■マスターの御為に その参
ばーさーかー
「今でもあおいさんのことを思っていらっしゃるのですね、かりや」
かりや
「いや、まあ。面と向かってそう言われると恥ずかしいけど、そうかもしれない。」
ばーさーかー
「思い人に会えない辛さ、私にはよくわかります。」
かりや
「そうか…お前も…」
ばーさーかー
「ですから、あなたの苦しみを少しでも癒す方法を考え付きました。私の宝具を使って私があおいさんの姿でおそばに仕えます!」
☆ばーさーかーの宝具:己が栄光の為でなく(フォー・サムワンズ・グロウリー)は狂化してなければ、変身能力を発揮する。
かりや
「へ?」
ばーさーかー
「姿はあおいさんでも中身は私ですから。手をつないでいただいても、抱きしめていただいてもかまいませんよ、かりや。勿論、愛の言葉を囁いていただいても。私は気にしません。」
かりや
「……………」
かりや
「まとうかりやが令呪をもって命ずる。キャメロットへ戻って、もう二度と帰ってくるな!」
ばーさーかー
「ええっ!?何故です、かりや!?どうして喜んでくれないのですか!?」
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