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2.26.98

●いやはや。この一週間で間違いなくいえることは、この一週間半がミシガン大にきてから一番忙しい日々となりました。忙しいというよりは物理的にと、私の身体的に、実際こなしていくのが不可能なくらいの内容の濃さでした。社会学の4ページのペーパー(これは講義用のペーパーでこの前のディスカッション用のとはまたべつです。)、環境政策のタームペーパー(15ページくらい。)のリサーチ+アウトライン作り、環境政策の中間テスト、ドイツ語のエッセイ(大体2ページの長さ。)、ドイツの中間テスト(3回目)、化学のリーディング60ページ(ボストンで遅れた分。)、オックスフォード大のプログラムの締め切りの対応(アプリケーション、エッセイも。)、ドイツ語の授業で習った単語すべてに関するクイズなどなど。思いついただけでこれだけありました。しかも1週間半で。ちなみにこれらすべては「宿題」のカテゴリーには入らないものばかりです。よってこれらプラス宿題が上に重なった状態でした。

今日の昼にやっと一番最後の締め切りの課題である、環境政策のリサーチのアウトラインのペーパーのほうを提出してきました。これでやっとのことちょっとは一段落着きそうです。というのも、ミシガン大は今日から1週間の春休みに入るからです。(といっても春休みが終わってすぐに化学のテスト、フィクションライティングの宿題、社会学のテストの準備、環境政策のリサーチの仕上げなどがありますが。)

ということで、この1週間半で思ったことはついに月並みなセリフをはいてしまうようで、何だかいやな感じですが、

「・・・きつい。」

あまり心から認めたくはなかったんですが、やはりミシガン大はめちゃめちゃ厳しいことを、改めて体に叩き込まされた感じでした。とくにこの一週間は本当に厳しかったです。本当に。あぁ疲れた。

●そんなこんな言っている間にドイツ語の3番目のテストが返ってきました。99%と今回もかなりよかったです。いや、一安心。ドイツ語の件で言えばある一定の成績をドイツ語の授業で取っていれば、ドイツ語のチューターになるという仕事があることを発見しました。1時間8ドルという結構魅力的なレートも手伝って、今後この仕事関して情報を集めようと考えています。ドイツ語をここの生徒に教えるというのはなかなか奇妙な感じもしますが、ま、なれればもうけものでしょう。

●前学期の成績が偶然(これほんと。)よかったんで、76th Annual Honors Convocationという、召集会のようなものに招待されました。ミシガン大すべての生徒の中から選ばれるそうで、友達にきくとなんだか、名前を呼ばれて何か賞状のようなものがもらえる表彰式みたいなものらしいです。この式は3月21日にあるんですが、私の予想としては多分来学期からは呼ばれることはまずないだろうから、これは一生にめったとない機会かも、とおもい、出席することにしました。この招待状にはなんと家族などへの招待もふくまれており、なんだか卒業式みたいな雰囲気の式になりそうです。とにかく、とりあえずも選ばれて光栄です。

●春休みになにをするかというと、まずはじめの4日間はNorth Carolinaにある、Smoky Mountainという国立公園(かどうかははっきりしませんが。)にキャンプに出かけることになっています。出発はなんと今日です。そしてそのあとには、フロリダのマイアミに3日間くらい滞在する予定です。ということで私の春休みはすべて埋まってしまっています。持っていくものといえば・・・化学の教科書ですね。(あまりそういうことばかり考えたくはないんですが、大学のスケジュールが非道なので。)

●ではいってきます。

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2.16.98

●2日前にボストンとニューヨークを車で回った旅から帰ってきました。時間がそれぞれの町であまり取れなかったのが少し残念でしたが、とにかく目的だったボストンの町とハーバードを見ることができたので、この旅については満足しています。なんと言ってもボストンや、特にハーバードあたりは目を見張るほどの美しさでした。デジカメでいろいろとりましたが、そのままのきれいさがとれているとは到底言えない感じがします。今回とった写真はまた機会を見て更新するつもりでいます。特にハーバードの周辺はなんというか”知的刺激剤の塊”みたいなところでした。また将来この町とかかわれるようになれれば、と思った次第です。

そういうことよりも今現在は木曜日、金曜日と抜けた授業の穴埋めと、各クラスからの宿題の嵐に出会っている最中です。ボストンで引いたのかは知りませんが、昨日からは風邪を引いて、すこし熱が出てきてしまい、少しくらくらしている状態となっています。が、この先の1週間半で約10個の宿題を終わらせなくてはいけません。それにプラスして、環境政策のクラスのテストと、ドイツ語のテスト(3回目)がこの1週間の間にあるので、なんだかどれから手をつけていいのかまったくわからない状態です。

なんでだかわかりませんが、ときどきこうやってすべてのクラスの特にややこしい宿題がみんなたまって課される時期が半学期に一度くらいやってきます。今回もそう言う感じで、この2週間が終わると少しの春休みがやってきます。約2週間の休みなんですが、多分それぞれのクラスの復習をちまちまする予定でいます。あとできれば車の免許の筆記テストでもうけに行こうかなと考えています。日頃はまったく時間が取れないので。

●ボストンに出るまえにドイツ語の2回目のテストが返ってきました。結果は初の101%(!)でした。書けたなとは思いましたが、(それに今回のテストはそんなに難しくなかったこともあったんですが、)Extra Pointの2点を含めて、初の満点をとることができました。うれしかったことはうれしかったんですが、なにせドイツ語は6つのテストがあるためこのテストもそのうちのひとつに過ぎません。とにかく最終的にAさえ取れればOKなんですが。

●オックスフォード大学のプログラムに必要だった推薦状をやっと環境学部の教授と、GSI(Graduate Student Instructor)から受け取ることができました。締め切りが25日なんで、なんとか間に合わせたいと思っています。またこの忙しい時期に締め切りがきてしまっているので、へんなヘマがないようにしたいと思ってます。

●とにかくこの2週間を乗り切れば2週間の休みが入るので、この休みを糧に重い体を起こしてがんばろうと思います。(・・・がんばって更新しようとは思うんですが、どうなるかはわかりません。ごめんなさい。)

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2.8.99

●この二週間はまたかなり忙しかったです。明日の社会学のテストでやっとそのほとんどが終りになるわけですけど、それまでが大変でした。更新が遅れた理由はこれだけです。昨日はやっと少し寝れましたが、この期間はしっかりと睡眠をとることができなかったので、かなりストレスもたまってしまっていました。今までの経過を言いますと:

    まず前の月曜日にはドイツ語の最初のテストがありました。テスト範囲はいつのまにか320ページ。(これは前学期からの積み重ねでこういう事がおきます。)テストの形式に少し慣れない点があったので、あまりいい出来だとは思いませんでしたが、結果的に95%の点数を取ることができました。ドイツ語は数少ない4単位の授業なので、前回同様Aを取っていかないことには他のクラスにかなりのプレッシャーがかかってくるので、まずは一安心でした。

    はじめての化学のテストが2日にありました。授業が始まって1ヶ月にも満たないのに範囲は200ページ以上にのぼりました。今回のテストは昨年などと較べ、“異常に”難しかったらしく、平均点も40%前後でしたが、私の周りの友達にはエンジニアが多く、また結構彼らに教えてもらったかいもあり、このテストでは85%の点数を取ることができました。しかしこれからどんどんとややこしくなってくるので、これからどうなるかはわかりませんが。

    環境政策のクラスがかなりきついです。進み具合を言うとすでに二冊(平均して200ページの本。)の内容全てが終わり、今はいろいろな本から寄せ集めて作られたコースパック(これでも200ページ。)を使っています。先週は3つの宿題が出てしまっていて、アメリカの環境運動、政策に関する一冊の本をまとめ、その引き金となった出来事をまとめるというものと、アラスカにあるANWR(Arctic National Wildlife Reserve)というエリアの石油開発をめぐる記事をよみ、関係する非政府組織、団体を列挙し、それぞれのもっている政策上の特徴、そしてそれにかかわるそれぞれの環境政策上の戦略の違いなどをまとめるというものと、前にも書いた10―15ページの、現在の環境政策に関するリサーチの結果を載せたタームペーパーづくりの序盤を1ページにアウトラインをかくというものの3つの宿題がありました。最後のタームペーパーのほうは題材を、最終的に、97年の京都会議で提案されたKyoto Protocolにしました。もちろんこれに関する合衆国内での動きを調べることになります。

    今日は、ドイツ語の2回目の試験がありました。形式にもややなれてきたので、今回はまぁちゃんと書けたと思います。何しろ今学期で全てのドイツ語の内容が終わってしまうので、最近はいろいろと新しいことが出て来ています。最近ではフリーリーディングというかたちで、毎日30分の時間をドイツ語の本(今私はドイツ語の漫画を読んでいます。"Der Gallier"という、向こうではちょっとしたブームになった漫画です。もちろん読むスピードは中学時代の英語の教材を読むよりかなり遅いですが、これはこれでそれなりに面白いです。)をよんで、それに関する感想や日記をドイツ語でつけていくという宿題がでています。幸いドイツ語の電子辞書があるので、めんどくさい事に変わりありませんが、すこしは時間を節約できています。

    先週の金曜日に社会心理学のディスカンションクラスでプレゼンをしました。30分の時間が与えられていました。(しかも私一人で。)私の担当した章は説得に関するところでしたが、なんといっても30分のプレゼンだったので、準備するのにかなりの時間がかかりましたが、なんとかやり終えることができました。自分で言うのもなんですが、結構うまく行ったと思います。皆さんから結構お世辞もいただくことができました。使った題材はというと、日本でのサラリーマンの自殺とか、違法行為などがどうして起こるのかとか、日本語の特徴(会話であまり主語を使わないなど。)を説得の行程のギャップ(とくに絶対主義、相対主義の文化圏の違いから生じてくる。)の説明のために使いました。

    この社会心理学のテストがいよいよあしたに控えています。この教科書がかなりの厄介もので、日頃起きている何ともない心理状態を5ページかそのくらい使って、しかもまったくわけのわかない単語で定義し尽くしているのが今使っている教科書です。読むのにバカみたいな時間がかかり(周りに較べ、特に私は異常に遅い。向こうはなれているからかもしれませんが、それにしても違いすぎるので、最近はこのせいでストレスがたまってしまっています。)、しかも新しい単語を覚えながらの作業となっているので、やっぱり厄介です。今日までで、ようやく200ページ(といってもこれは教科書 ―大体A4サイズ― のページ数なんで、普通の本に較べ情報量は約二倍。)の範囲の復習を終え、あとは暗記へとうつっていく予定でいます。社会心理学のクラスの最初のテストなんでどういうかたちで出されるか見当もつかないため、このテスト対策にはてこずっています。

    ・・・と、この二週間でしなければいけないことがかなりあったというわけです。明日の社会心理学さえ終われば少しはホッとする予定(?)でいます。

●今週の水曜日の夜から前から書いていたHarvard National Model United Nationsに参加するためボストンに出発します。もっともこの会議に出て何をするというのではなく会議では私は座ってみてるだけ(!)です。何しろ目的はハーバードとボストンだけなんで。帰ってくるのは日曜日の夜(計4日間)になる予定です。多分一緒に持っていく教科書の重さの方が私のほかの荷物より断然重くなると思います。(向こうのホテルですこしでも勉強しておかないととっとと授業でおいて行かれるので。)

●・・・というかもうすでに来週分の宿題で頭がいっぱいです。

●今まで結構暖かく、雪もほとんど解けていたんですが、昨日の朝に外を見るとまた一面雪に早変わりしていました。・・・一体何度くらいあるんでしょうか?

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1.29.99

●今学期は前にも書いたと思いますが、前学期と較べてもかなり厳しい内容となっています。前にとっていたスケジュールでは、大きな(3単位以上のクラス)が3つで、しかもその3つともディスカッションセクションがなかった授業だったんで宿題といっても最高3種類だけという状態でした。もちろんこの状態になれるだけでも(宿題といっても量が半端ではないので。)かなり時間がかかったことは確かなんですが、今学期は4つの大きなクラス、しかもその全てにしっかりとしたディスカッションセクションがついているので、今回は単純計算で最高7種類(ドイツ語を除く。)くらいの宿題をこなさないと行けない羽目になっています。あと何度も書くようですが、今学期のリーディングの量にはかなり身を削られています。1クラスで大体毎クラス100ページくらいのリーディングがでて、その範囲のまとめとか、感想などを提出するというスタイルがほとんどなんで、短に読んでおしまいというわけにはいきませんので、余計につらいものがあります。なんとかしていい方法を見つけようとは考えているんですが、まだまだ英語は私の中では”記号”でしかなく、ただもっと慣れていかなくてはいけないんだろうなぁ、というような平凡な結論しか出せていません。

●これからどんどんと中間考査が行われていきます。この前にドイツ語のテストを受けたばっかりですが、2月2日に化学、9日に社会学とがあります。環境政策の方は25日と少し遅れているんですが、その理由は前に書いた、現在進行している環境政策を調べて、当事者にインタビューをし、それをまとめてその政策のこれからの動きを予想するというリサーチペーパーのようなものを書かなくてはいけなくて、この作業をもうそろそろはじめていかないといけないので、それに関す準備段階のような宿題が結構出ているからです。書く量は15ページくらい。ドイツ語でAを取っておかないと他の授業にまで成績のしわ寄せがくるので、ドイツ語のテストもしっかりこなしていかないとダメな状態です。

●社会心理学の授業は面白いことは面白く、日頃私が考えていることばかりのっているんですが、かといってその中に目新しい情報はなく、その代わりに社会学者が勝手に作った特別な用語をひたすら覚えるというクラスになりそうです。ま、学問といえばそう言うものなのかもしれませんが。

●この夏に行く予定(行きたい!)のOxford UniversityのSt. Peter's Collegeであるサマースクールのプログラムの応募に必要な推薦状を教授からもらうためついこの間までresumeとやらを作っていました。日本の履歴書とはかなり趣が違っていたので、結構時間がかかってしまいましたが、なんとか書き終えることができ、Dr. Witter(SNREの担当教授。専門は昆虫学とかなんとか。)に推薦状の依頼をすませてきました。このオックスフォード大学のプログラムの締め切りは2月25日なので、もうそろそろ終わらせていかなくてはいけない状態にあります。これに参加できると、8単位がNatural Resourcesのカテゴリーで取れるので、一石二鳥の魅力的な留学プログラムです。もっともかなり入るのが厳しいらしいのであまり行けるという自信はありませんが・・・。

●この週末は上に書いたとおりの7つ以上の宿題をこなさないといけません。しかもさ来週の10日からハーバード大学である模擬国連みたいな会議(Harvard National Model United Nations)に出席するため、その週の埋め合わせにも走り回らないと行けません。動機の方を言うと、この会議に参加するのが目標ではなくて、ハーバードが主催していることもあり、こういう機会でもないと、こんな大学にはお世話になれないだろうと思ったのがひとつと、まだ一度もボストンにいったことがなかったのでそれの観光をしてしまおうというものです。このおかげで、再来週の木曜日、金曜日のクラス全て、計8クラスに行けなくなってしまうんですが、それでも行く価値があるだろうとふみました。実際には各授業の教授から容認の手紙がもらえて、事務的には何ら問題はないのですが、帰ってきてからの授業についていけるかどうかが目下の最重要課題です。予算の方はというとなんとタダになっています。私の親友がPolitical Science Honorary Societyというあつまりの会長をしていることもあり、私の旅行費100ドル(といっても、ボストンのしっかりしたホテルで3泊分、すべての交通費、会議の参加費などがこれに含まれているので、これでも十分に安いんですが。)はこの会が、私のかわりに予算の中から払ってくれることになったからです。しか普通ならエッセイなどを書いて、実際に応募というかたちをとらないと入れない会議らしんですが、これまた彼の親友のはからい(この会議の運営委員をしているそう。)で、無条件で参加することができるようです。

  ・・・と、ここまでかくとさも至れり尽せりの旅行かと思われるかもしれませんが、実際には、でられなくなる8つの授業の事で頭がいっぱいです。カバーする量が毎回毎回めちゃくちゃ多く、一回授業をはずすだけで一気においていかれるくらいなので、今のところ喜びどころかかなり不安だらけです。