■嗚呼、神父様 その壱
きれい
「君が間桐かりやか。」
かりや
「あんたは教会の・・・。」
きれい
「言峰きれいだ。この度の戦争ではわが父りせいに代わり、監督を務めている。早速だが、遠坂ときおみを倒すため、君に協力をお願いしたい。私に協力してくれれば、君が聖杯を手にできるよう微力を尽くそう。」
かりや
「なんだって?あんたはときおみと組んでいたはずだ、なんで俺に便宜を図る?」
きれい
「わが父りせいの死は遠坂ときおみの責。それを知ったからだ。こんな理由では納得できないかね?」
かりや
「そうか。なるほど。わかった、なら俺もあんたに協力するよ。」
きれい
「・・・・・・なんだと?」
かりや
「あんたを信じる、俺に聖杯をくれるんだろ?」
きれい
「・・・・・・・・・っ。」
かりや
「神父?」
きれい
「かりや、君はもう少し人を疑うということを覚えたほうがいい。こんなに簡単に信じられては、あまりに張り合いがなさすぎる。」
かりや
「え?え?え?」
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