〈2000年・平成12年/全仕事/近刊広告含む〉


●本(小説アンソロジーを含む)

『チューリップ革命』/万事御都合主義恋愛小説書き下ろしアンソロジー/初版01.25/\1300/四六ソフトカバー/カバー・イラスト:明智抄・装丁:Take One 鈴木哲也/イースト・プレス/高瀬美恵・榎木洋子・樹川さとみ・水樹和佳子・立原とうや・四谷シモーヌ・森奈津子・大原まり子「踏ミ超エテ」(44枚書き下ろし)/ISBN4-87257-196-7

『SFバカ本 彗星パニック』/企画編集書き下ろしアンソロジー(企画編集:大原まり子・岬兄悟)/初版02.01/\600/カバーCGイラスト:岬兄悟/解説:大原まり子・岬兄悟/廣済堂文庫797 お9-7/廣済堂出版/村田基「楽しい通販生活」・牧野修「電撃海女ゴーゴー作戦」・山下定「おれのものはおれのもの」・明智抄「笑う『私』壊れる私」・東野司「つるかめ算の逆襲」・六代目冥王右団次 聞き書き いとうせいこう「江戸宙灼熱繰言(えどのそらほのおのくりごと)」・梶尾真治「月下の決闘」・大場惑「南、もしくは」・岡崎弘明「ヘル・シアター」・岬兄悟「墜落」・久美沙織「手仕事」/ISBN4-334-60799-2

『戦争を演じた神々たち[全]』第15回日本SF大賞受賞/SF中短編集/初版02.10/\700/カバー・イラスト:たまいまきこ・カバー・デザイン:ハヤカワ・デザイン/解説:小谷真理/ハヤカワ文庫JA632/早川書房/1994年07.29初版、1997年07.14ノベルズ化された『戦争を演じた神々たち』と1997年07.23初版の『戦争を演じた神々たち II』を合わせて短編集として編み直した/ISBN4-15-030632-X

『SFバカ本 リモコン変化』/企画編集書き下ろしアンソロジー(企画編集:大原まり子・岬兄悟)/初版03.01/\600/カバーCGイラスト:岬兄悟/解説:大原まり子・岬兄悟/廣済堂文庫 お9-8/廣済堂出版/小室みつ子「フロム・オヤヂ・ティル・ドーン」・波多野鷹「スモウ」・中井紀夫「Vファミ」・安達瑶「花瓣のつばき」・麻城ゆう「老人憐みの令」・田中啓文「恩臭の彼方に」・かんべむさし「書斎からの旅」・久美沙織「如何なる神酒{ルビ}ネクタル{/ルビ}より甘く」・岬兄悟「出口君」/ISBN4-331-60815-8

『血 吸血鬼にまつわる八つの物語』/初版06.15/\580/イラスト:藤原コウヨウ/「13」/ハヤカワ文庫JA640/早川書房/1997年9.30初版のブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』生誕100年記念 書き下ろしアンソロジーを文庫化/ISBN4-15-030640-0

『少女怪談』/ホラーアンソロジー/東雅夫編/初版09.13/\590/イラスト:千葉政助・ブックデザイン:中谷匡児+福井なおと/収録作家:生島治郎・石原慎太郎・大槻ケンヂ・大原まり子「憑依教室」・岡本綺堂・小池真理子・高橋克彦・松浦寿輝・村田基・森村誠一・山尾悠子/学研M文庫H-ひ 1-1/学習研究社/1994年12.20初版のアンソロジー/学研ホラーノベルズ(ハードカバー)に三編を足して文庫化/ISBN4-05-900008-6

『銀河郵便は“愛”を運ぶ』/SF短編集イル&クラムジー・シリーズ/初版10.31/\648/イラスト:忍青龍/あとがき:大原まり子・解説:星敬/徳間デュアル文庫お2-1/徳間書店/再文庫化/ISBN4-19-905014-0

★『銀河郵便は“愛”を運ぶ』 内容紹介★

「元気で忍耐強い」そんな募集フレーズに引っかかったのが運の尽き。いまや、おれ――イル・コンシーヴドは、辺境地区の郵便配達員。相棒はクラムジー。美の理想像のような完璧な肉体と、うっとうしい限りの性格を兼ねそなえたヒューマノイド。そして、デリカシーの欠落した男女可変タイプのセクサロイドでもあった。赤とうがらしのような郵便艇を駆って、空間を超え、時間を超え、どんなものでも、どこへでも、かならず運ぶ銀河郵便。破天荒なトラブルがいっぱいの、スペース・コメディー第1弾。

『アルカイック・ステイツ』/SF長編/初版11.15/\520/イラスト:ひろき真冬/解説:榊東行/1997年02.28初版のハードカバーを文庫化/ハヤカワ文庫JA652/早川書房/ISBN4-15-030652-4

★『アルカイック・ステイツ』 内容紹介★

28世紀、太陽系をめぐって三つの勢力が覇権を争っていた。太陽系を版図とする、ジェネラル・アグノーシア。宇宙航行種族の調停機関の下部組織である、権威評議会。そして前世紀末に太陽系に重なるようにして現れた、古代銀河帝国のリアルな蜃気楼である、アルカイック・ステイツ。三大勢力の微妙なバランスは一人のテロリストによって一挙に崩壊する……!

『SFバカ本 宇宙チャーハン篇』/企画編集書き下ろしアンソロジー(企画編集:大原まり子・岬兄悟)/初版11.17/\1400/カバーイラスト:古屋兎丸/解説:大原まり子・岬兄悟/岡崎弘明「アンテナおやじ」・岡本賢一「宇宙親善料理」・高井信「超人の代償」・高瀬美恵「われはなまはげ」・館淳一「お熱い本はお好き?」・谷甲州「スペース・ストーカー」・牧野修「メロディ・フィアー」・岬兄悟「もちつもたれつ」・村田基「ヘルシー家族」・森奈津子「マゾ界転生」/四六ソフトカバー/メディアファクトリー/ISBN4-8401-0173-6

『SFバカ本 黄金スパム篇』/企画編集書き下ろしアンソロジー(企画編集:大原まり子・岬兄悟)/初版11.17/\1400/カバーCGイラスト:岬兄悟/解説:大原まり子・岬兄悟/安達瑶「ステレオタイプ・ワールド」・大場惑「秒を読まれる」・岡崎弘明「とんべい」・小室みつ子withうにょーくん「実存うにょーくん」・東野司「旅人算の陥穽」・友成純一「特別廃棄物」・藤水名子「ムカつく男」・岬兄悟「収穫」・矢崎存美「はなのゆくえ」/四六ソフトカバー/メディアファクトリー/ISBN4-8401-0174-4


●小説(雑誌)

「THE CARD」10月号/「どんな花を咲かせましょうか?」/7.5枚(SS)/潟U・カード


●エッセイ(E)インタビュウ(I)アンケート(A)対談・座談会(T)
☆印は連載の総タイトル

これが面白い! SF・ファンタジー/13字かける57行(741字)/(書評コラム)/夕刊(一部地域は朝刊) 月曜日/「朝日新聞」/朝日新聞社

   01.07(金)/総集編 質量とも充実の年/(1)『チグリスとユーフラテス』(新井素子著、講談社)、(2)『エリコ』(谷甲州著、早川書房)、(3)『グッドラック』(神林長平著、早川書房)
   01.31/リアルな人物像 抱腹の主人公像/ジョー・ホールドマン『終わりなき平和』(創元SF文庫)・矢崎存美『刑事ぶたぶた』(廣済堂出版)
   O2.21/サービス精神も ボリューム満点/京極夏彦『どすこい(仮)』(集英社)・ヴォンダ・N・マッキンタイア『太陽の王と月の妖獣』(ハヤカワ文庫)
   03.13(最終回)/過ぎ去った時が 切なく胸をうつ/ロバート・C・ウィルスン『時に架ける橋』(創元SF文庫)・橋元淳一郎『われ思うゆえに思考実験あり』(早川書房)

新連載/新刊トリケラトプス SF・ファンタジー/13字かける46行(598字)/(書評コラム)/夕刊(一部地域は朝刊) 月曜日/「朝日新聞」/朝日新聞社

   05.01/小説的な成熟を感じさせる/(1)『フレームシフト』ロバート・J・ソウヤー/内田昌之訳(ハヤカワ文庫)・(2)『タートルムーン』アリス・ホフマン/深町眞理子訳(早川書房)・(3)『エンガッツィオ司令塔』筒井康隆(文藝春秋)
   06.05/ダイナミックな新ガンダム/(1)『∀ガンダム』福井晴敏(ハルキノベルズ)・(2)『月の裏側』恩田陸(幻冬舎)・(3)『アンドリュー NDR114』アイザック・アシモフ&ロバート・シルヴァーバーグ(創元SF文庫)
   07.10/誠実な筆致、期待できる新人/(1)『M.G.H. 楽園の鏡像』三雲岳斗(徳間書店)・(2)『タイムライン』マイクル・クライトン(早川書房)・(3)『シメール』服部まゆみ(文藝春秋)
   08.28/こうして人類は滅亡する!?/(1)『西城秀樹のおかげです』森奈津子(イーストプレス)・(2)『永遠の森 博物館惑星』菅浩江(早川書房)・(3)『おせっかい』松尾由美(幻冬舎
   10.02/現れては消える妄想の世界/(1)『隠し部屋を査察して』エリック・マコーマック(東京創元社)・(2)『黒塚』夢枕獏(集英社)・(3)『屍船』倉阪鬼一郎(徳間書店)
   11.13/米国の人気シリーズ一堂に/(1)『SFの殿堂 遙かなる地平 1,2』ロバート・シルヴァーバーグ編(ハヤカワ文庫)・(2)『大聖堂の悪霊』チャールズ・パリサー(早川書房)・(3)『蛇行』唐十郎(新潮社)
   12.18/モノと「物語」が響き合う/(1)『八月の博物館』瀬名秀明(角川書店)・(2)『20世紀SF(1) 1940年代 星ねずみ』アシモフ、ブラウン他/中村融・山岸真編(河出文庫)・(3)『淑やかな悪夢 英米女流怪談集』シンシア・アスキス他/倉阪鬼一郎・南條竹則・西崎憲編訳(東京創元社)

TECHNOLOGY REVIEW/(約10枚)/(取材E)/「ゑれきてる」/東芝広報室
   75号 SPRING/ウエアラブル・コンピュータ
   76号 SUMMER/エレベーターシステム 安全、快適、快速。

「京都新聞」「琉球新聞」「山梨日々新聞」「佐賀新聞」「徳島新聞」「熊本日々新聞」「福井新聞」「埼玉新聞」「秋田さきがけ」「下つけ新聞」「南日本新聞」「東奥日報」「茨城新聞」「高知新聞」/01.01(土)/「福島民報」「長崎新聞」「中部経済新聞」「愛媛新聞」「静岡新聞」/01.03(月)/「河北新聞」「山陽新聞」「沖縄タイムス」/01.04(火)/「中國新聞」「山形新聞」「上毛新聞」「デーリー東北」「四國新聞」/01.05(水)/「信濃毎日新聞」/01.08(土)共同通信配信/未来は女性の手に SF作家らが描く21世紀(I)/共同通信社
「新刊ニュース」01月号/'99印象に残った本(A)/トーハン
「SFマガジン」02月号/60年代SFの変革者たち20+α/5枚(E)/コードウェイナー・スミス/早川書房
「活字倶楽部」冬号/人気作家アンケート(A)/雑草社
「ダ・ヴィンチ」03月号/CULTUREダ・ヴィンチ/大原まり子 Selection 似たもの同士を呼応させる一本『惑星ソラリス』/3枚(E)/リクルート
「anan」03.03 No.1206/デジタルライフが実現する、驚異の近未来予想図を大公開!(I)/マガジンハウス
「週刊小説」03月10日号/作家が語る 私のホームページのイチオシ!(A)/特集 作家とインターネット/実業之日本社
『別冊宝島494 お宝コミックランキング』/03.25/最も瞠目したマンガ『吉祥天女』/5.5枚(E)/宝島社
『SFJAPAN』04.05/\1500/最高のプロ作家/3枚(第20回日本SF大賞選評)/第1回日本SF新人賞最終選考会/小松左京(委員長)・笠井潔・神林長平・小谷真理・山田正紀(T)/(選考委員)/日本SF大賞20年史(受賞の言葉、再録)/徳間書店
『いのまたむつみ イラストレーションカードVol.2』/『エイリアン刑事』34、35、36、SP5、SS3/エポック社
「鳩よ!」04月号/なにがコワイのか? 生きのびる鬼女/6枚(E)/マガジンハウス
『あなたとワルツを踊りたい』/栗本薫/初版04.10/エロスの指先/9枚(解説)/ハヤカワ文庫JA636/早川書房
『武器製造業者』/私が選ぶこの一作フェア(帯推薦文)/東京創元社
「岐阜新聞」/05.07/不確定な性の持ち主描く/長野まゆみ『サマー・キャンプ』(文藝春秋)/2枚(書評)/共同通信社
「ダ・ヴィンチ」06月号//(A)/リクルート
「ダ・ヴィンチ」06月号//(I)/リクルート
「Model Graphix」06月号 Vol.187/アルファに花いっぱい積んで送ってもらいました(I)/大日本絵画
「ヴァンサンカン」07月号/夢見よ、乙女よ、すべての人よ!/4枚(E)/婦人画報社
『日本SF論争史』/巽孝之編/初版05.15/\5000/四六ハードカバー/勁草書房/安部公房・小松左京・福島正実・石川喬司・山野浩一・荒巻義雄・柴野拓美・田中隆一・川又千秋・筒井康隆・笠井潔・永瀬唯・伊藤典夫・野阿梓・小谷真理・大原まり子「SFの呪縛から解き放たれて」(E、初出「SFマガジン」1997年7月号)/ISBN4-326-80044-5
「SFマガジン」08月号/言葉にはいい尽くせない世界/ヴァン・ヴォクト/9枚(E)/早川書房
『M.G.H. 楽園の鏡像』三雲岳斗/(推薦文)/徳間書店
『クレープを二度食えば 自選短編集』/とり・みき/初版07.10/「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」(原作)/ちくま文庫/筑摩書房
『イティハーサ 5』/水樹和佳子/初版09.15/人が人であるための闘い/(単行本時の解説を再録)/ハヤカワ文庫JA646 COMICS/早川書房
『KI.DO.U.』/杉本蓮/初版09.21/電気人間は女王様の夢を見るか/小谷真理(チャット解説)/徳間デュアル文庫Dす1-1/徳間書店
『七つの海七つの空』/青池保子/初版10.10/きみは海を見たか/7枚(解説)/秋田文庫/秋田書店
「SFマガジン」11月号/ハヤカワ文庫SF創刊30周年記念特集・人気作家が選ぶ文庫SFベスト5/400字(A)/早川書房
「朝日新聞」10.17(火)朝刊文化面/時代の気分は脱力系/(コメント)/朝日新聞社
『マガジンマガジンVol.1 永井豪』/初版12.08/悪魔とは誰か?(E、4枚)/キネマ旬報社
『2001』/日本SF作家クラブ編 書き下ろしSFアンソロジー/初版12.15/(巻頭言)/早川書房


●関連記事・書評など

「問題小説」01月号/第20回日本SF大賞決定・第1回日本SF新人賞決定/徳間書店
「ダ・ヴィンチ」01月号/1999 Book of the Year(人気投票)/恋愛小説部門『みつめる女』23位/リクルート
「新刊ニュース」01月号/'99印象に残った本/藤水名子(A)/SFバカ本 だるま篇/トーハン
『SFが読みたい! 2000年版』SFマガジン4月臨時増刊号/早川書房
「読売新聞」03.13(月)夕刊/とれんど in 小説/「SFブーム」高まる期待・新人賞創設、旧作復刊……作品という「実」も伴う/読売新聞社
『ブランドの世紀』/山田登代子/初版04.20/マガジンハウス
『20世紀文化の臨界』/浅田彰/初版05.30/青土社
『おたくのインターネット2』初版07.05/(HP紹介)/メディアワークス
『徹底活用「オンライン読書」の挑戦』/津野海太郎・二木麻里/初版08.15/(HP紹介)/晶文社