人物像
心が生み出す人物像
  
人は他の人について様々な印象を持ちます。
この人はこんな人、あの人はあんな人、というふうにそれぞれの人について、心の中で判断しています。
人について判断することは、実際にはとても難しいことなのですが、私たちは意外と簡単に判断しているんですね。
人間はとても複雑です。もちろん一言でその人物像を正確に言い表すことは出来ません。
日常生活の中で、人のことについて、その人物像を一言で言い表すことは、よくあります。
「あいつは、そそっかしい!」
「あの人は、優しい。」
そそっかしい人だって、いつも必ずそそっかしいわけではないことを知りつつも、やっぱり、いつもそそっかしいという印象を持ってしまいます。
優しいと言われる人だって、いつも必ず優しいわけではないことを心の片隅に置きつつも、その人が怒ったりすると、驚いてしまいます。
「こんな優しい人でも、怒ったりするんだなあ」
なんて、思ってしまいますね。
言い換えれば、「この人に限って怒ったりする事はない!」と思いこんでいるわけです。
心がそうさせるのです。
普通、人が持っている感情は、誰でも持っています。
誰だって、怒るときもあるわけです。
心が人物を判断する時、
まず、その人物のわかりやすい特徴をとらえて、大まかに判断します。
その後、その印象から、その人の人物像を勝手に膨らませちゃう。
つまり、勝手に想像して、その人物像を決めてしまいます。
このようなことは、ほぼ自動的に心の中で行われるので、気がつかない間に人物像を作っちゃうんですな。
そして、良い印象を持つと、どんどん良い方向に人物像を想像し、悪い印象を持つとどんどん悪い方向に人物像が膨らむ傾向があります。
悪い方向に膨らんだものは、偏見と呼ばれ、良い方向に膨らんだものは買いかぶりとでも言えばいいのかな?
でも、芸能界や映画界のエンターテイメントを楽しむためには、心のこうした働きが役に立ちます。
ブラウン管やスクリーンに登場しているところを見るだけで、夢いっぱいに人物像が膨らみますからね。
心は物事を単純化しそこに勝手に尾ひれをつける!
  
トップへ テーマ 心へ