リレーション
(感情の交流)
  
コミュニケーションの目的は様々です。
一般的には情報を伝達することなんですが、実際には情報以外の様々なものが伝達されるのです。
その内の代表的なものが「感情」です。
例えば、仕事で職務上の連絡事項を伝える場面を考えてみましょう。
ある課長さんから部下へ、または部下から上司へ。
目的としては職務上重要なことだけが伝わればそれでよいのですが、
人間のコミュニケーションは、 それと同時に「態度」「立場」「気持ち」等を自動的に伝えることになります。 部下から上司へ
「部長、昨日の件はいかがでしょうか?」とたずねたときと、
「部長、昨日の件について報告しろ!」と言ったとき、
伝達した内容は「昨日の件について知りたい」ということなのですが、 明らかに違いがあるということが、わかると思います。
同じ内容を伝えるにも、そこに立場の違いや態度、言葉使いなど多くの事柄が含まれています。
みなさんの最近の会話を思い出してみて欲しいのです。
全ての会話といってもいいでしょう。
言葉の示す意味以外に、多くの事柄を伝えようとしています。
そして言葉の示す意味以外に、印象や雰囲気等から多くの事柄を受け取りました。
そして、それは全て、人間の感情に関わる事柄ではありませんか?
相手の態度によって、人は何らかの感情を持ちます。
相手の言葉遣いによって、人は何らかの感情を持ちます。
その話の内容によっても、人は感情を持ちます。
コミュニケーションの根底に流れるものは、まさに感情です。
だからコミュニケーションは楽しくもあり、腹立たしくもあり、楽しいひとときでもあり、いやなひとときでもあります。
つまり、言葉の交流よりむしろ感情の交流としてのウェイトが高いのです。
このような感情交流に重点を置いたコミュニケーションや、人間関係のことを「リレーション」といいます。
「感情的になる」という意味ではなくて、感情を理解し合える、その感情がよく伝わるという感じだと理解してください。
また、「リレーション」は、他の意味として、役割分担がうまくいっている人間関係のことも指します。
とてもやりやすい仕事のパートナー、うまくいっている家族、夫婦、とても仲のいい友達!
共通のキーワードは「リレーション」
人と人が、初めてであったときには、互いにリレーションを築いていません。
そして、リレーションを築くことが出来れば、仲良くなります。
そして、リレーションを築いた間柄ですと、とても情報伝達もスムーズになります。
仕事がやりやすい!子育てがやりやすい!
さてさて、ここで、身の回りの人々を思い浮かべてみて欲しいのです。
うまくリレーションを築けた相手、そうでない相手。
両方を思い浮かべて、比べてみて欲しいのです。
その人への自分自身の態度。
相手の自分への態度。
そうするとリレーションについて、実践的に理解できると思います。
人は誰でも自分の態度は目に見えないので、わかりにくいんですな。
特にリレーションを築けていない相手への、自分の態度は慎重に考えてみてください。
おそらく、リレーションについての重要な鍵が見つかるでしょう。
  
トップへ  テーマ コミュニケーションへ