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4.25.99

●22日からファイナルの日々が続いています。22日に化学、23日にドイツ語と環境政策がありました。とくに23日の2教科連続というのはかなり体にも悪いですし、精神的にもかなり圧迫されるのでこの23日のテストを終わらせることが何とかできたので、少しほっとしている状態です。が、もちろん最後の社会学のファイナルが27日にまで迫ってきているので、あまりそう休んでもいられない感じです。

今までに持った感想というのはやはりファイナルというのは体によくないということでしょうか。範囲はもちろん一学期間すべてが範囲。しかしドイツ語だけはそれよりひどくて、1年間すべて内容がテスト範囲となっていました。(この理由はドイツ語はこの学期で一通りすべてのドイツ語の内容を終えるためです。)周りのピリピリ加減も半端ではなく、少しでも勉強をしていないとなにか寒気がするような恐怖感なんてのもここにきて味わっています。とくに私の周りは留学生が多いので(基本的に留学生のほうがアメリカの学生よりも全体的にみて2,3倍は勉強量が違うようです。)、伝わってくるプレッシャーも半端ではありません。朝の4,5時くらいまではいつも平気で勉強しています。そのせいか、罪悪感とあせりが、私の少しの自由時間にまで訪れてきてしまうので、精神的に悪いとはこういうところからきています。

●ともあれこの最後の27日のファイナルが終わればその後の残り1日間で、荷物の整理、引越しの用意などすべてをすませなくてはいけません。帰国する便が29日の朝8時という私にとってはかなり厳しいものとなっているので27日のファイナルが終わっても日本に帰るまではまたどたばたしそうです。

●(ついでに。)ミシガン大の日本語の学部というのは数あるミシガン大の部署の中でもとくに優れた評価を受けています。ほかの外国語の学部と比べても少し抜きに出ている・・・ということは前前から友達を通じて聞いていたのですが、昨日にその理由が判明しました。なんと、アメリカ合衆国における日本語の軍事訓練施設がこのミシガン大で最初に作られていたそうなのです。いまでもキャンパス内にあるEast Quadという寮にいくと軍事施設の跡地と記された石碑を見ることができます。何年に立てられたかは忘れてしまいましたが、第二次世界大戦前後に作られたことは確かで、アメリカの日本語教育(この場合は軍事でしょうけれど。)がこのミシガン大から始まったということを初めて知りました。

●ということで次回の報告は帰国してから、となるかもしれません。帰ってからは、UNEPのインターンシップのことや、オックスフォードの件、その前のヨーロッパの旅のスケジュールのことなど、いろいろとすることがあるのでそれらのことも含めてまた29日以降に更新をはじめたいと考えています。それではまた。

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4.11.99


●この前受けた化学のテストが帰ってきました。これは化学の4つあるうちの3つ目でした。結果は内容が簡単だった事もあり110点中100点(約91%)を取ることができました。結果には満足していますが、その分平均点が75%と高く、はじめのテストのように、みんなの間でそんなにいう程の差はついていません。それとこの化学のクラスは絶対評価なので平均から比べるということをしないので、学期中にあるすべてのテスト、クイズなどの点数をあわせた600点中で85%がA−、72%がB−、というふうな成績のつけ方となっています。

●ということで、いよいよこの学期もあと3週間くらいとなりました。これからはそれぞれの科目のファイナルを残すのみとなっています。科目によって異なりますが、ファイナルは大体それぞれの科目の成績の約20−30%をしめる文字通り一番重要なテストとです。つまりこのファイナルでこけてしまうと今までの苦労がかなりの割合で消えていってしまうということなので、ファイナルに近くなると周りの雰囲気もかなりぴりぴりしはじめてきます。

●この学期が終わってから、4月29日に帰国予定でいます。そのあとで、できればUNEP(United Nations Environmental Programme)の機関のひとつで、大阪にオフィスがある、IETC(International Environmental Technology Centre)というところで少しの間インターンシップをしてみようと最近企んでいます。ここでインターンになれるかどうかはまったくわからない(まだまだ詳しいことがわかっていない。)のですが、とりあえずはこれを夏休み最初の2ヶ月間の目標としています。

そのあと6月の下旬にデトロイトのほうに帰ってきて、その足で少しだけヨーロッパをまわろうと考えています。というのも、オックスフォードのプログラムが始まるのが、7月の4日からなので、それまでの約1週間強を、ミシガン大で知り合ったヨーロッパ人の友達(サッカーのチームメイト。)を訪ねる予定でいるわけです。今のところ行きたいと思っているところは、スペインのセビリア、ドイツのニュルンベルク、ベルギーのブリュッセル、フライブルク、そしてルクセンブルクなどです。といっても友達の予定や、9日間しかこのたびに費やせないこともあり、計画がしっかりとまだ組めていません。ですが、基本的な目標はオックスフォードに7月3日までにたどり着くこととしています。

●(考えてみればここに書くことが、大学の授業のことばっかりなので、たまには違うことも書いてみようと思います。)

ここの食事事情のことなんですが、寮にある食堂で昼、晩(朝食はほかの寮に行かなくてはいけません。)、月曜日から金曜日まで食事は提供されていますが、この夕食がかなりの曲者で、食べなければならない時間が4時15分から6時半までと、普段の私の晩飯の時間から比べれば以上過ぎるほど早いので、毎晩毎晩深夜くらいになるとかなりおなかが減ってきます。かといって私の寮には台所なんて言うものはない(シャワーもトイレももちろん共有ですし。)ので、ちょっと料理して食べようなんでこともできません。あるのは電子レンジだけです。たまに友達と一緒に配達のピザや中華料理なんかを頼むときはあるんですが、それは大体週末になります。毎日頼んでいては資金力が持ちませんので。

こういう状況があるので、日本にいたときでは考えられなかったような頻繁さで、インスタントラーメンをここでは食べています。健康にいいかどうかは別としてこの電子レンジで作るラーメンというのは慣れてみると結構楽なもので、お皿に水をいれて4分くらい温めて(もちろん沸騰はしませんがそれと同じようなレベルまでいきます。)から、ラーメンの麺を入れ、再び電子レンジで、約2分くらい温めて、スープの元をいれたらできあがり、という”調理時間”6分くらいでできてしまいます。はじめは沸騰もしていないのでなにか変な気分でしたがなれればまったく普通のラーメンと化します。はじめは水とラーメンを一緒に入れていたんですが、そうするとなぜだかはわかりませんが、水の色がかなり不健康な色に変わってしまうこともあり、心理的にいかんとおもい最近ではまず水を温めてから麺を入れるようにしています。中身はまったく一緒でしょうけれど。ということでラーメントークでした。

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4.4.99

●この前メールボックスを見たらなんと、”リクルート”から雑誌が届いていました。なんでも海外の大学にいる日本人専門の就職情報誌みたいで、ソニーなどをはじめとする会社の広告や、”先輩”たちの体験談などが載った雑誌です。一体どこから私の住所を手に入れたのかまったく見当がつかず何だか監視されているみたいで結構いやな感じがはじめはしましたが、考えてみると結構お得な情報誌のようなので、これからも送ってもらうことにしました。しかし、リクルートがここまで手を広めているとは知りませんでした。日本人留学生のためだけに雑誌を作っているくらいですから、マーケット自体がかなり大きいんでしょう。とにかくちょっと届いたときにはびっくりしました。

●環境政策のペーパーの提出にやっとこのあいだこぎつけました。最終的に14ページのペーパーとなり、私が書いた今までで最長のペーパーとなりました。このペーパーが環境政策のクラスの35%分の成績となるくらいの巨大な宿題でした。約1ヶ月少しくらいを費やしてやっと完成しました。できのほうはあんまりわかりません。とにかく必要項目と、ページ数を埋めることに必死でした。電話でのインタビューも少しはうまくいき、Kyoto Protocol(私の題材です。)に関するかなり大きい団体の政策担当者の意見を聞くことができました。この担当者は京都会議の時に京都にいたらしく、私が日本人で、しかも京都からきていると言ったら、かなり興奮気味にこのKyoto Protocolに関するいろいろなこと(京都は綺麗でいいとこだ、なんてことも言ってくれました。)を”勝手に”30分間しゃべってくれたので、こっちとしては満点に近いインタビューとなりました。しかしこの課題の難点をいうと、この題材はそのほとんどが政治がらみだったので、その辺の専門用語などに慣れるのに苦労しました。ま、とにかく終わったことなのでとりあえずはよしです。

●室内サッカー(フットサルみたいなかんじです。)を、この2週間前から前のサッカーチームの連中の誘いではじめています。やはり結構ブランクがあったので、はじめの試合ではまったく思ったように動けず、しかもルールが通常のサッカーと違うこと(スローインなしで、壁を使ってもいいとか、スライディングなしとか。)も手伝ってかなり不満の残る試合となりました。あと自分の体力のなさにいまさらながら気づき、最近では少しずつではありますが、何とか時間を見つけて練習を毎日するようにしています。前学期と比べて授業のほうがかなりハードになっているので、どれくらい時間を避けるかわかりませんが、ここ最近はまったく動くということをしなかったので、たまに動くのもいいもんだなと思っている状態です。

●5日にドイツ語の5回目のテストと、6日までに社会学のライティングの宿題の提出、ドイツ語のファイナルプロジェクト(口頭試験のようなものです。)、そしてその日に化学の3回目のテストが控えています。4月の中旬にはそろそろ来学期にとる授業も決めなくてはいけません。来学期からは生物が必修で入ってきます。これをとったあとは生態学などの、生物関連が続く予定です。これまた化学に引き続き、まったく私にとってあたらしい(生物は中学以来ですからかなり古いともいえますが。)分野の勉強が始まる予定です。今のところそういうことに関する心配はしているひまがないのが現状ですので、あんまり詳しくは考えていません。とにかく毎週毎週を乗り切るのでかなり頭が満杯です。

●前学期とまったく違い、今学期は大学の授業だけで精一杯の状態が続いています。思えばクラスのことばかり考えています。いろいろ考えるということが私の癖なのですが、今学期はこの癖がまったく鳴りをひそめていまして、おかげで「思うこと」などのページがまったくの空家となってしまっています。これではいかんなぁとは思うのですが、授業のスケジュールのほうがいつもどおり非道なので、そのことについて考えるひまもなく今に至っています。今学期もあと1ヶ月をきっていますので、これが終われば少しはゆっくりと何かをしてみたいなと考えています。

●引越しがそろそろ近づいてきました。5月3日にはアパートに引っ越さなくてはいけません。私の部屋は散らかりっぱなしなのでこれを掃除なくてはいけないと考えるだけでかなり憂鬱です。

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3.26.99

●3月21日にHonors Convocationのほうに行ってきました。何かもらえるのかなと思っていましたが、少し甘かったようです。何かもらえた人たちはAngell Scholarsといって、2学期以上成績4.0を維持している人たちだけでした。一応私の名前は、入るときにもらった冊子のClass Honorsというところに記載されていましたが、それだけでした。偶然前学期の成績がよかったから招待されたとはいえ、基本的にClass Honorというのは今回のようなConvocationでは最低ランクの人々なのだからです。でも式自体は結構厳かな感じで気に入りました。

●・・・授業がほんっっとうに厳しいです。とくに文系の科目が恐ろしいほどに時間がかかってしまいます。最近では文系のクラスがかなりの恐怖になっている始末です。理系のクラスはその学問が持っている難しさだけに取り組めばいいので、文系の、”学問そのものプラス英語”の壁に比べれば信じられないくらいやりやすいです。といっても文理系すべてのクラスの濃さと進むスピードにはいつも圧倒されていますが。

●後一ヶ月でやっとのこさ今学期が終わるわけですが、今学期は本当につらいです。前学期の”楽しさ”のレベルからかなりかけ離れてしまっています。おかげで日常考えることは大学のクラスや宿題のことばかり。わかってはいましたが、本当に厳しいです。2日前にあった社会学のテストの準備も何せ範囲が200ページくらいあるので復習なんてまったくする気も起こりません。しなければだめなので結局はすることになるんですが、これがまた4クラス中のひとつ分でしかない、ということを考えるだけでいつも胃が痛くなります。・・・今学期は私の”充実感”を軽く超えてしまっている状態です。

●オックスフォードのサマープログラムに関して今日ミシガン大の留学課から合格通知とプログラムに関する書類とが送られてきました。なんと500ドルの奨学金がもらえるというおまけつきで。私は留学生なのでまさかもらえるわけないと思っていましたが、ともかくも500ドルくれるというのでかなり喜んでいます。

●環境政策のタームペーパーが来週の火曜日にまで迫ってきました。なんとか電話でのインタビューは少し済ませることができましたが、ペーパーの形にはまったくしていないので結構火曜日までにできるかどうか心配です。それがおわってからもその1週間後に化学のテスト、社会学のペーパー、ドイツ語のテストなどがあります。また胃の痛む日々が続くというわけです。・・・はぁ。

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3.17.99

●もうすでに一ヶ月近くも更新が途絶えてしまっていました。すみません。毎回毎回こんなことばっかり書いているんですが、春休みが終わってからの授業構成がまた馬鹿みたいにきびしかったので結局ここまで更新をサボってしまっていました。

●春休みは本当に有意義な日々となりました。ノースカロライナに4日間とまる予定だった、はじめのキャンプの計画は、目的地であるスモ―キーマウンテン国立公園がその日かなりの雨だったこともあり、結局その次の日からどこでもいいから暖かくて乾燥しているところに行こうと言う事になり、ひたすら南へ向かいました。そして最終的にFlorida Key(このKeyは”低い小島”、”サンゴ礁”という意味。)にまでわれわれのキャンプ地が南に下がってしまいました。ノースカロライナからさらに18時間くらいかかったと思います。そしてそのKeyで、”幸運にも”われわれの車が故障してしまい、そのときいた州立公園のキャンプサイトになんとただで3日間泊まらせてもらうことができました。この州立公園はフロリダ州でも指折りの人気公園(Bahama Honda State Parkというところ。)で、しかもこのキャンプ地で泊るには最低でも1年前からの予約が要ったらしいんですが、特別にとめてもらうことができたというわけです。またその3日後はキーウェスト(アメリカ最南端の島。われわれが泊ったところからさらに2時間車で行ったところ。ちなみにここの小島をつないでいる国道1号線は最も美しいハイウェイとして有名です。映画「トゥルーライズ」の撮影場所としても有名です。)まで行き、ヘミングウェイの家や美しい町並みを見ることができました。そのあとはバハマ諸島にいったり、マイアミビーチ、ベイサイドなどと観光などもきっちりとすませることができました。

春休みのあいだは丸ごと温かいところにいたのでAnn Arborに帰ってからすこし体調を崩してしまいましたが、今回の旅行は本当に楽しかったです。またマイアミには行ってみるつもりでいます。私の友達がちょうどマイアミからきているのでまた案内してもらおうかなとも考えています。今回の旅行でとった写真など、いろいろと更新しようと思っている写真がいっぱいあるので、なるべくがんばって更新しようと思っています。(そのまえになんとかして環境政策のTerm paperを終わらせなくては。)また気長に待っておいてください。

●今日ミシガン大のオフィスからOxford Universityの夏季プログラムに合格していているとの通知をもらいました。結構受かるかどうか心配だったので、受かっていると聞いたときはすこしほっとしました。これで7月4日から8月14日くらいまでの約6週間の予定でSt. Peter's CollegeがあるOxfordの町に滞在することになります。このミシガン大にもすこしづつ慣れが生じてきていたので、ちょうどいい気分転換となればいいなと思っています。6週間のプログラムで8単位がとれるという、かなりお得なプログラムとなっています。しかもここでとるのはEnvironmental Crisis & Management in Western Europeというクラスなので、私の専攻の単位としても認められるという一石二鳥のプログラムです。とにかく合格してほっとしています。この期間付近でまたできればヨーロッパでも回りたいなとも考えています。

このことに関しては詳しいことがわかり次第また報告していく予定でいます。

●春休みが終わって2日後にあった、かなり意地悪な化学のテストがこのまえかえってきました。前回のテストが10年ぶりくらいのひどく難しいテストだったらしく、そのせいで今回のテストはそんなにいうほど難しくはありませんでした。平均は75%で、私は90%の得点を取ることができました。化学をするのは4,5年ぶりという状態から始まった今回のミシガン大での化学のクラスですが、今のところ、(この長いブランクを考えても)結構ついていくことができているのでこれまたほっとしています。あと2つテストが残っています。なんとかついていけますように。