■一分間劇場 お友達は蟲です。 その四
蟲たち
「かりや、見ててね、僕たちであの赤いおじさんを倒しちゃうからー。」
かりや
「!お前たち、油断するなよ!危ないと思ったら引き返すんだぞ!」
蟲たち
「だいじょーぶー。」
ときおみ
「…………」
ときおみ
「Intensive Einascherung」―我が敵の火葬は苛烈なるべし
蟲たち
「うわああああああんんん!!かりやー!かりやー!!あのおじさんがひどいことするよー!」
かりや
「ときおみ!なんてひどいことをするんだ、お前は!!蟲たちが可哀そうだろうが!」
蟲たち
「火で攻撃するなんてひどいよー、燃えちゃうよー!」
ときおみ
「…………」
ときおみ
「かりや、私たちは聖杯戦争をしているのだけどね。」
かりや
「知ってるよ、そんなこと!だからなんだよ!?」
ときおみ
「いや、だから。お互い”殺し合いをしている。”ということなのだけれどもね。」
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