コミュニケーションの苦手な人
得意な人と苦手な人
  
世の中には、コミュニケーションの得意な人と苦手な人がいますね。
不思議なことに、コミュニケーションが得意な人は、自分ではそんなに得意だとは感じていないことが多いようです。
逆にコミュニケーションが苦手な人は、とても苦手意識があります。
そして、「上手にコミュニケーションをはからなければいけない。」と思っています。
もともとコミュニケーションの上手な人は、自分がそれを上手に出来るという意識がないことが多い上に、どのように自分がコミュニケーションをうまく運んでいるのかを知りません。
とてもコミュニケーションが苦手な人は、何とかうまくコミュニケーションをしなければいけないと思って、あれこれと苦労します。
そして、いきなり高度なコミュニケーションをやろうとして失敗したりします。
普段コミュニケーションをしているとき、私たちはどのように言葉を組み立てどのようなタイミングで話しているのか、全く意識しないで話しています。
言葉は無意識的なのです。
言葉を話す前に、何か伝えたいことが心に浮かびます。
その瞬間!自動的に話し始めているのです。
そして、話しながら自分がどのように言っているのかを知ります。
そして、言葉に修正や調整を加えながら話していくのです。
だから、途中でど忘れしちゃった言葉にぶつかると「あの・・それ・・ほれ・・何だっけ?」
話す前にちゃんと言葉が組み立てられていたなら、話す前にど忘れした言葉があると気がつくはずですね。

つまり、とりあえず話し始めているのです。
このように、まず何か相手に伝えたいことが先にあるわけです。
ところが、コミュニケーションの苦手な人に限って、”伝えたいこと”より先に、”うまくコミュニケーションすること”を考えてしまうのです。
苦手な分を一挙に取り戻そうと・・・
話は変わって、私が小学校の時です。
当時、男の子はみんな野球に凝っていました。
でも、私は野球はあまり好きではありませんでした。
それで、同じ年代の子供とはうまくコミュニケーションがはかれませんでした。
野球の話題になると、興味もないし、おもしろくないし、わからないし、言いたいこともないからです。
ところが、ある時、ビー玉が流行ったのです。
私は野球は好きではありませんでしたが、ビー玉は大好きになりました。
ビー玉をたくさん持っていました。
めずらしいビー玉も持っていました。
友達と何度もビー玉をして遊びました。
話したいことや言いたいことは自然に生じていました。
ふり返ればたくさんのコミュニケーションが、そこにありました。
本来のコミュニケーションとは、何かのついでに生まれる副産物なのです。
コミュニケーションの苦手な人がコミュニケーションをメインに据えること・・
これはうまくいくはずがありません。
本来の基本的なコミュニケーションからはじめると良いのです。
コミュニケーションは、本来、何かの副産物なのです。
その”何か”の方がコミュニケーションより大切なのです。
その”何か”があれば、コミュニケーションは自動的に副産物として発生します。
うまい話し方とかは、その後で考えれば良いのです。
  
トップへ  テーマ コミュニケーションへ