TOPお知らせ>証し
のどのいやし

 野中 久野   〜神様は本当に私をいやしてくださったのです〜



 私は保育園に勤めている者です。
 12年前になります。私ののどに異変が起こり始めました。
 声がかすれ、子供達と会話をすることが困難になり、家族にはジェスチャーで会話する場面が度重なっていきました。
 このような状態が3年間も続き、だんだんひどくなりました。
 職場を辞めなければならない、咽頭癌かもしれないという恐怖が襲ってきました。
 周りの人たちに促され、ちゅうちょしていた病院にやっと足を運びました。
 診断の結果、癌ではありませんでした。 医者は「職業病ですね。ポリープができています。放っておくと、もっと苦しくなりますよ」と手術を勧められました。
 手術には1週間の入院が必要とのことでした。家事をする私がいないと家族が大変なので、息子の夏休みを待って入院することにしました。

 入院日を決めなければと思っていたある日曜日、いつものように礼拝に出席するために教会へ行きました。 教会では何回も何回も神様を賛美する歌を歌っていました。
 歌と一緒に私の口は開かれていましたが、音は出ていませんでした。 その時
「神様、もう一度声高らかにあなたを賛美したいです!」と強い願いが込み上げてきました。

 礼拝が終わりに近づいた時でした。牧師が「いやしの祈りをします。病める所がありましたら、そこに手を置いて下さい」と言われました。
 私の手はとっさにのどに走りました。 そしていやしの祈りがされました。
 私は、いやしは否定していませんでしたが、自分にも起こるなどとは思ってもいませんでした。この時もそうでした。
 ところが、礼拝が終わり、車で帰る途中、しばらくして自分の声に気付きました。そして私は
「おや?私は歌っている。今、教会で歌えなかった賛美を...。
 そんなはずはない。のどを休めていたから歌えたのだ。
 またすぐ枯れる」
と自分に言い聞かせ、黙って走り続けました。
 でも、またその私が大声で讃美歌を歌っているではありませんか。
 「いやし?そんなはずはない」と自分に言い聞かせているにもかかわらず、私の口は閉ざされず、40分間の道をすっと賛美を続けました。
 それでもまだ「もしかして、神様は私をいやしてくださったのかしら」
「いやまだ分からない」と半信半疑で、神のいやしを信じ切ることはできませんでした。

 その夜、私は家族が寝室に入って行くのを見届けてから、聖歌の本を持ってバスルームに入りました。ここなら安眠妨害にならないと思ったからでした。
 「知っている讃美歌をみんな歌ってみよう。
  それでも声が枯れなかったら、いやしを信じよう」
と決めて、私は聖歌の1番から歌い出しました。

 私が知っている讃美歌は多くはありませんでしたが、
「お母さん!何時だと思っているの」と息子に注意された時には、600番近くになっていました。

 神様は本当に私をいやしてくださったのです。
 それから12年が過ぎました。
私の声は枯れていません。
園内行事の時でもマイクを使う必要がありません。
声が大きいのです。

神様は私ののどを完全にいやし強くしてくださったのです。

神様の恵みを感謝します。御栄光をほめたたえます。


『み声新聞』第9号 1999/6/20号掲載  

▲先頭に戻る 

TOPお知らせ   Mail

 

Copyright 2001〜2002
The Lord's Cross Christian Center Nagaoka Church