夫婦関係論・第2章
夫婦として生きること・・その目的
  
動物には、単独行動を好むもの、群を作ることを好むものがいますね。
子育ても、生みっぱなしのもの、雄が育てるもの、雌が育てるもの、夫婦で育てるものがいます。
人間はどうでしょう。
人間の場合、それは本能なのか?知恵なのか?どうやら群を作る方が多いようです。
これまた本能なのか?社会の要請なのか?夫婦で子供を育てますね。
さて、話はかわって、お店が2軒あったとしましょう。
強欲太郎さんがやっているお店、私欲一子さんがやっているお店!
二人は同じような商品を仕入れ、同じような場所でお店をやっていたと思ってください。
大型の店舗に対抗するには同じようなお店が協力しあって商売の規模を大きくするのも一つの方法ですね。
そこで、強欲さんを私欲さんがお互いに協力しあうことになりました。
強欲さんは、とても大きなもうけを期待しました。
私欲さんは、「強欲さんが自分をもうけさせてくれる。」と期待しました。
2人はまず、仕入れに関して相談します。
互いの仕入先を公開して、共同仕入れをすれば安く仕入れることが出来るかもしれません。
そこで、強欲さんは自分のお店で売れ筋の商品を安く仕入れたいと思いました。
そのために私欲さんにもその商品を仕入れるように進めました。
でも、私欲さんは自分ののお店ではその商品はあまり扱いたくないと思いました。
だから、私欲さんはその話を断りました。
私欲さんは、強欲さんが何かおいしい話をしてくれるのを待ちました。
強欲さんが何か安く仕入れることが出来るルートを持っていれば、それを教えてもらうだけで十分だと思っていました。
強欲さんは、私欲さんに「共同仕入れをするんだからもっと、この商品もあの商品も仕入れたらどうか?」と言います。
でも、それは強欲さんのお店で扱っている商品ばかりです。
共同仕入れの話はまとまりません。
話が進まないので、強欲さんは「仕入れ量を増やすためにお店をもう1軒、共同で出資してたてたらどうか?お店のデザインや立地などは自分に任せてもらって、私欲さんは出資と書類などの手続きをしてもらえればいいよ」と言いました。
でも、私欲さんは煩わしいことはしたくなかったので、断りました。
結局すべての話はまとまりませんでした。
ま、良くある話です。
これでは、集団または組織を形成する意味がありません。
ちなみに、それが例え2人でも、集団または組織と考えてください。
強欲さんも私欲さんも、協力すると言うことを間違えています。
単独行動ではなく、群で行動することには、人間に限らず大いにメリットがあります。
様々な生き物が群を作って暮らしています。
それはとても大きなメリットがあるのです。
でも、そのメリットは個人の延長線上にはありません。

夫の延長線上にメリットはありません。
妻の延長線上にメリットはありません。
夫婦の延長線上にこそメリットがあるのです。
  
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