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■一分間劇場〜フィッチャーとクラウス

フィッチャー

「おや、クラウスさん。こんな時間にお昼ですか?」

クラウス

「ええ、ちょっと仕事のきりがつかなくて。フィッチャーさんも?」

フィッチャー

「はは、私も人のことは言えませんね。」

ハイヨー

「クラウスさん、お待たせアルよ〜。」

(ハイヨーがクラウスの前に、ラーメンを置いた。)

クラウス

「ありがとうございます、いただきます。」

フィッチャー

「……クラウスさんは、えらく庶民的な食べ物を注文してますねえ。あ、ハイヨーさん、私は炒飯セットでお願いします。」

ハイヨー

「了解アルよ〜。今日は中華料理が馬鹿うけね〜。」

(ハイヨーは嬉しそうに厨房に去る。)

クラウス

「うーん、本当はA定食にしようと思ってたんですけど、ここに座ったら急にラーメンが食べたくなってしまって…。」

フィッチャー

「そういえば、私もB定食にするつもりで…??」

クラウス・フィッチャー

「……??」

(二人は顔を見合わせて、厨房で楽しげに油を飛び散らせながら、中華鍋を操るハイヨーの姿を見た。)

フィッチャー

「なんといいますか……その……。」

クラウス

「中華料理を食べたくなる雰囲気ですよね……。」


(2006/05/05)


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