夫婦関係論・第3章
夫婦の領域、個人の領域
  
言うまでもなく、夫婦は2人の個人によって成り立ちます。
夫婦になったからといって、「個人ではなくなった!」ということはありませんね。
夫婦になると、夫婦としての生活になりますが、個人としての領域もあるわけです。
夫婦関係に不満を持つケースとして、多いのが、この「夫婦の領域」と「個人の領域」の取り扱いの難しさかもしれません。
良く聞くのは、テーマ夫婦のショートの「休息」に書いたパターン!

夫の帰りを、とてもとても退屈しながら待っていて・・
夫が帰ってきたら「あの話もしよう!この話もしよう!」と待ちかまえていたのに、夫が帰ってくると野球を見てニュースを見て・・そして寝ちゃう!
あ〜ぁ・・つまんないの!
そしてそして、
「夫婦になってから私ばっかり、全然つまらない人生だぁ!」
それが、行き着くところは
「何のためにこの人と結婚したのかぁ〜!」と、
結婚の意義目的を哲学的に問わねばならなーい!
少なくとも、夫婦というシステムは、娯楽施設やテーマパークではありません。
夫婦で楽しめるということは、とても望ましいことですが、個人の領域でも楽しめるということを夫婦になって忘れてしまった人も多いかもしれませんよ。
第1章や第2章で書きましたが、夫婦関係は構築していくものです。
夫婦関係であることに”過大なサービスを求めるものではない”と思うのです。
個人領域の不足を、夫婦関係に穴埋めしてもらおうと期待すると、夫婦関係はとても残念なものに思えてきます。
ところで、逆のパターンもありますよねえ。
”夫婦でありながら、個人の領域だけで生きている”なんてこともあります。
それこそ、結婚したことに何も意味がないというか!

例えば夫が働いている。
そして、生活費を全く家に入れず全部自分の小遣いにしてしまう。
妻は専業主婦、家事を一切せずに、毎日、友達と遊んでいる!
「夫婦の領域」と「個人の領域」どちらが大切なのか?と考えないでほしいのです。
「夫婦の領域」と「個人の領域」のどちらか一つに絞ると、夫婦というシステムは壊れますねえ。
「夫婦の領域」を大切にすれば良いのだ!
はたまた、「個人の領域」だけで良いのだ!と・・
これ1つさえ、やっていれば良いのだ!真理は1つだ!というインスタント哲学では、うまくいくものもうまくいかない!
だって、2人の個人夫婦を構築するものだからです。
  
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