- エジプト文明の頃からあった?
- 何でも、これは催眠ではないか?と思われる文献は、古代エジプトにさかのぼるそうな。
古代エジプト文明の遺跡から、パピルスに書かれた「催眠術師」の話が、発見されている。
エジプト第4王朝のクーフー王に仕えた、チッチャ=エム=アンクという魔術師の記録が残っているそうです。
ま、やっぱり魔術師なんでしょうな!
その時代には「催眠」などという理解はなかったでしょうからねえ。
昔の催眠に対する理解は、神がかり的なもの、はたまた、魔術、今で言う超能力と言ったところでしょうね。
これがまた、今でもそんな理解の仕方が一部ではびこっているようですな!
ま、古い古い時代の文献ですから、本当に実在した人物かどうかもわかりません。
- フランツ=アントン=メスメルの治療法
- 時代は変わって、18世紀の後半。
催眠を、治療法として使用した人物がいました。
ウィーンの医者、メスメルという人!
しかし、この時代も、何やら、妙な理屈で催眠を解釈していました。
メスメルの動物磁気説
「この世の中には、何やら不思議なパワーがあって、それが磁石に多く集まっている。
だから、その磁石の磁力は、どんな病気でも治す力があって、それを健康気と名付けた。」
「さらに、その健康気を含む磁力は、その治療を行っていたメスメル自身の体に多く宿り、
磁石なしでもメスメルが手をかざすだけで、病気が治るようになった。」
という!
その効果のほどはというと、これが、かなり効果を上げていたそうな!
今では、その演出や方法、雰囲気から、催眠療法であることはわかっていますが、いかんせん当時は催眠というものの理解がない時代です。
- その後、様々な催眠術師が登場!
- その後、メスメルの弟子やら、キリスト教の神父やら、医者やらと、いろいろな人がこの不思議な現象に取り組むうちに、「磁石は関係ない。」との見解が見いだされ、精神分析学のフロイトが「無意識が存在する証拠」として、催眠を取り上げた頃から、少しずつ心理学の分野になってきました。
1950年代になって、ようやく、催眠は魔術や不思議なパワーや超能力ではなく、心理的な現象であると認められたそうです。
- 動物磁気説から暗示説へ
- 磁石などの道具を使うことなく、言葉だけでも催眠誘導が出来ることが見いだされると、催眠暗示が催眠の主たる要素だという「暗示説」が一般的になりました。
そこで、暗示にかかりやすい人、暗示にかかりにくい人という考え方が、生まれてきました。
暗示へのかかりやすさのことを、「被暗示性」といいます。
この考え方は、「動物磁気説」よりもずいぶん現実的なので、多く広まりました。
未だに、この暗示にこだわる人も多くいますが、今では、もっと催眠に対する研究が進んでいます。
「暗示説」だけでは、催眠を理解できません。
なぜなら、言葉を使わなくても催眠現象は起こりますからね。
みなさん、鏡で、自分の顔をじっくりと眺めてみてください。
自分の顔の気になるところをチェックしてください。
そして、時間が経つのを忘れるほど、そのことに没頭しているとき、あなたは催眠に入っています。
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今でも、催眠を、何やら怪しげなもの、超能力や魔術の類、または手品かやらせなどと考えている人が多くいるかもしれませんねえ。