| 会話に潜む、もめ事の種。その1 | ||
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こんな夫婦の会話があります。
妻「たまには、子供の面倒を見てよ。今日は私出かけたいところがあるんだから!」 夫「・・・・・・」 妻「聞こえてるの!?」 夫「聞こえてるよ。」 妻「いつも私ばっかり、子供の面倒を見て・・・大変なんだから・・・」 夫「俺だって、子供の面倒を見てるだろぉ!こっちは仕事で疲れてるんだ!」 妻「あ〜そう!あ〜そうなの!毎日毎日、掃除して、ご飯作って、ストレスたまってるんだから! 私だって、あなたのように外で伸び伸び仕事したいわよ!」 夫「だったら、働けば良いじゃないかっ!誰も家にいてくれって頼んだ覚えはないぞ! 疲れて家に帰ったら、いつもグチグチとうるさいんだよ。」 妻「私がいつグチグチ言ったのよ!? あなたは、自分の好きなことばっかりして良いでしょうけど、だいたい私は好きで主婦やってるんじゃないのよ! 私が家にいなければ子供の面倒は誰が見るのよ!あなたが見るの?!」 夫「あ〜見るよ!ついでに掃除でも洗濯でもやってやるよ!毎日、主婦やってりゃいいのなら気楽なもんだっ!」 一度、こんな会話になると、それは永久に続けることも出来ます。 最初は、”出かける間、子供のこと任せたよ”ということでした。 しか〜し、 妻「たまには、子供の面倒を見てよ。今日は私出かけたいところがあるんだから!」 この言葉には、夫に対する積年の恨みがこもっています。 長い間、夫に不満があったことが、夫に対する攻撃となって現れています。 きっと、それなりのことが過去にあったのでしょう。 どちらの言い分が正しいとかではなく、確実にそこには不満があると言うことですね。 そして、夫の沈黙! 子供の面倒を見るか見ないかではなく、この沈黙は攻撃に対する構えです。 そして、戦闘態勢準備OK!
後は戦いあるのみ!
10年でも20年でも戦い続けることが出来ます。それは、かねてより沸々と煮えたぎる不満の噴出のようです。 人は会話の中に含まれる攻撃には敏感です。 「あっ!嫌みな言い方っ!」と、すぐに気がつきます。 そして、話の主旨はどこかに消えてしまって、攻撃が攻撃を呼ぶように、攻撃するために会話を続けます。 こんな会話もあります。 妻「今日、ちょっと出かけるからね。」 夫「どうして?」 妻「ダンス教室の日だから。」 夫「ふ〜ん」 妻「帰りはちょっと遅くなるかも・・」 夫「どうして?」 妻「発表会の打ち合わせもあるし・・」 夫「ふ〜ん」 妻「今日、何か用があったの?」 夫「別に・・」 妻「じゃあ、行って来るけどかまわないでしょ。」 夫「なぜ?」 妻「行っちゃいけないの?」 夫「別に・・」 妻「何が言いたいのよーっ?」 夫「何を怒ってんだ!」 この会話には、表だった攻撃はありません。 でも、暗黙のうちの反対があります。 夫「どうして?」という言葉には、素朴な疑問であることの他に、「どうしてそうなるんだ!」という不満が感じられます。 それに、いちいち理由を問いただされるとイライラしますね。 例えば、 a「今日はいい天気ですね。」 b「どうしてそんなこと言うの?」 a「・・・・・・」 b「なぜ、黙ってるの?」 どうして?どうして?なぜ?なぜ?
何か言うたびに、このように問いただされると、説明しきれないですよね。さらに、「別に・・」とか「ふ〜ん」とかの、煮え切らない返事! 「何か文句あるか!!」
と、喧嘩を売りたくなってきます。夫は妻が出かけることに不満を持っています。 しかし、それを表現していないつもりになっています。 しか〜し、充分表面に現れています。 でも、それを表に出していないつもりなので、”妻が怒り出すのはおかしい”と思うのです。 このように、どんな話題でも、何を言おうとも、その中に不満を込めることが出来るのです。 人間はとても器用に様々なやり方で不満を表現できます。 そして、それらは不満を解決しようとする努力です。 でも、そのやり方に問題がありそうですね。 |
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