タヌキと人
タヌキにだって、克服していく勇気がある!
  
タヌキは夜行性で警戒心が強い。山の中は危険がいっぱいなので警戒心が強くなるのも当然かもしれません。
大きくなるまで、人間よりも多くの危険な経験をしてきたでしょう。
そんなタヌキが民家に餌をもらいに来るという珍しい話を、以前テレビかなんかで見ました。
その家には夜になると決まってタヌキがやってきます。
子供を連れて、ひょっこりと顔だけ出して、家の様子を見てから、おそるおそる入ってきます。
安全を確かめながら、ちょっとずつ!
タヌキの世界には安全を保障されたものは何もありません。でも、考えてみると人間の世界でも、それは同じでしょう。
近づいたり、少し後ずさりしたり、なかなか慎重です。
そしてついに用意された餌に到達します。
人間も似たようなことをします。
テレビでよく見かける、遊び!箱があってその中に何かが入っています。
客席からは中身が見えます。たいていこんにゃくとかひよことかカエルとか、そして、中身を知らない人が穴から手を入れて何が入っているのかをさわって当てるゲーム。
あのとき、たいていの人はタヌキと同じやり方をします。
すこし手を入れますがすぐに引っ込めます。
また少し手を入れます。今度はさっきよりもっと手を入れます。
また引っ込めます。
これを繰り返しながら、だんだんと目的に近づきます。
私が幼稚園の時野良猫を餌付けしようと思ったことがあります。
そのときの野良猫も同じやり方で餌に近づきました。

古今東西、人間も動物も同じやり方で様々なことを克服していきます。
  
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