夫婦関係論・第1章
2.恋愛と夫婦の違い
  
前のページでは、恋愛から夫婦への心理的接近のお話をしました。
ところで、人によって結婚に踏み切る理由は違います。
人によっては、結婚するつもりはなかったのに、「出来ちゃった結婚!」
人によっては、長々と続いた恋愛の結論の持っていき場所に、「う〜ん、それじゃ結婚するか??」なんて言いながらの、「しゃあねえな結婚!」
人によっては、「早く結婚しないと、いきおくれる〜!」と、あわてて手頃なところで手を打つ、「タイムリミット結婚!」
それに、必ずしも恋愛から結婚へというプロセスとは限りません。
人によって個別に違うことなので、数え上げるとキリがありませんな!
「恋愛から夫婦へ」と言うのを「つきあいのある他人から夫婦へ」と読み替えてくださいませ。
もし、心理的に夫婦としての準備が出来ていても、必ずしも結婚後の夫婦がうまくいくとは限らないというところまで前のページで書きました。
「恋人またはつきあいのある人」と夫婦とは決定的に違うところがあるからです。
恋人の場合、ともに過ごす時間が長くても、生活設計は別々ですね。
夫婦の場合、まさに生活手段という要素が大きくなるのです。
子供が出来れば、父親、母親です。
恋愛の時には、遊びまたは気持ちが主体かもしれませんが、夫婦となると生活設計の方が主体となってきます。
生活設計とは、経済的な事柄だけとは限りません。
様々な社会的対応をすべて含みますね。
PTAの役員になった。
近所とのつきあい。
etc
人間社会の中の一つの単位を構成しています。(法律的にも)
平たく言えば、暮らしということが大きくウェイトを占めるようになってくるでしょう。
そのことが心に与える影響は大きいと思います。
結婚して暮らしてみないことには、想像もつかない変化!
そして、人は「こんなはずじゃなかったぁ〜!」と感じたり、「へぇ〜、何だこんなものか・・」と感じたり。
とてもとても多くの現実への直面です。
ゴミだしは誰がやるのが望ましいか?という現実!
掃除はどれくらいさぼっても大丈夫かという現実!
暮らしの現実の世界への対応に、とてもつまらないと感じてしまいがちですねえ。
「結婚に描いたあの思いは、いずこへ〜。」
さてさて、その結婚に描いた思いはどこに行っちゃったのでしょうか。
そもそも、どこにそれはあったのでしょうか?
もちろん、それは、結婚する前の人の心の中にあったものに違いありません。
では、その思いが現実になると、誰が保証したのでしょう??
無意識的に、「きっと相手が保証してくれるはずだ!」と思ったりしませんでしたか?
古い古い昔は、社会の風潮が「男というものはこんなもの、女というものはこんなもの」そして、「夫たる者は!妻たる者は」と相場が決まっておりました。
こういった偏見が良くないと言うことで、夫婦に関する人の考えも変化してきています。
自由であるが故に複雑になっているのです。
ところが結婚式までのプロセスはあまり変わりませんね。
やれ結納だ!式の日取りだ!新婚旅行だ!
準備準備で忙しい!
結婚後のことについては、頭の中で想像した通りになるだろう!
そして、今は忙しいから考えている暇はない!
結婚したら、暮らしの具体化という、新しい要素を取り入れて、結婚前に思い描いた計画を再構築する必要があると思いませんか?
夫婦のスタイルは、昔と違って決まっていないのです。
万人に通用するコンセンサスもありません。
一人一人が頭の中でそれぞれ思い描いている状態です。
お互いが、夫婦とはこんなものだと、それぞれが独自に思い描いて結婚するのが、今の結婚かもしれません。
ならば、「暮らしの具体化」のために、再構築が必要だと思います。
やはり、ゴールではなくスタートですねえ。
結婚前に考えていたことが、結婚してから通用するとは限らない!

へへへ!今回は、なんだか、ちょいと辛口の結婚式のスピーチみたいになっちゃったよ〜ん。
  
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