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フロイトやユングより、ややマイナーなアドラーですが、ユングと同様にフロイトの精神分析学会に所属しておりました。
ユングよりもやや先輩に当たります。 そして、これまたユングよりも早く精神分析学会から離れ、独自の心理学をうち立てております。 その心理学は「個人心理学」といわれております。 その内容は、その名から受ける印象とは違い、人間の社会性や社会の影響などを重視して、フロイトやユングとはまた違う心理学です。 ◆
アドラーが注目したのは「劣等感」人間は社会的な生き物で、社会の中での自分という価値観で自分を判断する性質がある。 その社会の中で、「いかに自分は優越した存在か」ということが、人間にとって重要なテーマであり、それ故に「劣等感」を持つ。 この人間の、社会での自分の占める位置に対する欲望を「優越欲求」「Will to power(権力への意志)」と呼びました。 ◆
無意識についても、フロイトやユングと違いました。劣等感を重視して「劣等コンプレックス」が、人の無意識の重要な要素ととらえ、劣等感がある故に「優越欲求」が高まるという考えを打ち出しております。 つまり、「優越欲求」の強さは、劣等感の強さの裏返しである、ということです。 ◆
優越欲求は小さい子供にも見られ、兄弟間で、親の注目や愛情を巡る争いを行い、それは人格の形成に大きく影響しているとアドラーは言っています。子供は、家庭内において、それぞれのおかれた立場からいろいろな作戦を用いて親の注目を集めようと努力する様子をアドラーは興味深い視点で研究しております。 例えば長男という立場から、末っ子という立場からなど。 ◆
アドラーは「個人心理学」を、好んで「人間知の心理学」と呼んだそうな。人間は人間を知らないが故にたくさん苦しまねばならない。 人間にとって大切なのは人間を知ることである。 このような意味を込めてそう呼んだとか。 |
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