようにするの? わたしがタイ人だから?」と悩みを打ち明けていました。
「それはあなたがタイ人だからではなく、日本人でも同じなのよ。
わたしも同じ経験をした。
よそから来た人、習慣や考え方が違う人は、はっきりした理由も教えてくれないまま、なかなか受け入れてくれないのよ」と慰めていました。
困った人がいたら遠慮なく声をかけて助け合う習慣のあったタイ、しかも上流階級出身だった彼女には耐えられなかったようです。
子供たちが小学校へ入学する前、ご主人が亡くなられたのを機会に故郷へ戻られました。
■レモングラスは株元の太った茎(タマネギのように葉が重なったもの)を料理の香りつけに使います。 レモンの香り成分はかんきつ類のレモンと同じだとされます。 ただし酸味はありません。 肉や魚介類の臭みを、さわやかなレモンの香りでマスキングすると同時に、唐辛子と相性がよく、その辛味を緩和する働きがあります。 写真ではわかりにくいですが、新しい根はレモンのようなみずみずしい黄色をしています。 また、ススキのように伸びた長い葉はお茶にすればレモンの香りが楽しめ、お風呂にいれれば体が温まり疲れがとれます。 ところがタイではこの葉っぱは捨ててしまうのだそうです。 「いや、もったいない」といったら、そもそもタイの人はあまりお茶を飲まないのだという話でした。 日中たびたび飲み物を口にする、という習慣は、緊張感や不安感を紛らわすものでもあります。 タイの生活にはそういうものがなかったのかもしれません。 もう10年も前のお話です。 経済発展によって、もしかしたらタイの暮らしも変わっているかもしれません。 息子の同級生のS君は、まだ日本のことを覚えているでしょうか? ※レモングラスについて→もっと詳しく。(「ハーブを暮らしに活かすコーナ」より) |
 |