連合心理学

哲学から心理学への進化の過程
連合心理学は心理学としてはもっとも古い部類に属するんではないでしょうかねえ。
心理学はもともと哲学から生まれましたが、まさにこの連合心理学を生み出した人々は哲学者でした。
17世紀、イギリスには経験主義と言われる哲学がありました。
人は様々なことを経験によって修得する。生まれたばかりの頃は全くの白紙同然という考え方の哲学!
古代の哲学者プラトンやアリストテレスは、心は心の中のいろいろな要素が連合して、または結合して組み立てられているという考えを持っていました。
そこにイギリスの経験主義の考えが加わって、連合心理学が生まれました。
経験とは、人の触覚や視覚、聴覚などの感覚機能で、感じ取れるものを指しています。
感覚から、それに関わる記憶(観念)へと一連の結びつきをしているのが心!という考え方の心理学。
その、結びつきを連合と言っています。(連想といっても良いでしょう。)
その連合のあり方に何か法則があるに違いない!というわけで、
連合していく順番は、経験していく順番に関係がある。(ホップス)
複雑な観念は単純な観念が連合した結果である。(ロック)
時間的、空間的に近いもの、よく似ているもの、原因と結果が連合を作る。(ヒューム) ”()内は連合心理学を築いた経験主義哲学者の人名。” 等々
この連合心理学の考え方は、「全体は部分の単なる足し算ではない。」とするゲシュタルト心理学派によって大いに批判された。
また、方法が実証不可能なやり方で研究されていると、実験命の行動主義からも大いに批判されたという。
現代では、連合心理学の名は影も形もなくなってしまったように見えるが、連合という考え方は現代の心理学の中に取り入れられています。
連合心理学を批判した行動主義も「刺激→反応」という連合を学習理論の基礎においているのです。
連合心理学は多くの不備を伴いながらも現代の心理学の基礎的な部分を築き、その後の心理学に大きく影響しています。
哲学から心理学への第1歩というところです。
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