m2.gif (992 バイト)

5.17.00

●長らくご無沙汰してました。日本からの最後の報告になります。体調のほうはちょっと顎のほうをわるくしてしまいあまりよくないですが、それを抜きにすると久方の京都や日本を満喫しています。22日から始まるビジネススクールの授業の様子などを伝え始められるのは1週間後くらいになりそうです。なにしろ授業の直前に帰り、そして直後に始まることと、新しい(この夏の4ヶ月間の。)ルームメイト(インド生まれでタイ育ち。)とのこなれの問題もありそうですから大体報告が始まるのはそれくらいかなと思ってます。

●ビジネススクールからスケジュールが届きました。UPS−宅急便経由で「ANN ARBOR様より」と日本語で書いてあったのでいったいなんじゃと思いましたが、あけてみるとスケジュールでした。ざっと講義の内容・タイトルをピックアップすると、

Globalization
Trade theory and policy
Foreign Direct Investment
Country Analysis
Transition Economies
International Finance
Marketing
Ethics and Responsibility
Cross-cultural management
European integration
Emerging Markets

などです。これを一ヶ月くらいの期間でカバーしていくので一体どんなスピードで授業が行われていくのか、そしてその濃さ、なども興味のあるところです。いつものミシガン大の授業などに比べれば楽だとねがっているのですが、ま、どうなることやら。ちなみにクラスの大きさは28名だそうです。

●これから、ビジネススクールとバイオステーションの3ヶ月+ドイツでの11ヶ月と、またまた自分の組んでしまったスケジュールの濃さに驚くばかりですが、もともと好きでやってることですし、これから10年後の私の基礎を築くという気持ちでがんばってこなしていこうと考えてます。

ということで、またどたばたします。でもなるべく合間を縫って更新は続けます。また今後ともどうぞよろしくお付き合いください。ではでは。

m2.gif (992 バイト)

4.28.00

●しばらくご無沙汰していました。ばたばたしていたファイナルもやっとのこさ終わらせることが出来ました。しかし厳しいファイナルのスケジュール上、途中で予想どおり睡眠はまったくとれず体調を崩し、しかも帰国直前まではSustainable Developmentのクラスの24ページのペーパーを、コンピュータールーム(このクラスをとっているほとんどの生徒が締切り前日、缶詰状態となっていた・・・。)にて合計30時間をかけて完成させ、直後の帰国も無事すみ、ほんとに少しの間ですが、久しぶりの生まれ故郷に帰ってきています。帰国してからもドイツ語のファイナルプロジェクトの仕上げがあったので数日はそれをおわらすのに時間がとられましたが、なんとか形には収めることが出来たので安心しています。このプロジェクトはアンア−バーについての写真をとりそれを描写するというもので、私の場合ウェブ上に載せるということで帰国してからつくったサイトのアドレスを先生に送るという形をとりました。このサイトの日本語版は作るつもりでいます。(でもこの言語に詳しい人が見ると私のレベルがばれてしまうような気がしますが・・・。)

●やはりいままで20年以上も住んできた町というのはそれだけ帰ってきてからの適応も早いといいますか、自身、帰国してから2,3日で完全にとけこんでしまいました。果たしていままで本当に外国にいたのか、という疑問もわきあがってくるほどの適応状態なのでいやさすがに故郷はすごいなぁと感心しています。それと、4月30日、5月1日とミシガン大での香港出身の友達が京都に遊びに来る予定でいます。まぁ期間は2日間なのでなんなと観光名所をまわる感じにしようかと考えています。でもなにせGWの只中なので込み具合がすこし心配ではありますがまぁ何とかなるでしょう。

●今まで書いているミシガンのビジネススクールの件ですが、帰国直前に正式な文書をもらいました。なんと、ビジネススクールの授業料の2,3割をカバーする奨学金ももらえることができるというおまけもついてきました。そんなに高額でもないのですが、とにかくもありがたいことです。5月21日から授業が始まるのでまた数週間後にはどたばたとミシガンにかえる予定でいます。それまではあんまり更新もままならないと思いますがいつもどおりに長い目でお願いいたします。では。

m2.gif (992 バイト)

4.09.00

●ほぼ一週間図書館の住人となり、昼から朝の3時くらいまでをすごしていたら(なにもこの間中ぶっ続けで勉強してるってわけでは決してありませんが・・・。)なんとかこの先の光明が見えてきたような気がします。Sustainable Developmentに関するクラスのペーパーを締切りよりも3日早く提出しおわり、一番の問題である、GISのクラスのテスト対策もまずひととおりの復習は終わったので、これから4,5日間の山はなんとか越せそうな雰囲気がしています。これらをすませると、GISのクラスのファイナルプロジェクトのリサーチペーパー(8ページくらい。)と、Sustainable〜のクラスの12ページ(とはこの下に書きましたが、よく読んでみるとなんとシングルスペース(行間なし。)であることを発見し、実際はこのクラスのTake-Home Examは計24ページくらいに相当するような、かんなりややこしいものだということが今日判明しました。でもこの課題はまだまったく手をつけていないのでそれほど心理的には圧迫感はありません。ドイツ語のファイナルプロジェクトに関しては、一体何が題材なのかも詳しくわかってません。しかしはっきりいってドイツ語のクラスは別にやろうと思えば1日で何とかなるものばかりなのでこのクラスに関しては、他のクラスほどには心配はしていません。(経験上。今回はどうなるかはわかりませんが。)

●先日紹介していた、ミシガン大学のビジネススクールのプログラムに受かることが出来ました。まだ資料が届いていないのですが、問い合わせたところ受かっているとの返事をもらったので、ほぼ間違いないと思います。このプログラムはミシガンのビジネススクールが全国のビジネスを専攻していない学部生のみに開いている、国際ビジネス専門の3週間の集中講座で、まだまだ詳細はわかりませんが、クラスそのものは30人か、それいかになる予定だそうです。授業は当然のように同スクールの教官によってなされ、インターナショナルビジネスに関して貴重な(・・・そう願う。)勉強や経験ができる、というものらしいです。この9月からヨーロッパのほうに行くことが決定していたので、このプログラムにはぜひとも受かって、向こうにいってから実践的にこのプログラムで得られる知識などを利用したいなと考えていたこともあり、とにかく受かったと聞いてほっとしています。このせいで日本には一ヶ月くらいしか帰れませんが、これも選択肢の一つとして考えていたので、まぁしょうがないです。でもこの夏もまた去年のようにばたばたしそうです。(両親には申し訳ありませんが・・・。)

●前回に書いたフランシス・フクヤマの講演にいって来ました。感想はというと、「ふ〜ん。」といった感じでした。結構期待していった割には本人が当て外れのないことばかりを連ねるような講義内容だったので、あまり脳みそが冴え渡ってくるような独特の感覚は味わえませんでした。題は情報化社会をもととする今後の社会形態の論証、ってな感じです。もちろん彼の職業そのものは、いいねぇ、とおもいましたが。(このような職業は、なんとでも世の中のことを考えられる象牙の塔に住んでいられるので。)

・・・で、フクヤマ氏の講義が終わってからその講堂をあとにし、階段をテクテクと降りていると、建物の中で一番大きい講堂の前に人だかりが出来ているのを発見。「ん?なんじゃ?」と思いながらもファイナルがあるので、まぁ、いいやと図書館に向かって歩いていると、同じクラスをとっている友達(ちなみに彼はこの夏にEnvironmental Defense Fundという全米で有数の環境団体のロビイストのインターンをワシントンD.C.でする予定らしい。結構キレるお方。)にバッタリ出会い、「James Carvilleを聞きに着たのか?」と質問され、なんのこっちゃわからんままも、一緒にいく予定だった彼の友達がこれなかったらしく、私にタダでこの“James Carville”というおっちゃん(看板などに顔が載ってたがまさしく単なるおっちゃんだった。)の講演のチケットが転がり込んできました。しかし彼から話しを聞いていると、このカービル氏という人は今アメリカで一番有名な政治コンサルタントらしく、この人はクリントン大統領の2度の選挙戦略のすべてを担当したほか、その他のまったくの弱小候補でも台風の目や勝者にしたてあげてしまうというような実績があるため、この人の功績は米国政治史において前例のないくらいの偉業をたっした人らしいのでした。「おっ、おもろそう。」と私は勉強のことをとりあえずほったらかし、彼の公演に参加してきました。

フクヤマ氏の講演は大体100人いるかいないかでしたが、このカービル氏の講演は1000人以上の大講演でした。題がなんといってもAmerican Politicsとあったので、またまた硬い内容かなと思いましたが、そんなことはまったくなく、彼の話していた一時間半の間会場からは笑いと拍手が絶えず、予想と違いかなり新鮮でした。どうやら本人は(私はよくわからないのですが。)かなりテレビでも顔が売れているらしく、ラリーキングライブなどの番組にも出演歴があるそうで、彼のスピーチは完全にエンターテイメントのそれで、アメリカによくある、一人でマイクを持ちひたすら観客をわららしつづける、というスタイルをこのAmerican Politicsという硬い話題で貫いていました。ただ彼はミズーリ州出身とかで、かなりつよい南部のアクセントがあったため個人的には7割くらいしかわかりませんでした。(しゃべりもめちゃくちゃ早かったので。)

●それはともかく、さても明日からテスト軍団が到来します。まずは明日のGISのテストから。とにかく晴れ晴れとした心境で帰国したいものです。テストの感触がわるいとどうしても帰国後での後味が悪くなってしまいますので。ではまた。

m2.gif (992 バイト)

4.03.00

●さて毎学期お決まりのファイナルの季節になりました。例によってかなり忙しくなるとおもうので、多分この報告の次は帰国直前か直後になるとおもいます。この2週間では:

1・GISクラスのファイナルプロジェクトが今週の金曜日に締切り。いちおうGISのとっかかりくらいは自分で出来るようにするためのプロジェクトみたいで、アンア−バーの各公園に生息する動植物の種の数とそれぞれの公園のサイズとの関係などを調べてレポートとしてまとめること。10ページくらいになる予定。ちなみにこのプロジェクト今日始めたばっかりだったりして・・・。やば。

2・GISのクラスの第2回目のテストが来週の月曜日にあります。が、このすぐ直後に今学期すべての内容を網羅したファイナルの親玉のテストがあります。全部で2時間ぶっ続け。しっかしGISはよくわかりません。なんとかしてふんばりたいとはおもうけど・・・。

3・Sustainable Developmentのクラスではフィリピンの貧困に関して意見書をニューヨークタイムズでもどこでもいいから新聞社に投書すること、なんていう宿題が出ています。これも今週末まで。

4・このクラスのファイナルが来週の末にあります。といってもTake-Home Examという形ですので、計6つのエッセイの質問に各2ページの答えを提出するという形をとります。したがって計12ページのテストとなります。面白そうだけどほかのクラスとの兼ね合いもあるからちょっとめんどい。

5・都市計画のクラスのファイナルが来週の木曜日にあります。リーディングを最近まったくしてない。・・・ってそんなことしている時間さえなかったりします。まわりでもリーディングをしてる奴なんて見かけたことがありません。皆こんな感じです。

6・ドイツ語のテストが明日あります。それとファイナルプロジェクトが来週のいつかに多分提出なんでしょう。(←なにをするかもまだ知らされていなかったりして。)

7・フライブルク留学のための書類手続きをすませなくては行けません。寮の手続きとか諸々。でも今日オリエンテーションにいってきたんですが、言語・授業についてはめっちゃめちゃ疑問符で、学問のコミュニティーで生きていけるかどうかさえ不安ですが、それ以外の文化面、生活面、旅行面に関しては率直な感想はやっぱり、「う〜んいいなぁ。」フライブルクはほんっとうに綺麗な街です。またこの街の詳細を皆さんにお届けできるっていうのは本人にとってもかなり嬉しいものがあります。ということで嬉しい反面をちょこっと。

●例のインドアサッカーの試合が昨日の日曜日にありました。結果は7−5で我々の勝ち!3週間くらい前から一人でポチポチ練習をしてきたので先週の問題点だったスタミナ面での問題点はなくなりました。・・・が、

「バルドーがうるさい。」

・・・。うるさいんですよ。このスペイン人のバルドー(チームメイト。)って奴が。(まったくの愚痴ですけど。)完全にブラジルのドゥンガですね。まったくうっさいうっさい。50分の試合中叫びつづけてたもん。しかもときたまスペイン語で叫ばれるから、「はぁ?」が連発してました。

「おいおいインドアサッカーでそんな大げさにならんでいいのに・・・」

といおうとおもいましたが、もう試合中キレまくっていたのでそういうこともできずに彼のいうとおりにマークをせずに「スペースを作る」(←これをいいつづけて50分・・・。)ことだけに専念しました。・・・ってこのせいで3点取られたっちゅうね。まったく。そもそも屋内でスペースがまったくなく、しかも相手がそれほどうまくないのにスペースを作れもへったくれもないだろ、とぶつぶつおもいながらもバルドーのキレた顔をみるとま、いいか、と適当に流してこの結果です。あーぁでも3点損した。(巨人の私はセンターバック。)でもディフェンスってやっぱり地味です。なんだか日本の官僚社会にいるみたいで、完全に減点方式。ボールをクリアしても誉められず、かといってミスるとこっぴどく責められる・・・。あぁ、やっぱり屋外でパァッとプレイしてみたいもの。屋内ではどうも鬱憤がたまります。

てなわけで愚痴でした。多分来週の試合は忙しくて出られんと思うし、これが2000年のアメリカでの最後のサッカー(ちょっと偽物だけど。)の試合かな。ドイツに行っても趣味程度にはサッカーをしていきたいと思うけど、レベルがめっちゃ高そうなので、ちょっといくまえからビビッていたりします。

●この前いっていたビジネススクールのプログラムの合否は電話で尋ねたところ今週の中ごろだそうで、このせい(ほんとうは今日の月曜日だといってた。)で帰国のチケットを買う時期がまたずれてしまいました。ま、あと3,4日だからもう50歩100歩ですけどね。でも受かってるといいです。なんとか。(・・・いや、たのむ。)でもこれに受かってしまうと日本にいられる時間が一ヶ月しかとれないのでそういう意味で言うとちょっと複雑ですが、ま、ケセラセラということで、そのときはまたそのとき考えます。

●ということで来週くらいにまた日記を書けるように持っていきたいと思います。でもこれからいつものファイナルの忙しさ+プレッシャーの2週間が始まると思うと結構胃が痛い・・・。

●・・・しかし忙しいとはいえ、一大知的行事には参加します。なんとフランシス・フクヤマ(“The End of History”の著者。「文明の衝突」のサミュエル・ハンチントンと並び賞される世界的な学者。)がこの水曜日(4月5日に)ミシガン大にやってくるそうなのだ!彼の理論そのものは かなりアメリカ的(本人が日系3世だからよけいにその点が際立ってる。)なのですが、世界一流の学者にじかにあえる機会を見逃すわけにもいきませんので、これは是が非でも参加してきます。特に今回の特別講演の題材は情報化社会についてなので、いやいや垂涎もの。(と期待する。)ってなわけでこれについてもまた報告しますね。いや〜それにしてもやぱりこれは地の利(?)だろう、うん。