2005.07.05

タイムラグ・ケア

年月が経つと車の塗装ってくすんできますよね。新車と並べてみて初めて気づくそのくすみ。これは残留劣化汚染相と言うのが原因との記事を見つけました。いつもの洗車、シャンプーだけで特にその後のケアをしていなければ80%しか汚れは落ちていないという理論。しかも残りの20%は目に見えない汚れというのだから厄介ですね。これを繰り返していくうちに塗装面が持っている艶や輝きを失っていくと書いてありました。

その記事ではこの残留劣化汚染相を無くすためにタイムラグ・ケアを推奨していました。それは以下の通りです。ボディ表面に残っているワックスの除去から隅々に入り込んだシャンプー&ワックスなどの除去、樹脂パーツ、アルミ、プラスチックなど用途に分けたケミカル品の使用によるつや出し及び保護と言うフルメンテナンスを基礎に、汚れる度に行なうシャンプー洗車と言うような基本的な洗車を混ぜて、時間を軸に元の艶を取り戻す計画を立てるということでした。

まず最初にフルメンテナンス、そして2週間後にまたフルメンテナンス、その次は3週間後、その次は4週間後、この間に汚れたらシャンプーで基本的な洗車をすれば充分だそうです。(ここまでに要する日数は9週間)そして5回目以降はなんと3カ月後でOKと言う間隔です。これがきっちりできればフルメンテナンスは3カ月に1回でくすんだような汚れには進行しないということです。

何でもそうですが汚れたらこびりつく前に落とす、これ、車も同じですね。で、一度こびりついてしまったらこのタイムラグ・ケアで時間の間隔を計りながら輝きを取り戻すというのが良いらしいです。ビッチリと朝から晩まで洗車しても一度では輝きは戻らないようです。徐々に汚れを落として行って輝きを取り戻すほうが塗装面にも優しいとか。

あとやっぱりこの時期ってついつい洗車のタイミングが計れずに、何週間もそのままということないでしょうか?この梅雨の時期、雨だからと言って何週間も洗車をしないと言うことがどれだけ塗装面に汚れを蓄積させてしまうのかというのを毎年感じます。梅雨の時期は洗車しても翌日は雨、その気持ちで洗車するのが良いかと。奇麗な状態を保ちたいという気持ちはあるかと思いますがこの時期はまず無理ですので、気持ちを切り替えて梅雨の時期は汚れを蓄積させないための洗車と割り切って行なうと良いですよね。

そしてさらに梅雨の時期にお勧めなのが車への“シャワー”です。雨天走行時、家に着いて車を降りたらホースで車に“シャワー”を浴びさせましょう。事情により出来る方と出来ない方いらっしゃるかと思いますが、もし可能であれば、濡れた路面を走ってボディに跳ねた泥水やゴミを乾く前に真水で流すことでそれらのこびりつきを大幅に防ぐことが出来ます。時間にしてほんの1〜2分。ボディ表面だけではなくタイヤハウス内、車の底、F&Rバンパーの裏側など、さささ〜っと流すだけでその後の洗車もぐっと楽になりますので是非お勧めです。

まだまだ続く長雨。気持ちを切り替えて洗車もコンスタントに行なって頑張っていきましょう〜。(^_^)v

writer:トド