| 判断材料を与える教育 | ||
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ある小さな子が急におなかがすいたとお母さんにいいました。
その子はまだ、お箸の使い方は身に付いていません。 ご飯にふりかけをかけて食べたいと言いました。 そして、ご飯が炊きあがりましたが、熱いので冷めるまで待つようにお母さんに言われたのですが、その子は待てません。 「あ〜ん、早く早く!」と「熱いから冷めるまで待ちなさい!」の押し問答になります。 それを見ていた私は、この子はまだ、熱いということの具体的な意味を知らないと判断しました。 それで、優しくにこやかにその熱い熱いご飯をその子に差し出します。 そして一言! 「熱いぞお〜ぉっ!」 食べてはいけないとは言いません。 もちろん食べるだろうと思っていました。 そして、その子は口の中にどっさりとご飯を入れます。 そのあまりの熱さに、「はふはふはふはふはふはふはふはふ」 2分ほどやっておりましたねえ。みなさんに見せてあげたかった。 その子は「熱い」という言葉の意味を具体的に学びました。 ついでに、「私の言うことは正しい」ということも学んでくれましたよ。 この時、「ほら見ろ!だから熱いと言っただろ!」と叱ってはいけません。 子供は、すでに学んだ後です。もう学んだんだから何も言う必要はありません。 それ以上言うと、子供との人間関係を悪くしてしまい、その後の教育がやりにくくなるだけです。 「飛び降りて見ろ。」 「痛いぞお〜ぉっ!」 その子は急に慎重になります。何たって、熱かった一件がありますからね。私が痛いというのだからどれほど痛いのか! そして、もう一仕事! 私は、「降りるときはどうするの?」と訪ねます。 子供は必死で降り始めます。 その後、「ああなるほど、そうやって降りるのか。」と一言、言います 親が叱りとばした後で、抱きかかえておろすと、子供は何も学びません。 子供は自分の力で後始末をつけることを学ぶほうが良いと思います。 そうすれば、降りることを考えて、上るようになります。 自分で降りることのできる自信のある範囲まで、上ります。 そのために、教育にゆっくりと時間をかけるのです。 |
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