■一分間劇場〜ドラゴンクエスト4〜クリフトとブライ ブライ 「むう、姫様のおてんばにも困ったものじゃ。」 クリフト 「そうですねえ。」 ブライ「もう姫様もよいお年頃、そろそろ女らしくしてもらわねば。」 クリフト 「…それはそのとおりなのですが、ブライ様、姫様を女らしくさせるために、我らはいかにすれば宜しいのでしょうか?」 ブライ 「むう。」 クリフト 「魔王との戦いを乗り越えられた姫様は、自分の武道家としての実力に自信をお持ちになっておられるご様子。女らしくせよ、と諫言したところで聞き入れていただけるとは思えません。」 ブライ 「…それもそうじゃのう。だが、このままでは嫁の貰い手がないわい。」 クリフト 「それはそうですけど…。」 ブライ 「姫様がよき婿がねを得られなければ、早晩、我がサントハイムは滅びてしまうのだぞ。」 クリフト 「し、しかし、そんじょそこらのお相手では姫様が満足されるとは思えませんし。”サントハイムのアリーナ姫”と結婚を望む王子はなかなか見つからないかと…。」 ブライ 「…」 クリフト 「それに、私は姫様は今のままでいいのではないかと思われるのです。」 ブライ 「そうかのう…わしにはあまりそうは思えんが…。」 クリフト 「そんなことはありません。姫様は今のままで充分魅力的です。」 ブライ 「……いや…そういう問題では…」 クリフト 「はぐれメタルを瞬殺できる他は、普通の女の子じゃないですか。そんな欠点くらい、笑い飛ばせないような度量の小さい男性は、姫様には相応しくないのではないでしょうか。」 ブライ 「…ないですかって…普通かのう…それは。」 クリフト 「きっといずれ、そういう方が現れると思います。だから、今すぐご結婚を…というのは…。」 ブライ 「…そういう相手が現れなかったら、自分が…とかちょっとおもっとるじゃろう?」 クリフト(ギクッ!) 「は…はははは。そんなことは…」 ※ドラクエ4PS移植決定記念!てことで。 |