モドル

■一分間劇場 サディクと菊 1


「サディクさんの料理、とても美味しいです。」
サディク
「お褒めに預かり光栄ですぜぃ。」

「こんなに美味しいものが食べられるなんて、私…生きててよかった…」
サディク
「ちょいと褒めすぎでさ…でも、悪い気はしやせんね。」

「嘘じゃないです。きっと毎日食べても飽きないです。」
サディク
「……もし菊さんがこれにサインしてくれたら、毎日作ってあげられますぜ、なんて…ね。」
サディク、ポッケの婚姻届を握りつぶす。

「サイン?何の話ですか?」
サディク
「なんでもありやせんよ。あんたが美味しそうに食べてくれるのを見てるだけで、俺は満足ってこってす。」

「?????」

 見た目と違って押しの弱いイメージがあります。

08/12/10
モドル