★2006年3月★

☆3/6(月)
 料理の作り方はテレビで見ると、とてもわかりやすい。
 NHKの「きょうの料理」で、村田吉弘先生のきんぴら牛蒡の作り方を見たのだけれど、どうも私が作っていたものとは根本的にちがうようだ。
 まず「ささがき」の切り方がちがう……。ピーラーでやってもいいくらい、細くて薄い。なので、煮る過程はなく、ほんっとに軽く炒めて、鍋肌から醤油+砂糖を流し入れ、焦げた風味を付けるだけ。さきいかが入っているのも美味しそうだった。
 レシピは楽譜のようなもので、弾き手(作り手)によって、まるで別のものになっているような気がする。

☆3/18(土)
 ジェイコム株で20億円の利益を上げた男性投資家、興味深いんだけど、きっと、彼の登場が日本の転換期だった、と後にいわれることになるような気がする。
 株は必ずしもギャンブルではないということがはっきりして、個人でもかなりのツールが使えるわけだし、すごい才能を持ったトレーダーがかなりの数、出てくるような気がする。数年のうちに才能が選別されるはず。今でも凄腕は相当数いると思うけど。

☆3/31(金)
 小学生の時に見てはまりまくった、映画『海底2万マイル』を見た。とても1954年制作とは思えない。すんごい豪華。
 ノーチラス号のデザインが抜群だ。全体はカジキマグロのような流線型、細部は無数にビス打ちされて鋼鉄ってかんじ。艦内の小さな螺旋階段の下にも、一つ一つ背びれのような飾りが付いていて、これはアール・ヌーボー調だろうか。
 ところで、カーク・ダグラスはネモ船長を演じているとばかり信じていたけど、ネッドという銛打ち名人の役でした。