にちえい
菊
「あえて逆カップリング…ねえ…で、私がアーサーさんを口説けばいいわけなんでしょうけど…。」
菊
「いきなり挑戦するのもアレなので。まずはイメトレを…ですね。」
菊
「どうなさったんですか?そんな顔をなさって?」
菊
「ああ、長い間会えなくて寂しかったと…私も同じですよ、アーサーさん。」
菊
「薔薇の花弁に触れるたびに、あなたの肌を思い出しておりました。」
菊
「………………………」
菊
「…こんなことを言おうものなら、即18禁エンドですね…。」
にちど 1
サディク
「ハァ?今日は菊さんが攻める?なんだかよくわかりやせんが、菊さんがしたいっていうのなら俺は構いませんぜ。」
菊
「急にこんなことを申しあげまして…。恐れ入ります。すいません。」
サディク
「いや、そんな謝らなくても…。ところで菊さん?」
菊
「はい、なんでしょうか?」
サディク
「攻ってなんですかい?」
菊
「そこからですか!?」
にちど 2
サディク
「へぇ!!!菊さんが俺を口説いてくれるってかい?そりゃ、嬉しいねえ。こっちからお願いしたいくらいですぜ。」
菊
「そんなものなんですか?」
サディク
「へへ、だって、いっつも俺ばっかりseni seviyorum(愛してる)だのgulum(私の薔薇)だの言ってますからねい。たまには菊さんのほうから言われてみたいねえ。」
菊
「………そんなストレートな口説き方は、私にはできませんけど…。」
サディク
「いいっていいって。早くやってみてくださいよ、菊さん。」
菊
「……」
菊
「そ、そんな期待に満ちた目で見ないでください〜〜!!」(脱兎)
サディク
「って、ちょっと、菊さん!!なんで俺を口説いてくれねぇんですかい!!」
にちふ
菊
「おや、ギルベルトさん。お顔に何かついてますよ?」
ギルベルト
「うっせーよ。エリザベートにやられたんだ。お前、わかってて聞いてんだろ?」
菊
「滅相もありません。でも、いい加減余計な手出しはおやめになられればとは思っておりますが。」
ギルベルト
「…余計な御世話だ。大体、最近お前生意気だぞ。」
菊
「そうですか?師匠の教育の賜物だと思っておりますけど。」
ギルベルト
「俺はお前に礼儀作法なんて教えてねーだろうが。」
菊
「おや、そうでしたでしょうか?」
ギルベルト
「そうだよ!」
にちき
菊
「えーー、だので、逆カップリングというのを試してみたいんです、けど。」
ヘラクレス
「菊が…したいなら…俺は…構わない…」
菊
「ありがとうございます、ヘラクレスさん」
ヘラクレス
「別に…いい。1回くらい…菊が上になっても。」
菊
「え、上?」
ヘラクレス
「残りの三回は…俺が上に…なるから…」
菊
「え?三回?」
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