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2.17.00

●ミシガン大をこの最近騒がしている事件を紹介したいと思います。それは”ミシガムア”(Michigamua)ニいうミシガン大に1902年から続いている秘密結社の糾弾が始まったという事件です。今現在はマイノリティの活動団体がこの結社の部屋を占拠し、この部屋を公共のものにするという条件でなければ占拠を続けると豪語し、この結社に対する反対運動を率いている状態です。

事の発端はミシガンユニオンという、ミシガン大のランドマーク的な塔(建物)があるのですが、そこの最上階から3階下までを秘密結社(!)が利用しているということが一般にリークされたことに始まります。このミシガンユニオンという建物には当然のごとくエレベーターがあるのですが、これは4階どまりです。私は今の今までミシガンユニオンって4階建てなんだろうな、とおもってきたのですが、なんと一般に思われている最上階の4階には秘密の扉があってそこを入ると実際の最上階10階まで通じるこれまた秘密の階段があるのです。この階段を4階から登っていくと、7階から各階にひとつづつの閉ざされた、銅の紋章がついた扉が見えてきます。7階にあるのが、ミシガン大に存在する、または今現在に確認されている3つの秘密結社のうちのひとつ、”ヴォルカンズ”があり、さらに行くと”ドルイド”いう結社の扉(もちろんはいれない。)が続きます。そして、最上階の10階に行くと今回の糾弾の主人公である買~シガムア狽ニいう、ミシガン大の歴史の中で常にナンバーワンの影響力を持ちつづけている結社の部屋になります。さて、この結社とは一体どう言うものなのか、少しおもい起こしたままにポイントを挙げてみます。

・結社のメンバーや儀式などそのすべてがネイティブアメリカンの文化をおもしろおかしくおちょくった形式でとりおこなわれていること。たとえば各メンバーひとりひとりにサンダー何とかとか、ウルフなんとかなど、ネイティブアメリカンが使うような呼称が使われていることや、この結社の部屋にあるものすべてがネイティブの装飾品でうめ尽くされていることなど。

・この結社がその、100年近くの間まったくの男性白人結社だったということ。(この最近2,3年でやっとマイノリティがメンバーに選ばれ始めた。)という事実と黒人などを侮辱した経歴などが発見されているため、その人種差別の罪も問われている。

・そしてそのメンバーたるや、フォード元大統領を筆頭に、ボリンジャーミシガン大学学長、高名な脚本家、全米各地に散らばっている超有名なアメフトやバスケットのヘッドコーチ、莫大な寄付によって、そのミシガン大キャンパスに存在している建物をたてた地元の有力者(たとえば買nッチャーホール煤i←ばかでかいたてもの。)だったら、これをたてる基金を寄付したハッチャー氏など。実際に言われているのは、単なる一教室に自分の名前をつけたい場合でも、最低一億円用意しなければならないといわれている。ひとつのビルなどに名前がつくのはよっぽど。)、ミシガン大学学生会や教養学部生徒部のような大きな生徒団体のトップなど、全国から引き抜かれたやってきたあらゆるスポーツ選手のトップの選手、などなど枚挙に暇がないほどのそうそうたるメンバー。この結社に入れるのは、選ばれることはもちろんですが、その前に4回生でないと入れないためこの結社は一年間で、その各年の活動を終えるという形をとります。毎年27名近くのメンバーが旧メンバーから秘密裏に選び出される。

・しかし、いま政治的に問題となっていることは、この結社がいままで100年近くまったくのただでこの部屋を使用してきたこと(一般の4階以下に存在する団体は毎月高額な使用料をはらっている。)、ネイティブアメリカン風の呼称などまったく使っていないという結社側の声明に対する偽証、身体障害者はもちろんのこと(階段だから上まで上れない。)、女性、マイノリティを差別的に扱ってきたという事実に関する弾劾などなどです。

私も実際に中に入ってみましたが、100年近く続いている秘密結社、というわりには結構ちゃちいつくりをしているなとは思いましたが、その内容たるや完全にネイティブアメリカンを侮辱し、あざけ笑っているようにしか思えませんでした。この事件は最近ではかなり大きくなってきて、私がいったときでもニューヨークタイムズの記者が取材に来ていたくらいです。この後一体どう言う動きを見せるかわかりませんが、例の占拠している生徒たちはもうすでに2週間以上ミシガンユニオンの最上階に立てこもったままなので、彼らの学業(もちろんクラスには行っていない。)や、マイナーなところで言うと食生活(ポテトチップスが散らばっていた・・・。)などが気にかかるところです。この買~シガムア狽ノ関することや、ミシガン大における秘密結社の、今回の一連のことが書かれているサイトは<http://www.go.to/uofm> にあります。皆さんまた時間があればここに見に行ってください。いやはや結構私にはショッキングな事件です。

●ドイツの面接が先週にありました。前回の筆記テストがあまり芳しくなかったため、この面接で合否が決まるのか!?と、結構緊張して面接へと挑んだわけですが、なんと肩透かし。まずもって面接官が留学プログラムの説明者に様変わりしており、終始砕けた面接というより留学説明・質問セッションのようでした。実際、すべてドイツ語で行われると思っていたのが、結局その90%が英語で、ドイツ語はたったの5分間くらい、その質問もかなり基本的なもの(たとえば留学するまえに2ヶ月間休みがあるが一体どこに旅行したい?など。)で、あまりになごやかなため、「一体この人達はなにを面接しているのだろうか?」と素直に疑問に思いました。

で、この面接から感じたことは「おっ?行け・・・るのか?」でした。しかし受かったとも落ちたとも(発表は4月。)言われなかったため、またアメリカンな偽善か、と思ったりもしている状態で、なんとも結論がつけにくい面接となりました。ということではっきりせぬまま、またの連絡を待つという状態です。ということでまたまた続報まで。

●最近結構もんもんと考えていることがあるのですが、それは「いったいどういったどこの会社に就職するんだ!?」という問題です。この前書いたとは思うのですが、候補「国」としてはアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、日本と、まぁ贅沢選り取り緑といった感じの選択地点には立っているのですが、はて、たとえば日本なら日本で、はたして国産企業にいくのか、在日外資系にいくのか、そして海外なら日系にいくのか、そこの国産にいくのか、またまた地元をもう離れてしまっている感の強い国際企業にいくのか・・・、ってそもそも業種はいったいなんなのだ?などと自問をくりかえしている最近です。

アメリカの教育を受けていて良くわかるのですが、それはやはり教育というのは投資だということ。ここでの就職の一番の基本は「即戦力」で、会社がちまちまと新入社員を教育してくれるところなどここにはほとんどなく、しかしそのかわりに即戦力、たとえばビジネスの知識がある、金融がわかる、コンピュータ関連や通信関連に強い、というものがあればここではすぐにステップアップが出来て報酬もかなりよいという状況があります。ですが、アメリカでそのステップアップを図ろうと思えばたとえばマスターは絶対にとっていなくてはいけませんし、それをとった大学の名前(院では名前がものをいうらしい。)が大事で、しかもその院にいく前にどのような実務経験をつんでいたかなど、が総合的に問われます。今このマスターなど、資格に限って話をするとして、まず言えることは、そもそもステップアップというけれど、名のあるマスターのコースの授業料(MBAだと4〜5百万、年間にいります。)が払えるくらいの経済力を持っていなかったらそもそもこの社会ではステップアップなどまったく不可能なんだ、というジレンマです。コンピュータ関連はもとより教育一般なども低所得者層(貧乏な公立学校ではまともな教育さえ受けれない。)と一般の間に歴然たる差があるのは目に見えています。したがってアッパーミドルから上の階級の人々は金さえつぎ込めばなんとかステップアップできる形に絶対持っていけるのに対して、低所得層はいくらあがいてもまったく上にはあがれない、うまくいってもブルーカラーと呼ばれる分類の上のほうでそのステップアップがまってしまうという図式が出来あがってしまっています。

何が言いたかったのかというと、これからは上に書いたような状況を実際にクリアしていかないといけないわけですから、いったい学部を卒業した後、自分の人生を、将来への最低限の計算をしながら、どのように舵取りしていくのか、という難題が存在するということです。実際学部を日本では過ごして来ていないわけですし、そのような状態で国内で職を見つけて働く、ということが一概に良いとは言えないわけです。実際に私は将来大学院を、人生で多少なりともステップアップ(もちろん自分自身において、ですが。)をはかろうとしている身ですので、そういう私にしっかりとあったところを、みつけられるならばみつける必要があると考えています。ま、しかしとりあえずは結論なしという結論をもって自分には言い聞かせている状態です。これまでもいろいろと好奇心や興味本位で触手を伸ばしてきましたが、これからもがんばってそれをつづけ、なんとかこれから2年後の卒業までにはおぼろげな形を創っておきたいなと思っています。

●来週についに第一次ピークが訪れます。計4つのテストが来週に一度にどかっと出ます。っていうかとなるとこういうふうに悠長に更新なんてしてられない(と、心理的には思い始めるのでありました。)のですが、最近更新をサボっていたのと、この上のミシガムアの件をお伝えしておこうと思ったので、こうやって心理状態があまり芳しくないままちょこちょこと書いた次第です。それではまた後日。

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2.10.00

●さてこの前いっていたドイツ留学に必要なための言語テストを受けてきました。感想は「・・・なっ!」です。考えてみればSATII以来のドイツ語の、ドイツ語だけによるテスト(よくわかりませんが。)だったのでいきなり読解問題などいろいろとやっかいなものがどこどこでてきて、しかも時間がまったく足らず、さらにさらに試験官(ドイツ人。)のしゃべっている”英語”がものすごい訛っていて彼の英語のリスニングなども加わって散々な結果となってしまいました。・・・ま、かんがえてみてもドイツ語をしっかりやり始めてまだ2年目なので当然といえば当然なんですが、やっぱり自分の実力のなさに嘆かざるを得ません。とくに競争相手がドイツ語の熟練たちばかりなので私の取ったテストの成績ではとてもではありませんが受かる気になれません。いやーやっぱきびしいわ、とおもいながらテストからの帰途についたというわけです。そして明日の木曜日には、立て続けですが、口頭試験があります。これはすなわち面接なのでここでも多分私のいたらなさが露呈してしまう危険性が大です。う〜ん。しかし挑戦は続くのでした。ということで続報まで。

●最近友達からの情報でGlobal SummerBusiness Institute (GSBI)というプログラムがあることを発見しました。これはなにかというとミシガン大のビジネススクールが行っている国際ビジネスに関するプログラムで、対象は学部生でビジネスを選考していない学生です。すなわち、学部時代にはビジネスにかかわっていくことはないが、将来にむけてとくに国際ビジネスの知識や経験をつみたいという学生のために設立されたプログラムというわけです。しかし、全国の学生を対象としているため、しかも全米でNo1のビジネススクールの特別プログラムとあって、このプログラムに入るのは文字通り至難の技のようです。プログラムは3週間と短いのですが、内容の質と濃さではやはりものすごく価値のあるプログラムです。何せ習える分野が:

Management of the multinational corporation
International Finance and Banking
International Marketing
International human resource management
Business in developing and emerging economies
Ethics and corporate responsibility

と、私の薄っぺらいこれらの分野に関する知識や視野を一気に広めてくれそうな本当に興味深いものばかりです。

・・・ということで私はまたまたまた無謀な野望をもち、このプログラムへの挑戦をこの情報を知った直後から決定したのでありました。特にこのプログラムは多様なバックグラウンドをもっている生徒や、外国語、海外留学、海外就職などに興味をもっている生徒がその対象ですので、なんとか私が今までしてきた、またはする予定のことなどをあわせてアピールしてもぐりこめればなぁと思っている次第です。ということで私の挑戦もどきは続くのでした。

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2.03.00

●これはまだまだちゃんとその数字どおりなのか確認をしなくてはいけないんでしょうけれど、今日行った店の角にいろいろ紹介されていたコーリングカードのレートを見ていたら、嘘か真か知らずなんと日本USA間一分2セント(!)、なんてのを発見しました。こういうプリペイドカードってどこのものもかなりあやしく(ちなみにこのカードのタイトルも"The Crusher3 International"←いったいなにがスリーなのかさっぱりわかりません。)そのほとんどがconnection feeという形で一回電話つながると金をごっそりと取られるのですが、この電話会社はAnn Arobr周辺に接続番号があり、そのためフリーダイヤルでかかる諸経費がかからず、この番号に市内電話をかけて(すなわちタダ。)接続するという形をとり、その分安くつくということです。で、25ドル分のカードを試しに買ったのですが、レートから換算するとこの25ドルでなんと20時間(!?)日本に国際電話ができるという、正直言ってとてもじゃないけど信じられない数字が書かれてありました。ってことは日本での国内電話より安いんことになってしまいます。・・・ということでまったく信用していませんが、でもこれでうまく行けばかなりのおおもうけという気分です。しかも多かれ少なかれ今使っている電話会社の一分15セントよりは確実に安くなるでしょうから、ま、これから使い勝手などを調べていきたいと思います。

●ドイツ留学への2つ目の難関(一応一つ目はエッセイと願書ということで。)として、明日にドイツ語の語学試験があります。90分間が割り当てられているのですが、どう言う内容なのか、またどういう形式なのかもさっぱりわからないのでちょっとおびえている感じです。競争率は低いとは思うのですが・・・。ということで請うご期待。

●またまたドイツ語の話題ですが、今日、ドイツ語のクラスではじめてのクイズ(小テスト)がありました。今までの3学期間のドイツ語の授業ではテストの前にテスト予習用の資料をもらうことが出来て、それをしっかりとやればそこそこの点数は確保できるというテスト形式だったのですが、それはいままで受けていたテストが、各教師ごとの違うセクションに関係のない共通のものだったからでした。しかし今学期の、2年間のドイツ語の最後をとなるクラスは各教師各セクションごとにそれぞれ教えている内容がまったく違い、しかも今回勉強している範囲が非常に広範囲なためもあり、いままでもらってきたようなお得なテスト対策用の資料がもらえなくなりました。私が今回受けたクイズはその予行演習みたいで、実際の文化人類学の文献(いましているのは18世紀の古いドイツ語。←私にはかなり拷問に近い。)の読解問題がでるという寸法です。でもそのかわり辞書持込可なので辞書にある分(古すぎてのっていない単語も多々ある。)の単語については時間さえうまくやれば読解できます。今回のクイズを終えた感想は、やっぱりいままでの通常のテストのようにはうまく行かない、ということでしょうか。その分皆の成績も下がるでしょうけれども、そんな感じが今の状況です。