生命力
山に見る生命の姿
  
山に住む生き物にとって、さぞ山は住み心地が良いのだろうと思って、山道を歩いていると、実は山の中は結構過酷な世界だとわかります。
木が覆い茂ったところでは、太陽の光はほとんど地上には届かずに、普通のよく見かける草ははえることができません。
しかしそんな環境には、太陽をあまり必要としない苔やシダが覆っています。

そのような棲み分けをして、平和に治まっているのかというと、決してそんなことはありません。
大きく成長した大木だって、決して安泰ではありません。
よく注意してみると、大木が倒れたあとがそこら中にあります。
土砂崩れのあと、水の流れで削られたあとにまた、植物が生えてきています。
岩と岩の間の僅かな隙間にも、植物が生えてきています。
火山が噴火したあと、文字通りペンペン草も生えない、溶岩の固まりに覆われてしまいます。
そうなると、山は生き物の住処ではなくなるはずなんですが、これがまた復活するんですね。
日本はそこら中が火山で出来た島国ですから、過去の長い歴史の中で、幾度も火山の噴火があったでしょう。
そんなとき、生き物は何もなすすべがなかったでしょう。
それでも、山にはたくさんの生き物が住んでいます。
全ての生き物は、どうしようもなく滅びてしまうことがあります。
そんな中で、生き物は、ただ出来るときに出来ることをやり続けています。
出来るときに出来ることをやる!そのようにしながら、自然に進化していきます。
出来るときに出来ることをやる!生命はそれ以上でもなければ、それ以下でもないと思います。
  
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