■一分間劇場 お友達は蟲です。 その弐
蟲たち
「かりやー、かりやー。」
かりや
「あー、もう。五月蠅いなあ。頼むから一匹ずつ喋ってくれよ。」
蟲たち
「かりや、お腹減ったー。さくら、食っていい??」
かりや
「だ、駄目に決まってんだろ!!」
蟲たち
「お腹減ったよー、かりやー。魔力、魔力、まぁりょぉくー!食わせてくれないと、死んじゃうよー、かりやー。」
かりや
「わかったよ、じゃあ、あそこにある遠坂って家に行って、赤い服を着た似非優雅な男を食っておいで。」
蟲たち
「はーーい。」
かりや
「……。」
かりや
「……うん。この手は使える。」
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