夫婦関係論・第5章
互いに敵となるか、味方となるか?
  
今の夫婦関係に不満があり、それを改めて考え直すときに大切なことは、互いに敵となるか、それとも互いに味方となるか!という選択です。
答えは簡単なようですが、多くの夫婦が「互いに味方になる」と言いながら、「互いに敵」になろうとします。
そして、これこそ大問題なのです。
「互いに味方になる」と言うことを、「相手が私にとって都合のいい味方になる」と、心の中で翻訳してしまう人が多いのです。
そこで、2章で書いた「夫婦として生きること・・その目的」を読み返して欲しいのです。
その目的のための味方になる。そして、それは互いにそうだ!
という、ことだと理解して欲しいと思います。
ですから、何でも相手の味方になってあげることや、何でも自分の味方をしてもらうことではありません。
「相手が自分にとって都合のいい味方になる。」と願うと、相手が自分にとって都合のいい考え方、都合のいい行動を取るように強制しなければいけません。
そのために相手と戦わねばいけなくなります。
つまり、相手をどんどん敵に回すのです。
何でも相手の味方になると、それは、相手だけのための人生で、夫婦であることの意味はありません。
同じように暮らしていても、その考え方で、大きく意味が違います。
夫婦の形態はいろいろとありますが、その一つの例として、夫が働き妻が主婦を行う場合は、夫と妻は別々の行動をとります。
それは、”それぞれ好き勝手なことをしている。”と、考えることも出来ますし、”分業をしている。”とも考えられます。
それは、共働きでも同じですし、妻が働き夫が主夫をしていても同じですね。
もし、近所で火事になりそうなボヤ騒ぎがあって、消防車がなかなか来れない。そんなとき、ある人はバケツを探して回り、ある人は水を運び、ある人は自分の家の水道を提供し、それぞれの人が火を消すためにそれぞれのことをするならば、「互いに味方」だと、感じるでしょう。
  
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