| イメージから言葉への変換の手抜き | ||
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人が話すとき、「心に浮かんだ概念(イメージ)を ほぼ自動的に言葉に変換して話している」ということは どこかに書きましたねぇ。
どこだっけかな。。もうたくさんいろいろ書いてきたので どのページに何が書いてるのか自分でもわからなくなりましたぁ〜〜。 たぶん 「Communication」[ショート]のどこかに書いたような気がします。 というわけで、ま、とりあえず次の会話をじっくりと検討してみましょう。 「お寺?・・茶道とお寺って関係があるの?」 「関係ないと思うよ。」 「じゃあ なぜお寺が・・」 「何言ってるの?お寺で茶道を習ってるのよ。」 「あ〜〜なんだ。。そうか・・」 「それでね。うちのお寺さん、なんだかんだと言って金取るのよねぇ。」 「それなら そんなところでお茶を習わなくても良いんじゃないの?」 「え?どうして?」 「どうしてって・・なんだかんだと金を取られるんでしょ?」 「何言ってるの!なんだかんだと金を取るのはうちの実家のお寺さんでしょ。」 「じゃあ どこで茶道を習ってるの?」 「茶道は近所のお寺さん!」 「ややこしいな。。(≧△≦)。」 「お茶を習うのにどうしてわざわざ実家の方まで行かなきゃ行けないのよ?」 「知らないよ!そんなこと!」 「あ〜〜何話してたんだっけ?あっ!そうそう!“うちの実家の方のお寺さんはこんなのだけど、どう思いますか?”って聞いてみたのよ。」 「うんうん」 「そしたらびっくり!お茶の先生は その実家のお寺さんと知り合いだったのよ〜〜!」 「ふぇ〜〜〜〜!やっぱりお坊さん同士どこかでつながりがあるのねぇ!お坊さんの事をお坊さんに聞いたのはまずかったかもね。」 「何言ってるの?お坊さんには聞いてないよ。」 「え?」 「だから お茶の先生に聞いたんだって!」 「お茶の先生ってお坊さんじゃないの?」 「どこのお坊さんがお茶を教えるのよ?」 「だってお寺で・・・」 「あのね。お茶の先生が茶道教室にお寺の一室を借りてるの!」 「ややこしいな。。(o_ _)o」 コミュニケーションの最も基本的な作業は、 話し手の心にある概念(イメージ)を 聞き手の心の中にコピーすること! 上記の会話は そのミスコピーの連続の見本ですな。 「最近 茶道を習い初めてね。茶道とお寺ってあまりピンと来なかったけど結構雰囲気が合ってるのよね。」 話し手はここで・・ 自分が茶道を習っている場所をイメージしています。そして、意外と雰囲気が合っているという感想を伝えようとしますが、 “相手にその場面がイメージされていないこと”がわからないのです。 聞き手は 「とある茶道の先生がお寺の一室を借りて茶道教室を開いている」という概念を心に浮かべないまま、この言葉を聞いたので、茶道と寺という組み合わせを理解できません。 「それでね。うちのお寺さん、なんだかんだと言って金取るのよねぇ。」 お寺は2つ登場します。 話し手の心の中では 2つのお寺が明確に区別されています。 しか〜〜し、聞き手は1つ目の寺をやっと概念化したところなので、まさか2つ目の寺が登場しているとは・・ そして 聞き手の心の中では、1つの寺の事として概念化されます。 しかも 「寺」という情報のみから概念化していますから、お寺の中に人物が登場するとしたらそれは「お坊さん」。 後半まで 「お茶の先生=お坊さん」 とイメージすることになります。 以降 このような具合に この珍妙なるコミュニケーションが進行していくわけです。 (いやいや!こんなコミュニケーションを進行させることが出来るなら それはそれで才能ですな!) しかぁ〜〜し、このような例は決して特殊ではなく、あちこちでいっぱい聞きまずぞぉ〜〜! 電車の中で、また 何かの待合室の中で!! 話に夢中になっているあなたの隣に座っているオールバックにめがねの男は、この私、“サイコロTown!あ”かも知れませんぞぉ〜〜! 短い言葉で一番訴えたいところを伝えたい!しかも早く! ですから 何もかもくどくどと話すことはないでしょう。言葉はいろいろと省略されて使われます。 そして、話し手は 自分の話に情報の欠落があるとは感じないことでしょう。 なぜなら 自分が思い描いた概念(イメージ)と照らし合わせてみて 自分の言った言葉は間違っていないからです。 正しく話していると感じることでしょう。そして「正しい=問題なし」・・・ ところが、問題は 「自分の思い描いたイメージと照らし合わせて それを判断するところ」にあります。 相手の思い描いているイメージの方が重要なのに・・。 ま、相手の描いているイメージは見えませんからねぇ。 それでも、話がうまい人は 相手にその場面をありありと想起させることにかなりの努力を払います。 そこに注意を払うのと全く注意を払わないのとでは やはり違いますぞ。 何かを人に話す仕事、セールスマン 学校や塾の先生、はたまた催眠術師!このことはきっと成果に直結するでしょう。 よく5W1Hなどという古くさい説教がありますが、 上記の会話で欠落しているのは 結局5W1Hなのだ!! そして みんな正しく話しているつもりなのだ!! |
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