2005年7月13日 (水) 【旧暦六月八日 月齢6.0】 天候;雨 気温21℃(午前9時25分 現在)
■朝、学校へ行く息子が、「このくらいなら大丈夫だよ」と飛び出して行ったのですが、「あいつ、風邪ひいているのに」と、女房は追いかけて傘を持たせました。
霧雨というのか、糠雨(ぬかあめ)というのか、空気中を漂う細かい水滴に包まれるような雨になっています。
この雨の帳(とばり)に音が遮断されるのか、周囲はとても静かです。
軒下の寒暖計は20度前後、朝からほとんど変わっていません。半袖だと少し寒いくらいです。
みなさまの地方は、いかがでしょう。お変わりはありませんか?
ヒグラシなどのセミの鳴き声が聞かれはじめ、夜になると夏祭りの準備の太鼓の音が響くようになりました。
梅雨から盛夏へと季節の変わり目となりますが、その分寒暖の差が大きく、風邪がはやっているようです。
みなさまどうぞ、ご自愛ください。
 ■このあと、車の下に潜り込んでしまった。 |
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| ■こちらは、1メートル10センチ以上もありました。巣立ちしたイソヒヨドリ(Blue thrush)の幼鳥を襲う可能性があったので、遠くに追放しました。 |
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| ■尻尾を洗濯バサミに挟んでのばしてみました。 |
■右の写真、思わずぞっとしちゃいますか? 驚かせてすいません。アオダイショウという蛇です。マムシのように毒は持ちませんが、大きくなります。2メートル近くのものを捕獲したことがあります。一番上の写真のものはまだまだ小さく、太さは小指か薬指くらい、でも長さは40センチくらいありました。
畑仕事をしていて見つけました。大きくなると鳥やその卵を食べてしますが(事実飼っていたチャボ[小型のニワトリ] が襲われてしまいました)、ネズミなどを駆除する有益な動物として、農家では昔から大切にされていたそうです。
わたしたちは、「こいつでちょっと遊んでやろう」とつかまえて、尻尾をぎゅう、ぎゅう引っ張って長さを測ったり、腕に巻き付けて、その締め付ける力を試してみたりします。(トカゲとの違いは、どんなに乱暴に扱っても尻尾が切れないこと)
でも、これが突然目の前に「ぬっ」とあらわれると、やはり一瞬、「ぎょっ」とします。
息子も「おいら蛇平気だよ」といいますが、「ほんとかぁ」と目の前に持っていくと、その分後ずさりします。
そこで飼い犬のイモ(妹)ちゃんたちはどうか?、と試したみたところ…。
まず、くんくんと匂いをかいだ後、「あっ、これは!」と気づいたような顔をして、まわれ右するように逃げ出します。
それでも、無理矢理顔の前に近づけると、視線をそらせ、耳をたれ、鼻先をひくひく引きつらせて、あきらかに「恐怖」の表情をします。蛇にかまれた経験はないはずで、これは生まれながらの反応のようです。
もう一頭いる飼い犬ウシちゃん(今年15才のおばあちゃん犬)にも試してみたところ、同じ反応でした。
動物を扱うTV番組で、蛇を見たチンパンジーが反射的に恐慌状態になるのを見たことがありますが、犬も、どうやら同じようです。
人間が属するサルの仲間は長いこと樹上生活をしてきました、その際の重要な天敵が蛇でした。遺伝子のどこかに、蛇を見たら反射的に避ける、というプログラムが施されていても不思議ではありません。
一方、犬が属する「食肉目」には、マングースなど蛇を食べる仲間もいますが、恐竜を避けて生きていた頃のご先祖様までさかのぼれば、森の下草などで暮らす小さな夜行性の動物で、やはり蛇は恐ろしい天敵だったことでしょう。
約6500万年前に恐竜が滅んで、脇役だったほ乳類は夜の世界から、支配者のいなくなった昼の世界にも進出できるようになりました。しかし、いまでもサル類をのぞく、ほ乳類の多くは夜行性の動物です。犬もそういう性質を残しています。「反射的に蛇を避ける」という遺伝的な記憶が残っていても不思議ではありません。他に食べるものがなければ別ですが、イヤな感じがして避けたいのでしょう。
(※ ほ乳類の歴史に関しては、J.C.マクローリン 『消えた竜…哺乳類の先祖についての新しい考え』岩波書店 などを参照)
■この蛇と犬の一件で、は虫類や鳥類に対して、ほ乳類は顔に表情を作ることができるということに、あらためて気がつきました。
蛇はどんなにいじめても、顔の表情はまったく変わりません。鳩やニワトリを飼っていたときも、様々な仕草はしますが、顔の表情自体はほとんど変化していなかったことを思い出します。
一方、犬は非常に豊かで、どういう心理状態にあるのか表情から伝わってきます。
表情というのは、耳や目、鼻、口、頬、あるいは頭全体を細かく動かすことで作られます。
以前に、小田原にある神奈川県立自然史博物館=生命の星・地球博物館で教えてもらったのですが、顔の表情というのは、そこにある様々な筋肉を動かすことによって可能なのだそうです。
ほ乳類、特に周囲のものごとを認識するのに、視覚に頼る割合の多い霊長類が一番発達しているそうです。表情を作ることで、細やかな感情表現ができ、より複雑なコミュニケーションをかわすことができると考えられます。
犬なんかも、テーブルの上に置いてあったケーキをたいらげ、飼い主が帰ってきたら素知らぬ顔をして逃げていく、つまり嘘をつく表情までしますものね。
■ところで、犬は耳を様々に動かして表情を作りますが、人間は耳を動かせない、…と思っていたら、「えっ?、動かせるよ!」と女房と息子が見せてくれました。私はどうしても動かせません。
みなさんは、いかがですか?
PS. 蛇は人前に出てくるのを嫌いますからご安心ください。お客様の前にあらわれることは、まずないでしょう。