■マスターの御為に 誕生日編
ばーさーかー
「かりや、誕生日とお聞きしました。おめでとうございます。」
かりや
「ありがとう。というものの、俺ももうすぐ三十路だからなあ。喜んでいいのかわからないよ。」
ばーさーかー
「誕生の祝というものは、相手が生まれてきてくれたことを感謝すること。年齢を重ねたからといって、それが損なわれることはありません。」
かりや
「あっそ。お前はいつも真面目だな。」
ばーさーかー
「騎士ですからね。」
かりや
「そういうもんなのか、まあいいけど。」
ばーさーかー
「では、我がマスターにサーヴァントからささやかではありますが、祝いの言葉をささげます。」
かりや
「好きにしてくれ。」
ばーさーかー
「貴方の生誕の日を寿ぎましょう。どうかいつまでも健やかに過ごされんことを。」
かりや
「お前がいる限り無理だろ、それ。お前を現界させてるだけで、俺の寿命ちぢんでるし。」
ばーさーかー
「ま、またー。そんな身も蓋もないことを・・・。」
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