モドル

ハルモニアン一分間劇場 その十 ササライとディオス

ササライ
「えーっと、誰かディオスを見なかった?」
ハルモニア兵
「ディオス?そのお方はどんな方ですか?」
ササライ
「あー、えーっと僕の参謀なんだけどね……えーっと背が高くて、割と地味な金髪で……。」
ハルモニア兵
「金髪……。」
ササライ
「あ、そうだ。よく目立つ鼻をしているよ!」
ハルモニア兵
「!!ああ、その方でしたら、先ほど兵舎の方でお見かけしました。」
ササライ
「ありがとう。助かるよ。」

後日
ササライ
「ちょっといいかな。誰かディオスを知らない?」
ハルモニア兵
「ディオス……あぁ、あの鼻に特徴のあるかたですね。」
ササライ
「そうそう、鼻が特別なディオスだよ。」
ハルモニア兵
「ササライ様の後ろにいらっしゃいますよ。」
ササライ
「おや、ディオス。いつの間に?」
ディオス
「……ササライ様、お願いですからそういう探し方はやめていただけませんでしょうか?」
ササライ
「???」

(2007/11/16)


※鼻はディオスのチャームポイントか?
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