シスアド奮戦記 その1

このページは私のようなおばば(笑)で超多忙の者が、どうしてシスアドに合格できたのか
謎を解くために作りました。(^-^;

●シスアドって何・・?
正しくは、初級システムアドミニストレーターです。(実はこれを覚えるにも時間がかかった。(笑))
アドミニストレーターとは「管理者」のことですが、ストレートにそういうことではないようです。
会社などに構築された情報システムを使用する者(エンドユーザーといいます。)
の立場から、整備、管理、運用などを進めていくための知識を身に付ける試験で、
情報処理試験の中でも、年齢層、職種ともに広範囲にわたっています。
一種、二種などと比べて、より一般的な試験と言えそうですね。
範囲は意外に広く、内容は浅いです。実践に使うにはもう1歩踏み込んだ勉強が
必要なようです。初級というだけに、もちろん上級もあります。
会社で情報システムを実際に使ってみえる方などは、ぜひ取られると自分のために
良いと思います。またこの資格によって、報奨金などを支給する会社も増えています。
(残念ながらパートさんにはもらえませんが・・。(T_T))
詳しくはJITECホームページで見てくださいね!

シスアド受験統計(JITECより)
試験年度 H9秋 H10秋 H11春 H11秋 H12春
応募者 84,037 108,341 73,670 112,881 93,631
受験者 65,777 81,117 51,072 84,274 64,699
合格者 23,690 21,003 17,569 31,979 20,150
合格率 36.0% 25.9% 34.4% 37.9% 31.1%

《試験時間》
午前 150分(9:30〜12:00)たとえばこんな問題が出ます。
多肢選択式(マークシート)
午後 150分 (13:00〜15:30)
多肢選択式(マークシート)

この度、情報処理試験の概要が変更になりました。
詳しくは、こちら・・・かJITECへ。

●受験のきっかけ
シスアドの資格を取ると、報奨金がもらえる会社は少なくありません。
実は、うちのだんなの会社もそうでして、賞金稼ぎのために、受験するという
だんなが誘ってくれたのです。私も軽い気持ちで「じゃぁやってみようかな〜?」
って思い、もう締め切り間近だったこともあって、ちょっとだけ問題集を
見せてもらって、すぐに願書を提出してしまいました。

合格率が30%代だってことや、受けるのは学生さんが多い・・っていうことは
その後で知りました。(笑)

でも、ま、とにかく漕ぎ出してしまったのだから、がんばるしかないっ!と思い、
そして、やるからには合格してやるぅ〜と思い、がんばったのでした。

◎この時点で試験まで2ヶ月半


●勉強方法
とにかく、私生活がPTA(前任)の引継ぎと、子ども会(新任)の引継ぎで、
めちゃくちゃ忙しかったのです。でも、何とか時間を見つけなければ・・と、
会社の昼休みにも勉強しました。ただ、昼休みは30分ぐらいしか取っておらず、
お弁当を食べる時間を差し引くと実質15分ぐらいしかありませんでした。
あとは、子どもたちが寝てからの夜中。でも、家事も全部終えて落ち着くのは
大体10時以降・・。やはり、あんまり十分な時間は取れませんでした。
だから、主に家族サービスのない土日にやっていました。(笑)
でも、とにかく、母と主婦と妻とOL(?)、それからPTAや子ども会といった、
たくさんのわらじを履いている身だったので、時間を見つけるのが大変でした。

そんな私が、攻略としてやったことは、
○どんな知識を要求する試験なのかを掴む。
○自分の欠点を早くみつけて集中的に勉強する。
ってことですかねぇ〜。

まず始めに、やった勉強は・・・

1.項目ごとに分かれた説明中心の問題集
*どんな内容の問題が出るのか掴む。
*それぞれの項目について、どのような焦点で問題が出されるのか理解する。

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とにかくどんな範囲でどんな問題が出るのかわからなかったので、
それをまず掴むことに専念しました。
あとで考えると、ぜんぜん無駄なことをやってたものもあったようです。
この全体を掴むのに結構時間がかかってしまいました。

◎この時点で試験まで1ヶ月半

次に・・・(この辺で、やっと“シスアド”というものを理解できるようになる。)

2.過去問題に解説のついた問題集
*ひたすら問題を解き、自分がなぜ間違えたのか徹底的に追求する。
*自分がどんな問題について弱いのか掴む。
*弱い問題について、徹底的に勉強する。

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シスアドは過去問題のアレンジも多く出題されるということだったので、
過去4年間分ぐらいの問題を解きました。
私は、ハード的な部分と、グラフ統計が弱いということがわかったので、
別の本なども引っ張り出して勉強しました。
でも、ハードはいくらやっても追いつかず、最後まで苦手なままでした・・。
そして、今も・・。(爆)

◎この時点で試験まで半月

最後に・・・

3.予想問題集
*実際の試験を想定して、時間配分とかの感じを掴む。
*わからないところの最終チェック。
*新しい商品やシステムのチェック。

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試験1週間前に、会社に事情を話し、勉強のためのお休みをもらいました。
その日は一日、カギをかけ、留守電にし、外からの接触をOFFにして、
二階にこもって、当日と同じ時間帯で模擬試験をやりました。
このときの成績はまあまあだったのですが、中に以前解いた問題と同じものも
入っていたので、まだ安心はできませんでした。
でも、時間配分をするトレーニングにはなりました。
また、過去問題が多く出されるのに次いで、新しいシステムについての
問題もいつも出されているということでしたので、パソコンの雑誌などを
少し読みあさりました。
しかし、ハード関係の名前はなぜあんなにややこしいの・・?(-_-;)

◎この時点で試験まで1週間

しかし、このあと子ども会の方の会合が入っていたり、前日は子ども会の
顔合せの飲み会だったりして、本当に勉強時間を作るのに四苦八苦でした。

次へ(試験当日〜合格発表)