音研音盤博物館
戦前を代表する自主制作レーベル「音研」

戦前に音研という名のレーベルがありました。
正式名称は「目黒音響科学研究所」といいますが、このレーベルは
所謂自主制作レーベルで、学校関係の録音や会社の社歌や
PRレコードなど所謂少量生産のニーズに対応した
レコードレーベルでした。

今もこの手の商売は巷でよく見かけますが、当時としては
アルマイト(アルミ)盤に直接カッティングした物が主流だった
のですが、音研は本格的にシェラックにてプレスした音盤であった
ことが最大の特徴です。

現在稀に見ることの出来るこの音盤には多種多様の音源が
記録されており、個人吹込みはもとより有名歌手による社歌等も
存在するようです。

さて、音研のレーベルのデザインをみて今まで不思議だった
矢車模様ですが、これはストロボの役目をするようで、これにより
回転数については80回転であることがわかります。

「閑散そのものの目黒不動尊、木立に続いた丘の上!」
と銘打っておる通り、目黒不動尊と林試の森の間に音研の
吹込み所はありました。

現在の音研の場所はどうなっているのかは今のところ
不明ですが、近いうちに調べてみようと思っています。

年代不明のカタログには「吹込及製盤料」として
★10吋盤片面 1枚吹込同一レコード5枚渡しで 金15円
★10吋盤両面 1枚吹込同一レコード5枚渡しで 金20円
増盤は30枚まで1枚に付1円、100枚まで1枚に付80銭、
100枚以上は特別ご相談に応じますと書いてあります。

これを見て100枚以上は特殊なニーズであったと推測するならば
音研のレコードは100枚前後プレスされたと考えるといいのかも
しれません。

運動會の歌

笹塚國民學校作歌
中川佳郎作曲
編曲指揮泉頭三夫次

斉唱 笹塚國民學校兒童
伴奏 明響會合奏團

3018

進め瀧野川

瀧野川工場有志作詞作編曲

瀧野川工場混聲合唱團
瀧野川工場吹奏樂團

陸軍省認可番号第五八四号
昭和十五年六月三十日吹込み

2129

雄辯發聲練習資料
二本松少年隊

大日本進言會々長
熊田徹事

2646

JOAK
日本放送協會報道部
カッコウ鳥の鳴聲

富士五湖
精進湖畔
山中湖畔

北海道
洞爺湖畔

昭和十八年八月録音

B0426

美成會
第二十回記念公演
御挨拶
(於歌舞伎座)

石井美代

A10

ドナウ河の漣
(イパノイッチ作曲)

東京市杉並第一國民学校
兒童管弦樂團

3181

東亞海運社歌

藪田義雄作詞
乗松昭博作曲

獨唱 内田榮一
小森智慧子
伴奏 東亞海運吹奏樂團
指揮 乗松昭博

3281

   
       

Home