カルピスの元祖?印籠酒
酒好きの政宗は「御酒倉」を設け27種の酒を醸造していた。杜氏の責任者は諸白屋(もろはくや)又五郎といい、もともとは柳生家の杜氏で政宗が柳生但馬守宗矩と仲が良かったところから縁を得た。

醸造されていた酒の中に「印籠酒」というものがあり、戦地で飲むために特別に作られた携帯用の酒があった。状態は女性の髪につける「髪付油」よりも少しゆるめのものだったらしい(他の説では「粉末酒」であったという。)明治十年に伊達家の子孫、関係者の方々が先祖の法要の折に少しだけ残っていた「印籠酒」を味見をしながらお湯を足していたところ、なんとおよそ2升程にもなったという。そして立派に酔えたという。水で割って飲む飲み物では「カルピス」が有名だが、「印籠酒」はまさしく「カルピス」の酒版と言えるであろう。尚、現代ではその製法は失伝しまっているらしい。

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