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8.05.00

●ということでHP消失事件からまだまった現状を復帰できていないこのサイトの作成者です。ビッグローブからは多分メールで通知が来ていたんだと思うんだけど、どっちにしろもう2年も前からビッグローブのメールアカウントを使ってこなかったのでこっちのアカウントのほうはとっくの昔に削除されていたんだけど、なぜだかサーバーにのこっていたサーバーの容量だけがわけがさっぱりわかりませんが残っていたようです。・・・ま、何はともあれ最悪の事態である、すべてのドメインをうしなう、なんてことはなんとかおこらないようにすることができたのでそこのところでは少しほっとしています。・・・が、やはりいままでちょくちょく遊びに来てくれていた皆さんを一気に切り捨ててしまった状態となっていることには少し以上に悪い思いでいっぱいであります。いやはや。

●ってなわけでこれからまたまた地道にこのサイトの喧伝作業にはいらんといかんわけですが、なにしろ前回もそういうことをあまり精魂込めてしてこなかったため今回もまったくやる気がありません・・・。大体力が入っているサイトはいろんな所から相互リンクとやらを駆使して来客を増やすんですが、私、そういうネット上の交友関係を築くなんていう器用な能力がないため、今までもそしてこれからもちまちま更新していくつもりです。もちろん、ヤフージャパンのほうには一応登録してある内容の変更届を出しましたが、現在の冷たいヤフーの対応をみているとまったくその可能性もなさそうです。「成功する留学」でのリンクはtakaaki.netで訂正して下さったので問題はないのですが、その他いろいろとリンクを貼ってくださっているサイトに、また早いこと知らせなければ・・・と考えている次第です。

ということでこれを見てくだっさっている皆様、良くぞこのサイトを見つけてくださいました。これからも、しかしこじんまりとやっていきます。今後ともよろしく。

●どうせ来客数(水商売みたいですが・・・。)が減ったんだからなんかまた新しいことをしようと“今“考えています。来客数のすこしばかしの多さというのはこれでも結構怖いもので、結局振り返ってみると来客数が増えるほど私の日記がつまらないものとなっていっているということにこの前ふと気づきました。そう。保守的になっていたわけね。いやぁ人間はかくももろいものなのでしょうか?結局いくらHPといえども義務っぽくやっちゃぁいけないのである、ということなのでしょう。なんだか急に文体もなんか柔らかくなってるし、またこの調子の惰性をつかったマイナーチェンジなどを“今“考えています。(今を強調しているのは明日ではこの惰性がなくなっているかもしれんということ。)なんだか硬い日記にも飽きてきたので柔らかい独り言的な報告をし始めたほうがこっちとしても楽かなと考え始めているわけです。

●さてさて、今さっき生態学のファイナルプロジェクトの論文を提出し終わったので、私に今さしかかっているスケジュールとしては、これから7時間後にナイアガラの滝とトロントを訪ねてこの週末の3日間を過ごす予定でおります。小学校時代の同級生がアメリカに遊びにくるということで、それならば、ということで一ヶ月前くらいからスケジュールを練って今にいたります。ま、もちろん今こうして書いているからといって明日その友達に会えるとは限らんのですが、とりあえず第一目標地点であるバッファローにいってまいります。・・・んじゃ気をつけて行ってまいりま〜す。

(ってほんまになんだか日記の格調が下がりましたな・・・。って始めからあったのか知らんけど。)

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7.23.00

●ご無沙汰してました。この2週間は生態学のプロジェクトの発表、テスト、そして論文の書きなおしを、進化生物学のクラスからはカタツムリの進化がテーマとなった新しい実習が始まったり、そして昨日にはこのクラスからのテストもあり、あまり寝れない日々が続いていました。この火曜日にもファイナルプロジェクトの提案書を書かないと行けないので明日もまたどたばたすると思います。今日はやっとゆっくりできそうな休みとなっているのでこうやって日記を書くことができています。

●もうそろそろここの生活にも慣れてきたように思います。遊びにきてもらったかはわかりませんが、私が現地や授業中に取った写真の載せた簡易HPをつくってあるのでまたおヒマなら見にきてください。アドレスは、
http://umbs.homepage.com/ です。

●生態学のほうは、もう一つのクラスの進化生物学に比べ数倍は厳しい内容となっています。何しろ朝の8時から5時までぶっ続けですからおしえてる先生も最後のほうにはくたくただし生徒になると5時前になると4,5人はいつも死にかけています。この前に出た論文の課題も、正式な生態学形式のアメリカのJournal of Ecologyに完全にのっとった文を求められるので書き方のめんどくささは半端ではありません。今までなれてきた一般の科学論文の形式がかなり通じないので、このクラスでの書き方のコツを得るまでかなり苦労しました。論文の結果のほうは、この時間が実ったのか、まわりの医学部志望の生物づくしの生徒たちがいる中でもかなり高い評価を得ることができました。

●科学論文というのは今まで一般的に慣れ親しんできたどの英語にも当てはまらないまったく違った分野の英語とその使いまわしをします。生物・化学関連のクラスは今まで結構とらなければならなかったので取ってきましたが、初めて科学論文形式の英語をかくという課題が出たときは非常に苦労しました。語彙のレベルももちろんのこと、特に書き方と使い方がまったく違いまして、このときは図書館にこもって、論文をひたすら読んで何とかスタイルのコツを得ようと必死でした。初回と比べれば、今のライティングは雲泥の差ですが、それでも今とっているBioStationのクラスで問われる論文の質は非常に高いものがあります。しかしいつものAnn Arborでの授業とは違い、教科書で実際に習っていることを直接屋外で確認するという作業がこのBioStationでは入ってくるため、メインキャンパスでの文字だけの授業とは全然違います。

●なにしろこのBioStationには研究用の施設のほか本当に何もないので、こうやって日記でお伝えするような目新しい内容にもあまり遭遇しないのですが、3日前に見たオーロラは十分目新しい部類に入ると思います。周りの生徒からもこのPellstonでは夏の天気のいい夜にはオーロラが見える、と聞いていたのですが、今までまったくそのような機会にめぐり合うことがありませんでした。見える条件としては、月が明るくなくて、雲のない晴れた日、というものです。

そしてちょうど3日前がその理想の日だったので、真夜中の12時くらいに食堂のベルが鳴ったときはそのときいた図書館から走って湖岸のビーチに行きました。生まれて始めての経験だったんですが、ついに肉眼で見ることができてかなり感動しました。でもTVなどでみる北欧のきらきら揺らめいているようなオーロラは見ることができませんでしたが、水平線から少し目を上げるとなんとなくそのような揺れがあったようにも見えました。どうやら月が少し明るすぎたようです。でもこれをなんとか写真に撮ろうと考え、何とかとった写真が今上に書いたHPの"Scenic Pictures"のところに更新してあります。もちろん画像の質は悪いですが、感度の低いデジカメでもここまでとれていると言うことで、このときのオーロラの明るさがわかったもらえると思います。撮ったのは夜の2時くらいです。また次回に見えるときがあればぜひともあの揺れるカーテン状態のオーロラを確認したいと思います。

●これは単なるうんちくなんですが、我々がいるPellstonという北ミシガンの町はなんと緯度48度以下(カナダ以南)のアメリカにおいて、一番気温が低い地点らしいです。なるほどそれもそうで、ここでは7月後半の夏真っ盛りというのに日によってはTシャツ長袖に分厚いジャケットを着こんでも少し肌寒いくらいの気温が続いています。しかし逆にいうとそれ以外の日中などは完全な避暑地の気温を楽しむことができるということです。もちろん暑くなるときは暑いのですが、そういうときは目の前の湖に飛びこめばいいのであって、そう言う意味では結構贅沢な場所なのかもしれません。そしてここの他のちょっとした楽しみといえば、毎日湖越しに見える夕暮れでしょうか。日によっては信じられないくらい綺麗な夕焼けを見ることができます。もちろんその夕暮れの写真も取れた分だけはしっかりと上のHPのところに載せてあります。また見てください。

●早いものがどうなのかわかりませんが、もうすでにここに着てから4週間がたとうとしています。これは毎回毎回出発の前には思うことなのですが、後4週間でヨーロッパ入りするとはこれまたまったく信じられません。現地入りのスケジュールも結構これまた忙しく、このセッションが終わるのが8月19日でその日の夜の10時くらいにAnn Arborの時分のアパートに帰り、荷支度を次の日の正午の飛行機に間に合うようにすませないと行けません。すなわちこのプログラムから12時間ですべての準備をしないと行けないわけです。今回のはもちろん単なるたびなどと違い、1年間ドイツに留学に行くわけですから、持っていくものも多岐にわたり、それを半日ですませることができるかどうか、ちょっと心配ですが、いつものことなのでもうそろそろ慣れてきました。具体的な特徴をいうと、ドイツ国内には食料品と医療品の海外からの送付が禁止されているため、今回私が手荷物として持っていく以外の分は、この2種類に限って言うと、あとからつけたしができません。したがって食料品と医療品は1年分どっさりと抱えて持っていかないと行けないわけです。ということでこれが荷物関連の状態です。

●ドイツに行くといえば私のドイツ語ですが、このまえゲッティンゲンからきたドイツの研究者がこのBioStationに少しの間滞在していたので、なんとか時間を縫って彼らと話す機会をもてたのですが、成果をいうと日常会話の情報はなんとかやり取りすることができました。このセッションには私と同じプログラムでフライブルクに行く、3年分のドイツ語(それに10歳のとき一年ほどドイツにすんでいたそう。)をとっている生徒がいるのですが、彼よりはまぁまともに喋ることができたので、こういってはなんですが、ほっと一安心しました。もちろん現地についてからのサバイバルにすべての注目が集まるところでしょうが、一ヶ月前のビジネススクールでであったミシガン大の生徒の流暢なドイツ語を聞いて以来の私のドイツ語に対する危機感が少しは薄れました。ということで最近ではなんとかおちついてドイツ語の勉強ができています。語彙力はまだまだ全然ありませんが・・・。(ってそれもかなりやばいけど。)

●これから2週間先の話しなのですが、8月5日から2日間をつかってカナダのトロントとナイアガラの滝を見に行ってきます。小学校時代の友達がアメリカに遊びにくるらしいことがわかり、そしてけっこううまいことスケジュールがあった(1日分はクラスを休まないといけませんが、それほどの被害はありません。)ので、両都市ともにまだいったことがないということもあり、この2日間はじっくり観光でもできたらなと考えています。