失言のもと
うっかり失言しちゃう。そのからくり
  
人は生まれてからたくさんのことをしゃべって暮らしていきます。
その中には自分でも「どうしてあんなことを言っちゃったのか。」と後悔する失言も含まれます。
どうしてうっかり失言してしまうのか。
自分自身が言葉を話すときの様子をよく思い起こしてみてください。
言葉は、何か言おうとした瞬間に発せられています。
決して、文法を考え言葉を頭の中で組み立てて、それから話し始めるという手続きではありません。
何か言おうと思った瞬間、まず言葉が出ます。それから次の単語そして次の単語というふうに言葉にしながら、最終的にいいたい内容になるようにまとめて行きます。
そして、言い終わってから、どのように話したのかを自分自身で知るのです。
つまり、話したあとで自分がどのようにしゃべったかを知るのです。
言葉がやっと少しずつ話せるようになった、小さい子供の話す様子を見てみるとわかります。
一言一言、記憶の中から絞り出して話しています。
つまり、意識的に考えて、話しているのです。
ところが、いずれ、すらすらとしゃべるようになります。
そして、しゃべることに充分慣れるのです。
初めて自転車に乗ったときは、ハンドル操作、ペダルを漕ぐ、ブレーキを掛ける、とても頭の中は忙しいのです。
意識的に自転車の操作をしているからですね。
ところが、充分慣れてくると、自転車の操作は自動的に体が動くようになります。
他のことを考えながらでも、自転車は思う方向へと進めることが出来ます。
つまり、その時のハンドルやブレーキの手足の操作を意識しなくても出来るようになるのです。
話すことも同じです。
その時の感情やイメージが、意識しなくても自動的に言葉になります。
そして、その時、表現するつもりのなかった感情が、自動的に言葉の中に表れます。
そして、誉めるつもりが嫌みになっちゃたりするんですな!

仲の悪い人を誉めようとすると
「あら!奥さん、すてきなブラウスですね。高かったでしょう。お金を掛けなきゃ良くならないものね。」
なんて、誉めているんだか、バカにしているんだかわからないような言い方になっちゃう!
  
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