夫婦関係論・第2章
夫婦としてのスタート
  
さて、めでたく夫婦になったら・・・
第1章で書いたようにがらりと環境が変わります。
恋愛時代とは違って、生活していく機能を担っていかなければいけません。
さらに、結婚という節目は恋愛時代にあったはずの気持ちを失わせます。
結婚前は、実際に無事結婚に至るかどうかの不確定要素がありました。
そして結婚に至った後はその不確定要素が消えています。
結婚という事実が確定しているからですねえ。
「釣った魚に餌はやらない!」
と言うことが現実に起こります。
良く男の側の言い方として耳にしますが、実際は男女問わずに起こる事柄なのです。
ま、あまり耳障りの良い言い方ではありませんな。
心理的に見てみると、「結婚不確定=不安」から、「結婚確定=安心」への変化!
つまり、冷たくなったのではなく、安心したのです。
そのことを多くの人が「結婚前より冷たくなった」と捉えます。
この捉え方が夫婦の亀裂の第1歩ですな。
一方では「安心しすぎ!」とも言える場合もあります。
相手が思うようになって当然!などと感じる場合がそうですね。
ところが当然ながら相手は思うようになってはくれません。
でも安心しすぎると、このことがわからなくなります。
安心した相手を冷たくなったと捉えること、安心しすぎて自分の思うようになると考えることについては、夫婦の最初のスタートが肝心なのです。
第1章で、暮らしの構築に根ざした新しい人間関係を生み出していくことを強調しました。
そして、恋愛関係と夫婦関係は違うと強調しました。
夫婦関係の目的は、生活の構築のためのチームワークにあります。
もし、2人で生活を構築する必要がなければ、結婚せずに恋愛関係のままでも良かったわけですよ。
わざわざ、法的、社会的手段としての結婚をする必要がありません。
結婚するにも離婚するにもエネルギーが必要です。
大変な労力をかけて結婚するのです。
もし、互いに愛し合っていることだけが目的なら、恋愛関係のままでも良かったはずです。
つまり、わざわざ結婚に踏み切った理由をあらためて考えてほしいのです。
それは、別々に営業していた会社が合併するようなものだと思いませんか?
  
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