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楽々育児の話

育児・教育
子供の悲しみを知る。
幼い日々に思う。
今、ふと子供の頃のことを思い出しています。
それは、高校の時よりももっと前。
中学生になる日はまだまだ遠い未来だと思っていた頃。
そして、幼稚園って、いったいなんだろう?と疑問に思っていた頃です。
毎日、近所の友達と遊んでいました。
大人の目から見ると遊んでいたと言うことですが、当時の私は必死でした。
人間関係の難しさのまっただ中にいました。
良いおもちゃ、そして、何をして遊ぶかの主導権を巡る激しい戦いの日々でした。
新しい良い三輪車を誰かが買ってもらうと、その三輪車を巡って必ず争いが起こるのです。
毎日が戦争でした。
その戦争がすべてでした。
自分のプライドと家族の威信をかけて、戦っていました。
しかし、それは、大人の目から見ると仲良しグループのたわいない喧嘩です。
そんな小さい頃、動物が大好きでした。
向かいの家では、犬を飼っていました。
4軒隣の友達の家でも犬を飼っていました。
少し離れた友達の家では、猫を飼っていました。
私はある日、野良猫を見つけました。
腹が減っていたのか、とてもおとなしくて弱々しい猫でした。
それは、まだ小さい子供でも、捕まえることが出来ました。
私は、とても夢と希望を持ちました。ついに我が家もペットを手に入れたのです。
家に持ってかえって、夢と希望とともに母親に見せました。
そのときの母親は、驚き、そして、とてもイヤな顔をしました。
そのときの私には、それは理解できませんでした。
しかし、それは、大人の目から見ると、小汚い野良猫でした。
小学校になり、授業参観の日です。
どういうわけか、子供にとって授業参観は特別な意味を持ちます。
子供たちは、内心そわそわします。
いつもは学校に来ないはずの人たちが、どっとやってくる日です。
そして、授業参観の時間が始まります。
子供たちは、みんな後ろが気になる特別な授業を受けています。
とても後ろが気になる、変な変な授業です。
先生は、いつもより良い服を着て、特別な声で歌うような授業をする特別企画です。
子供たちは、どうして後ろの親が、とてもとても気になるのでしょう。
自分の親が予定通りに来てくれているかどうか、確認をせざるをえないのです。
どうして、子供たちはこれほど親が好きなのでしょう?
しかし、授業参観は、親にとって、子供が授業を受ける姿を心配とともに確認する日なのです。
そして、その後、親から「キョロキョロと後ろを振り向くな!」と、叱られて、悲しい思いをするのです。
子供は、大人と同様に厳しい社会に生きています。
しかし、それは大人の目から見ると、子供の体の大きさと同じように小さな出来事に見えるのです。
子供の心には、子供にはどうしようもないほどの切実な悲しみが詰まっています。
親を悲しませたくないので、親にはその半分も言わないかもしれません。
だから、私は願うのです。
悲しみがあるなら、その分の楽しさと愛情を受け取れることを!
そして、子供の心に強さが備わることを!
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