夫婦関係論・第4章
穏やかに話すことの効用
  
”穏やかに接すること”、この当たり前でわかり切った様な事柄・・
改めて言うまでもなく、大変効果的です。
でも、日常の中でとても忘れられているのです。
催眠術師の多くは催眠誘導の際に、とても穏やかな話し方をします。
なぜでしょうか?
催眠誘導は相手に対する、特殊なコミュニケーションです。
その特殊なコミュニケーションを実現するのに、”穏やかに接すること”はとても効果的だと知っているからです。
さて、このページを読む前に、コミュニケーションについての予備知識が必要です。
サイコロTown!のテーマ「Communication」を、よーく読んでみてほしいのです。
さらに、テーマ「Nature」の「こころ」に書いた、「猛獣と接する」も、読んでみてください。
夫婦関係には多くの不満があるかもしれません。
そして、その不満はいらだちを伴います。
知らず知らずのうちに、いらだちを多く含んだ口調になっていることが多いのです。
そして、そのような口調で話された方は、その口調によっていらだちを覚えます。
つまり、いらだちがいらだちを誘発していくのです。
だから、その逆を行います。
穏やかに話すと、相手も穏やかになりがちなのです。
さて、その穏やかさには興味深い効用があります。
こんな場面を思い出してほしいのです。
子供が何かおもちゃを買ってほしいとせがんでいるとき、もしあなたが、たまたまイライラしていて機嫌が悪いとどうなりますか?
もし、あなたが上機嫌だとどうなりますか?
子供がおもちゃを買ってもらえる確率が変わります。
もう1つ・・
あなたがイライラしているときに、子供が大声ではしゃいでいるとどうなりますか?
あなたが穏やかな気持ちでいるときに、子供がはしゃいでいるとどうなりますか?
穏やかな気分は、”周囲の状況を快く受け入れる”という、副産物を伴うのです。
催眠術師はとても穏やかに話すので、催眠に入る人は穏やかな気持ちになります。
その結果、催眠術師の言うことを快く受け入れることになります。
これによって、催眠誘導という特殊なコミュニケーションを可能にしているのです。
夫婦の間でもこのことは同じです。
この穏やかな話し方は、どのような場面で使えばいいのか?
実は、ありとあらゆる夫婦の会話で使う必要があるのです。
なぜなら、夫婦関係が悪い場合、いらだちから派生してもう1つの事柄が進行しているからです。
というわけで、次は、そのお話をしたいと思います。
  
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